ヘタリア原作サイト「キタユメ。」の移転先と現在！ジオシティーズ終了による消滅の危機を乗り越えサイト引っ越し

2019年3月31日にホームページ作成サービス「ジオシティーズ」がサービスを終了するとの発表がありました。1996年頃のインターネット黎明期において、個人が簡単に情報発信できるサービスは画期的なものでした。

当時作られたサイトは、サービス終了までにサーバーとドメインを移管する必要があります。しかし管理人不在のサイトなども存在します。

3月31日のジオシティーズのサービス終了と同時に、様々なホームページが消滅してしまう危機に面しています。

その中でも日丸屋秀和氏によるコメディ漫画「ヘタリア」の本家サイトである「キタユメ。」が見られなくなってしまうのではないかという声が上がっていました。

しかし2019年10月2日に、「キタユメ。」のデータが移行されるとの発表がありました。

関連記事：Yahoo!ジオシティーズが閉鎖。終了までに見ておきたいサイト&移管方法

「キタユメ。」とは

「キタユメ。」とは国擬人化マンガ「ヘタリア」の作者・日丸屋秀和さんの個人サイトです。2003年から運営されており、未だに根強いファンが多く存在します。

ヘタリアとは

ヘタリアは、「キタユメ。」に掲載されていたweb漫画です。
2008年に幻冬舎から単行本化され、2011年から月刊コミックバーズにて不定期の連載が開始されました。

2014年からWebサイト『少年ジャンプ+』にて「ヘタリア World☆Stars」の連載も始まっています。

ヘタリアの概要

ヘタリアは、エスニックジョークや時事ネタなどを題材としたコメディ漫画です。

各国の国民性、歴史など様々な特徴をモチーフに世界の国々を擬人化したキャラクター達が登場し、歴史上の出来事などを通してエピソードが展開されます。

ジオシティーズ終了と共に個人サイトのデータがなくなる！？

ウェブサイト作成サービス「Yahoo！ジオシティーズ」が、2019年3月末に提供を終了することが発表されました。

Yahoo!ジオシティーズとは、日本インターネット黎明期を代表するホームページ作成サービスです。初心者でも手軽に、かつ無料でホームページを作成できるこのサービスは、大きな人気を博しました。

当時作られたホームページや個人サイトには、ジオシティーズを使っているものが多くあります。

サーバーやドメインを移管しないまま、サービスそのものが終了すれば、サイトにアップされているデータを閲覧することはできなくなります。さらにデータそのものも完全に消滅してしまう可能性もあるのです。

ツイッターでも、「キタユメ。」が消滅してしまうのではないかという旨のツイートが多数されていました。

「キタユメ。」のデータが移行すると作者本人による公式発表

データ消滅に対し不安の声が多く上がっていましたが、2019年10月2日にヘタリア作者日丸屋秀和氏の公式ブログにて、データ移管が行われると発表されました。

ヘタリアのキャラクターがダンボールを持って、まさに「引っ越し」をするイラストも掲載されています。

ブログには、「ひまるやの移転先―新たなステージ―にご期待下さい！」という記述もあります。大量のデータのため一度に移管するわけにはいかないようで、期日や頻度などは明記されていませんが、3月31日までには全てのデータが移されるのではないでしょうか。

参考：ブログのような竹林

作者本人の活動サークル「しまおか健康ランド」のツイート

ブログだけでなく、作者本人の活動サークルである「しまおか健康ランド」のツイッターでも、以下のようなツイートが行われています。

ツイッターでは喜びの声が

サイト存続の発表により、ツイッターでは喜びの声が多く上がっています。

サイトからの移転は不定期となるようですので、随時サイトに足を運んでみるのが良さそうです。

さいごに

ジオシティーズ終了に伴い、存続が危ぶまれているサイトは多数存在します。およそ20年前のサービスのため、管理人が更新を行なっていなかったり、手放していたりするサイトはもしかすると閲覧ができなくなる可能性があります。

当時好きだったサイトなどをもう一度見に行ってみる良い機会かもしれません。

今回「キタユメ。」も存続の危機に瀕していましたが、無事移管されるとのこと。随時新しいサイトに引っ越しがされるのを楽しみに待ちましょう。

↑目次へ戻る