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【VR初心者向け】ヘッドマウントディスプレイ製品比較3選

更新: 2019.02.07

あなたはVRに興味があるものの、様々なメーカーからヘッドマウントディスプレイが発売されているため「どれを選べばいいのか分からない」と悩んではいませんか?

VR元年と呼ばれた2016年を経て、各メーカーは低価格なヘッドマウントディスプレイから、ハイエンドのデバイスまで、幅広いラインナップを取り揃えています。VRヘッドマウントディスプレイには、画面性能や操作体系、VR開発のしやすさなど、デバイスごとに特徴があります。

今回は、各デバイスの性能・特徴を比較し、ご紹介します。
この記事を読めば、「もし一台だけ、VRヘッドマウントディスプレイを買うならどれを選ぶべきなのだろう」という疑問を解消できるでしょう。

VRヘッドマウントディスプレイのオススメ三選!

今回、オススメのVRヘッドマウントディスプレイとしてご紹介するのは

  • Oculus Rift
  • HTC Vive
  • PlayStation VR

の三つです。

いずれのデバイスも高機能で、Gear VRやGoogle Cardboardに代表される「スマホVR」と比較すると、描画能力が非常に高く、リッチなVRコンテンツを楽しむことができるのが特徴です。

スマホVRには、処理能力の限界という大きな問題もあります。
リッチで、インタラクティブ性が高い本格的なVRゲームをプレイするには、スマートフォンを上回る高機能なVRデバイスが必要となります。

今回、紹介する三つのデバイスは性能が高く、そうした問題をクリアしています。
どのデバイスを選んでも、存分にVRを楽しむことができるでしょう。

Oculus Rift

Oculus社が開発・販売しているVR向けヘッドマウントディスプレイです。

今のVRブームの火付け役となったのは、Oculus社が開発したヘッドマウントディスプレイであり、たくさんの試作機を経て2016年3月についに製品版であるOculus Rift CV1が発売されました。

oculusrift

出典:Oculus公式サイト

Oculus社はマイクロソフト社と提携しているため、X Box OneのゲームをOculus Riftでプレイすることが可能となっています。

HTC Vive

HTC社とValve Corporation社により共同開発された、VR向けヘッドマウントディスプレイです。

HTC Viveは他のVRヘッドマウントディスプレイとは異なり、「ルームスケール」と呼ばれる約5m四方を歩きながらVRを体験できます。

HTC Vive

出典:VIVE

HTC Viveには、Viveモーションコントローラーが同梱されています。
VRの中でコントローラを手として扱うことができるようになるため、より現実に近い形でVRをプレイできます。

同様のデバイスには、Oculus Rift向けのOculus Touchが存在します。
Oculus Touchを手に入れるためには、Oculus RiftとTouchの同梱版を購入するか、Touchを単体で買う必要があります。
コントローラーがはじめから同梱されていることは、Viveの魅力の一つでもあるでしょう。

SteamVRで無料ダウンロードできる「The Lab」は、実際に弓をひいて矢を撃っているような感覚を楽しめる内容となっています。

PlayStation VR

SONY社が開発・販売している、VR向けヘッドマウントディスプレイです。

PlayStation VRは、Oculus Rift・HTC Viveとは違い、PCではなく、Playstation 4でプレイできます。

PlayStation VR

出典:SONY PlayStationVR

PlayStation VRはPlayStation 4のVR対応ソフトであれば、PlayStation VRを用いてソフトをプレイ可能です。

もちろんPlayStation VR専用に作られているゲームも多数配信されており、PlayStationVR対応ソフトがDUALSHOCK® 4で操作できます。

PlayStation 4にも専用のモーションコントローラーがあります。

PlayStation MoveというモーションコントローラーでVR内で実際に動作します。

各HMDの性能と価格についての比較

以下は、各ヘッドマウントディスプレイの比較です。

  OculusRift HTC Vive PlayStationVR(PS Camera同梱版)
国内価格(税込) 63,800円 107,784円 53,978円
発売日 2016年3月 2016年4月 2016年10月
画面解像度(片目) 有機EL 1080×1200 有機EL 1080×1200 有機EL 960×1080
視野角 110 110 100
リフレッシュレート 90Hz 90Hz 120Hz
コントローラー OculusTouch(別売) SteamVRコントローラー PlayStation Move(別売)

価格

価格はOculus Riftは63,800円、HTC Viveは100,000円に近い額となっていますが、PlayStation VRは50,000円前後で購入可能です。

HTC ViveのみVR内で使えるモーションコントローラーが付属しています。
Oculus Rift、PlayStation VRでモーションコントローラーを使う場合は、Oculus Touch(約12,800円)、PlayStation Move(5,378円税込)を買う必要があります。

画面の性能

視野角(ディスプレイを斜めから見たときにどの角度までなら画面を正しく見えるか)がPlayStation VRはOculus Rift・HTC Viveと比べて10度狭いので少し画面を見づらい印象です。

ポジショントラッキング

ポジショントラッキングというのは、ヘッドマウントディスプレイの位置や角度などを認識する技術です。

OculusRift・PlayStationVRはポジショントラッキングを行うために、それに対応したトラッキングセンサーが必ず必要です。
Oculus Riftには、トラッキングセンサーが同梱されています。

トラッキングセンサーは本体のみの場合には一つ、Oculus Touch同梱版には二つ付属します。
PlayStationVRは、専用のPlayStation®Cameraが同梱されているセットが販売されています。

PlayStationVRのみを購入した方は別途PlayStation®Camera(6,458円税込)を買う必要があります。
そのカメラを正面に置くことによってヘッドマウントディスプレイの位置やPSMoveといったコントローラーの位置を検出することが可能です。
HTC Viveはベースステーションと呼ばれる装置を用いることで、約5m四方の空間をVR空間として認識でき、その中を実際に動き回る(ルームスケール)ことができます。

HTC Viveに比べ、トラッキング範囲が狭いという難点はあるものの、Oculus Riftもルームスケールが可能です。
OculusRiftでルームスケールを行う際には、3つのセンサーを使うことが推奨されています。
また2つのセンサーによるルームスケールも実験が進んでおり、将来的には2つのセンサーでのトラッキングに正式対応する可能性があります。

HMDに対応してるPCについて

Oculus Rift・HTC Viveを動かすためには、「VR Ready」と呼ばれる高い性能を持ったGPUを持つ、PCが必要です。

必要なPCスペック

まず、端的に言いますとOculusRiftやHTC Viveを動かすためには高い性能を持ったGPUを搭載していることが必要です。
また、OSはWindowsが主流であり、Macは対応が段階的に進んでいる状況です。
以下に推奨されるPCのスペックを示します。
Oculus Rift

OS: Windows 7 SP1 64 bit 以降
GPU: GeForce GTX 970 / AMD R9 290 以上
GPU: インテル Core i5-4590 プロセッサー 以上
メモリ: 8GB以上
映像出力: HDMI 1.3
USBポート:  USB3.0ポート x3、USB2.0ポート x1


HTC Vive

OS: Windows 7 SP1 64 bit 以降
GPU : GeForce GTX 970 / AMD R9 290 以上
CPU : インテル Core i5-4590 プロセッサー、AMD FX 8350プロセッサー 以上
メモリ: 4GB以上
映像出力: HDMI 1.4 またはDisplayPort1.2以上
USBポート: USB2.0ポート x1

上記のスペックは、Oculus Rift・HTC Viveを動かすために最低限必要なPCのスペックです。

快適にプレイしたい場合はもっとスペックの高いPCを買う必要があります。

上記の推奨スペックはおおよそ150,000円前後で購入可能ですので、金額に余裕のある方は上記スペックで検討をしてみてはどうでしょうか。

Oculusのサイトでは、「Oculus Ready」というOculus Riftで遊ぶ・開発するための十分なスペックを備えたPCを買うことができます。

PlayStation VR

PlayStation VRは、PlayStation 4で動かす目的で設計されているため、PCでプレイすることはできません。
もし、PlayStation VRで遊びたい場合はPlayStation 4を購入する必要があります。

VR上で使うコントローラー

Oculus Rift・HTC Viveにそれぞれ対応したコントローラーを紹介します。

OculusTouch

OculusTouchとは、2016年12月に発売された、OculusRift専用のコントローラーです。

OculusRiftが2016年3月に発売だったため、9ヶ月遅れで専用コントローラの発売となりました。

OculusTouch

出典:Oculus公式サイト

両手にそれぞれ片手用のコントローラーを持つデザインで、VR空間内で手の動作、指を開く・手を握る・物を掴むなどの動作ができます。
<価格は約12,800円となっており、Oculus公式サイトで購入することができます。
 

Viveモーションコントローラー

こちらはOculus Touchとは違い、ヘッドマウントディスプレイに同梱されています。

Viveモーションコントローラー

出典:VIVE公式サイト

こちらはOculus Touchとは違い、棒を握る感じでコントローラーを持つデザインです。

ルームスケールなら、Oculus RiftかViveの二択

VRヘッドマウントディスプレイルームスケール

出典:https://www.roadtovr.com/watch-us-test-oculus-touch-tracking-room-scale-tracking-to-the-limits/

VRの醍醐味の一つは、VR空間を自由に歩き回ることができる「ルームスケール」にあります。
Oculus Rift・HTC Vive・PlayStation VRのうち、ルームスケールに対応しているのはOculs RiftとHTC Viveの二つです。
PlayStation VRは着座した状態での使用を前提としているため、ルームスケールでVR空間を動き回ることは難しいのが現状です。

ルームスケールの範囲はHTC Viveが広い

VRヘッドマウントディスプレイルームスケール出典:VR Inside

ルームスケールのVRデバイスの主流は、HTC Viveです。
Oculus Riftもルームスケールへの対応を進めていますが、そのトラッキング範囲はViveに劣るのが現状です。
Oculus Riftで3つのセンサーを用いた場合、トラッキング範囲は8.2ftです。2つのセンサーの場合は、5ftです。
一方でHTC Viveのトラッキング範囲は、11.5ftです。

ハンドトラッキングの緻密さは、Oculus Touchに軍配

ルームスケールのVRを楽しむ際には、精度の高いコントローラーが必須です。
Oculus Riftのコントローラー・Oculus Touchと、HTC ViveのVive モーションコントローラーを比較すると、ハンドトラッキング(手の動き)の取得は、Oculus Touchがより緻密です。
Oculus TouchはVR空間上で、Oculus Touchが本当に自分の手であるかのような感覚を得ることが出来ます。
指の動きや手のひらの角度が正確に取得されることから、Oculus Touchは2017年現在、最高のVR向けコントローラーであると言えます。
一方、Viveモーションコントローラーは「手を握る」という動作ができないという難点があります。VR空間で「握る」「掴む」という動作には、若干の違和感が伴います。

まとめ

ここまでOculus Rift・HTC Vive・PlayStation VRの性能比較を行ってきました。
それぞれの良し悪しはありますが、あえて一台のみデバイスを購入するなら、「OculusRift+OculusTouch」を選ぶのが良いのではないでしょうか。

VRを楽しむ上で、ルームスケールの有無は非常に重要です。
ルームスケールに対応しているHTC Vive、センサーの設置により対応可能なOculus RiftはPlayStation VRに比べ、よりリッチなVR体験が可能と言えます。

Oculus Riftでは、Oculus Touchという最高レベルのVR向けコントローラーが使用可能です。
Oculus Touchは色々なゲームを楽しむのに向いているのは勿論、VR開発にも最適なコントローラーです。

またデバイスの重量の面でも、Oculus RiftはHTC Viveに勝っています。
Oculus RiftはHTC Viveに比べ、軽いという長所があります。
Oculus RiftでのVRゲームのプレイは、Viveよりも身体的な負担が小さいと言えるでしょう。

Oculus Riftは値下げが進んでおり、HTC Viveよりも安価に購入できることもポイントです。

一方、より広範囲のルームスケールを楽しみたい方にはHTC Viveが最適です。
またルームスケールが不要で、かつPS4を持っている方にはPlayStation VRも有効な選択肢となるでしょう。

是非この記事を参考に、自分自身にぴったりなVRヘッドマウントディスプレイを購入してみてください。
こちらの記事では、VRヘッドマウントディスプレイ別に人気のゲームを紹介しています。

 

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