Social Media Labによると、日本国内のTwitterのアクティブユーザー数は約4,500万人(2017年10月時点)で、LINE・YouTubeに次ぐユーザー数を誇ります。
さまざまな世代が利用するTwitterは、情報発信の場としてだけでなく、情報収集ツールとしても大きな価値を持つことは言うまでもありません。
そこでこの記事では、情報収集ツールとしてTwitterを活用したい方向けに、コピペですぐに使えるTwitterの便利な検索コマンドについて紹介します。
特定ユーザーのツイートを検索する方法、期間・いいね・リツイート数での検索、検索コマンドが使えない時の対処法なども解説するので、参考にしてください。
この記事の目次
- 1 Twitter検索コマンド一覧
- 2 Twitterでの検索の基本
- 3 特定のユーザーのツイートを検索するTwitterの検索コマンド
- 4 日付や期間を指定するTwitterの検索コマンド
- 5 画像・動画・リンクなどのメディアを含むツイートを検索するコマンド
- 6 上級者は知っておきたい高度なTwitterの検索コマンド
- 6.1 「””」完全一致検索
- 6.2 「#」特定のハッシュタグがついたツイートを検索
- 6.3 「-」特定のキーワードが含まれたツイートを除外する
- 6.4 「min_retweets:」指定した数値以上のリツイートがあるツイートを対象に検索
- 6.5 「min_faves:」指定した数値以上の「いいね」があるツイートを対象に検索
- 6.6 「include:nativeretweets」リツイートを検索結果に含める
- 6.7 「filter:nativeretweets」リツイートのみを対象に検索
- 6.8 「near:場所 within:範囲」場所を指定してツイートを検索
- 6.9 「geocode:」場所を緯度・経度・範囲で指定してツイートを検索
- 6.10 「lang:」言語を指定して検索
- 7 Twitterの検索コマンドが上手く使えない・できない原因と対処法
- 8 検索コマンドでTwitterを情報収集ツールとして使いこなそう
Twitter検索コマンド一覧
以下で紹介するTwitter検索コマンドの一覧をまとめました。リンクをクリック・タップすると、該当の箇所へ遷移するので、気になるコマンドを確認してみてください。
- 「from:ユーザーID」:特定ユーザーのツイートのみを表示
- 「キーワード -from:ユーザーID」:特定ユーザーのツイートを除外して表示
- 「to:ユーザーID」:特定ユーザーに対するリプライ・メンション・返信を表示
- 「since:yyyy-mm-dd」:指定した年月日からのツイートを検索
- 「until:yyyy-mm-dd」:指定した年月日までツイートを検索
- 「filter:images」:画像が含まれたツイートのみを表示
- 「filter:videos」:動画が含まれたツイートのみを表示
- 「filter:links」:リンクを含むツイートのみを表示
- 「url:」:指定したURLを含むツイートを表示
- 「filter:verified」:認証アカウントを対象に検索
- 「””」:完全一致検索
- 「#」:特定のハッシュタグがついたツイートを検索
- 「–」:特定のキーワードが含まれたツイートを除外する
- 「min_retweets:」:指定した数値以上のリツイートがあるツイートを対象に検索
- 「min_faves:」:指定した数値以上の「いいね」があるツイートを対象に検索
- 「include:nativeretweets」:リツイートを検索結果に含める
- 「filter:nativeretweets」:リツイートのみを対象に検索
- 「near:場所 within:範囲」:場所を指定してツイートを検索
- 「geocode:」:場所を緯度・経度・範囲で指定してツイートを検索
- 「lang:」:言語を指定して検索
Twitterでの検索の基本
ここでは、Twitter検索での基本テクニックを5つ紹介します。まずはここから。
- 検索ウィンドウで知りたいキーワードで検索する
- 5つの項目で検索可能
- 複数のキーワードを組み合わせるAND検索
- 少なくとも1つのキーワードを含むOR検索
- 検索フィルターでアカウントと場所を指定
検索ウィンドウで知りたいキーワードで検索する
Twitterで自分が知りたい情報を得たい時の基本として、まず検索ウィンドウを使いましょう。
ホーム画面の虫眼鏡のマークから、検索ウィンドウは利用できます。
5つの項目で検索可能
検索ウィンドウを利用すると、検索結果が
- 話題のツイート
- 最新
- アカウント
- 画像
- 動画
の5つの項目に分かれて表示されます。
話題のツイート
話題のツイートの項目では、返信・リツイート・いいねなどの話題を集めているツイートを対象に検索が行えます。
最新
最新の項目では、キーワードに関連した日付の新しい最新のツイートが表示されます。
アカウント
アカウントの項目では、キーワードがアカウント名やプロフィールに含まれたアカウントが表示されます。
画像
画像の項目では、キーワードに関連したツイートで、画像を含むものが表示されます。
動画
動画の項目では、キーワードに関連したツイートで動画を含むものが表示されます。
複数のキーワードを組み合わせるAND検索
AND検索は「テック キャンプ」のように複数のキーワードを組み合わせて行います。
対象をより絞り込みたいときに、条件を詳しく設定できるAND検索が役立つでしょう。
少なくとも1つのキーワードを含むOR検索
OR検索は「テック OR キャンプ」のように利用し、どちらかのキーワードを含むツイートを対象に検索が行えます。
対象のキーワードを増やし、より検索対象を拡大したいときに便利です。
検索フィルターでアカウントと場所を指定
検索フィルターを利用すると、検索対象のアカウントや場所を絞り込めます。
検索フィルターは検索ウィンドウ右側のメニューから利用可能です。
また、高度な検索を利用すると、
- キーワードのAND検索とOR検索
- キーワードとの完全一致での検索
- キーワードの除外
- ハッシュタグを含む
- 言語の指定
- 特定のアカウントの送信
- 特定のアカウント宛て
- 特定のアカウントへの@ツイート
- 日付指定
といったより複雑な設定が行なえます。検索コマンドと併せて、検索フィルターも上手く活用することがTwitterでの情報収集のコツです。
特定のユーザーのツイートを検索するTwitterの検索コマンド
Twitter検索の基本を踏まえて、ここでは特定のユーザーのツイートを探す検索コマンドを4つ紹介します。
- 「@ユーザーID」特定のユーザーに関するすべてのツイートを表示
- 「from:ユーザーID」特定のユーザーのツイートのみを表示
- 「キーワード -from:ユーザーID」特定のユーザーのツイートを除外して表示する
- 「to:ユーザーID」特定のユーザー宛てのリプライ・メンション・返信を表示
「@ユーザーID」特定のユーザーに関するすべてのツイートを表示
「@ユーザーID」で検索すると、特定ユーザーのツイート・リプライ・メンションなどがすべて表示されます。
「from:ユーザーID」特定のユーザーのツイートのみを表示
「from:ユーザーID」で検索すると、特定のユーザーが発信したツイートのみが表示されます。
「キーワード -from:ユーザーID」特定のユーザーのツイートを除外して表示する
「キーワード -from:ユーザーID」で検索すると、特定のユーザーのツイートを場外して、キーワードで検索が可能。
ツイートを検索する際に、アカウント名などにそのキーワードが含まれていることで、関連性の低いものが表示されることがあります。
そのような場合には、そのユーザーのツイートを除外して情報を整理するのがおすすめ。情報収集の効率が大幅にアップします。
「to:ユーザーID」特定のユーザー宛てのリプライ・メンション・返信を表示
「to:ユーザーID」で検索すると、そのユーザーID宛のリプライ・メンション・返信が表示されます。
日付や期間を指定するTwitterの検索コマンド
ここでは、日付や期間を指定するTwitterの検索コマンドを2つ紹介します。
- 「since:yyyy-mm-dd」指定した年月日からのツイートを検索
- 「until:yyyy-mm-dd」指定した年月日までツイートを検索
「since:yyyy-mm-dd」指定した年月日からのツイートを検索
「since:yyyy-mm-dd」と入力すると、指定した年月日からのツイートを検索できます。
その日付よりも前のツイートを検索対象から除外したい場合に便利です。
「until:yyyy-mm-dd」指定した年月日までツイートを検索
「until:yyyy-mm-dd」と入力すると、指定した年月日より前のツイートを検索できます。
sinceもuntilのどちらも、2021や2021–01のような途中までの入力では検索できないので、注意してください。
また、since:とuntil:を組み合わせると、さらに細かい期間に絞ってツイートの検索が可能。
画像・動画・リンクなどのメディアを含むツイートを検索するコマンド
ここでは、画像・動画・リンクなどのメディアに関連した内容を含むツイートを検索するコマンドを5つ紹介します。
- 「filter:images」画像が含まれたツイートのみを表示
- 「filter:videos」動画が含まれたツイートのみを表示
- 「filter:links」リンクを含むツイートのみを表示
- 「url:」指定したURLを含むツイートを表示
- 「filter:verified」認証アカウントを対象に検索
「filter:images」画像が含まれたツイートのみを表示
「filter:images」を利用すると、ツイート内にキーワードと画像が含まれたコンテンツのみを対象に検索が行なえます。
「filter:videos」動画が含まれたツイートのみを表示
「filter:videos」を利用すると、ツイート内にキーワードと動画を含むコンテンツを対象に検索を実行できます。
「filter:links」リンクを含むツイートのみを表示
「filter:links」を利用すると、ツイート内にWebページのリンクを含むコンテンツを対象に検索を実行できます。
「url:」指定したURLを含むツイートを表示
「url:」を利用すると、指定したURLを含むツイートを対象に検索が可能。
「filter:verified」認証アカウントを対象に検索
「filter:verified」は、認証アカウントのみを対象にTwitter上で検索が可能。
なりすましアカウントなどを除外して、著名人の公式のツイートを調べたいときに便利です。
上級者は知っておきたい高度なTwitterの検索コマンド
ここでは、基本の検索コマンドを理解した人向けに、さらに高度なTwitterの検索コマンドを厳選して10個紹介します。
- 「””」完全一致検索
- 「#」特定のハッシュタグがついたツイートを検索
- 「-」特定のキーワードが含まれたツイートを除外する
- 「min_retweets:」指定した数値以上のリツイートがあるツイートを対象に検索
- 「min_faves:」指定した数値以上の「いいね」があるツイートを対象に検索
- 「include:nativeretweets」リツイートを検索結果に含める
- 「filter:nativeretweets」リツイートのみを対象に検索
- 「near:場所 within:範囲」場所を指定してツイートを検索
- 「geocode:」場所を緯度・経度・範囲で指定してツイートを検索
- 「lang:」言語を指定して検索
「””」完全一致検索
「”テックキャンプ”」のようにキーワードを「””」で囲むことで、完全一致するキーワードが含まれたコンテンツのみを検索できます。
「#」特定のハッシュタグがついたツイートを検索
特定のハッシュタグでツイートを検索したい場合には、「#テックキャンプ」のように「#」を先頭につけて検索してください。
「-」特定のキーワードが含まれたツイートを除外する
特定のキーワードが含まれたツイートを除外したい場合には、キーワードの前に「-」をつけて検索してください。
「min_retweets:」指定した数値以上のリツイートがあるツイートを対象に検索
指定したリツイート数以上のツイートを対象に検索したい場合には、「min_retweets:」を使って検索を実行します。
「min_faves:」指定した数値以上の「いいね」があるツイートを対象に検索
指定した数値以上の「いいね」がついているツイートを対象に検索したい場合には、「min_faves:」を使います。
「min_retweets:」「min_faves:」を利用すると、キーワードに関連した人気のツイートを簡単に調べることが可能です。
「include:nativeretweets」リツイートを検索結果に含める
パソコンでTwitterの検索を利用すると、結果にリツイートはデフォルトでは表示されません。
リツイートを含めた検索結果を表示したい場合には「include:nativeretweets」を使いましょう。
「filter:nativeretweets」リツイートのみを対象に検索
「filter:nativeretweets」を利用すると、リツイートのみを対象に検索が可能。
「near:場所 within:範囲」場所を指定してツイートを検索
ツイートされた場所を指定して検索したい場合には、「near:場所 within:範囲(半径)」を使って検索してください。
「geocode:」場所を緯度・経度・範囲で指定してツイートを検索
より正確な場所を指定してツイートを検索したい時には、「geocode:緯度,経度,範囲」を利用してください。
ちなみに、Google マップで駅や店などが何もないところをクリックすると、手軽に緯度経度が得られます。
「lang:」言語を指定して検索
特定の言語を対象にTwitter上で検索したい場合には、「lang:言語コード」を利用します。
言語コードはja(日本語)やen(英語)など、ISO639で定義されている略称を使えばOKです。
▶️ISO-3166 国コードと ISO-639 言語コード – Oracle Technology Network
Twitterの検索コマンドが上手く使えない・できない原因と対処法
ここでは、Twitterの検索コマンドが上手く使えない時の原因と対処法を5つ紹介します。
- 「:」 を付け忘れている
- コマンドの間に半角スペースがない
- 余計なスペースが入っている
- 「-」と「_」を間違えている
- そもそも検索対象が非公開
「:」 を付け忘れている
検索コマンドが上手く機能しない時には、まず「:」を付け忘れていないか確認しましょう。
Google 検索などであれば、少し間違えても自動で補完・修正してくれたり、代替のキーワードを提示してくれたりするもの。
しかし、そのような感覚で利用すると、Twitterの検索コマンドは上手く機能しません。検索コマンドが使えないと感じたときは、「:」などの記号が抜けていないかしっかり確認してください。
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コマンドの間に半角スペースがない
「:」と同じように忘れがちなのが、半角スペース。
複数のコマンドを組み合わせるときは、それぞれのコマンドを分ける半角スペースがあるか確認しましょう。
余計なスペースが入っている
上記とは逆のケースで、余計なスペースが入っていて機能しない場合も。
検索コマンドに余計なスペースがないか、また半角スペースが全角スペースになっていないか確認しましょう。
「-」と「_」を間違えている
「-」と「_」を間違えると、検索コマンドは正しく動作しません。全角記号も同様ですので注意してください。
そもそも検索対象が非公開
検索コマンドは正しくても、該当ツイートのアカウントが鍵アカウント(非公開ツイート)の場合には、検索結果に表示されません。
そのような非公開ツイートを見るためには、対象のアカウントからフォローを許可される必要があります。
検索コマンドでTwitterを情報収集ツールとして使いこなそう
TwitterはGoogle 検索などとは異なり、ユーザーと距離の近い情報が手に入ることが魅力。
一方で、盛んな情報発信が行われる分だけ対象が多くなります。そのため、ビジネスツールとしてTwitterを使いこなすのであれば、情報を絞り込むためのテクニックが求められます。
今回紹介した検索コマンドを駆使すれば、Twitterを情報収集ツールとして今まで以上に使いこなせるでしょう。
ぜひ今日から検索コマンドを活用してください。
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