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「未経験エンジニアの採用への不安」を安心へと変えたテックキャンプ卒業生の実力とは?

更新: 2023.06.13

テックエキスパート人材紹介は、2020年3月2日に「テックキャンプ 人材紹介サービス」に名称が変わりました。インタビュー記事内のサービス名は取材時の名称となっております。

TECH::EXPERTを受講し、2018年6月に未経験から株式会社エル・ティー・エスへの転職を実現した品川直輝(しながわ なおき)さん。

品川さんはまわりの期待を上回るスピードで成長を続け、エル・ティー・エスの未経験エンジニアの採用に対する不安を払拭しました。

入社から1年ばかりで、新人賞の獲得や新しいプログラミング言語での開発を成功させるなど、確かな実績を残す活躍をしています。

今回は、エル・ティー・エスのICTエンジニアリング本部 Cloud Integration事業部部長の金藤 正樹(きんとう まさき)さんに品川さんを交えて、TECH::EXPERTの卒業生の魅力や未経験エンジニアの採用についてお話を伺いました。

転職のきっかけは「自分で作ったモノをお客さまに届けたい」という想い

—– まずは お二人のお仕事について教えてください。

金藤:私は現在、クラウドインテグレーション部の部長を務めています。事業部の中に、エル・ティー・エスのすべてのエンジニアが集まって事業を展開しています。

事業部の中には3つの部門があります。お客さま向けのシステム開発・構築を担う部門、assign naviをはじめとする自社開発に携わる部門、社内サポートの部門です。

私自身、もともとエンジニアなので、管理だけではなく、プロジェクトに参加して技術的なサポートを行うという役割も担っています。

品川:私は、クライアント様からの依頼を受けて、クライアント様に合わせたシステムの開発を行っています。

—– 品川さんは、いつ頃エル・ティー・エスに入社したのでしょうか?

品川:2018年6月の中途入社なので、ちょうど1年程度働いたことになります。

—– 前職はアパレルの会社に務めていたと伺いました。まったく違う仕事だと思いますが、エンジニアになぜ興味を持ったのでしょうか?

品川:私は経営に興味があり、アパレル企業に就職しました。大学在学中に経営学やマネジメントについて学び、店舗運営や組織運営について実践的な経験を積みたいと考えての選択でした。

商品をどのように見せて売るかという点で、とても勉強になりました。

ただ、自分の役割は生産されたものを販売することだったので、自分で作ったものをお客さまに届けたいという気持ちがありました。

そのためには、モノづくりの技術力が必要だと考えて、興味をもったのがプログラミングです。

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TECH::EXPERTで学んだことのすべてが業務のベースに

—– そのような背景があってTECH::EXPERTの受講という選択をしたのですね。TECH::EXPERTの学習内容の中で、転職後に特に役立ったと感じたことがあれば教えてください。

品川:現在の業務で役に立ったことが何かと聞かれれば、すべてですね。

私は知識・経験が0の状態から、TECH::EXPERTを受講してエンジニアとして転職しました。

そのため、プログラミングのスキルといった技術的な部分に関して、TECH::EXPERTで学んだことがベースとなっています。

—– それにプラスして、前職の経験があることも自分の強みになったと感じますか?

品川:そうですね。

エル・ティー・エスという会社は、コンサルティングをベースとする会社です。エンジニアであっても、お客さまと関わる機会はとても多くあります。

ですので、技術力だけではなく、「専門用語を使わずにわかりやすく説明する」といった伝える力も必要になります。

改めて考えても、TECH::EXPERTで学んだ技術力と前職の経験をかけ合わせた力というのは、エル・ティー・エスで働く上で強みになっていると感じています。

システム開発・構築事業拡大のために力を入れているエンジニア採用

—– エル・ティー・エスの事業内容について教えてください。

金藤:エル・ティー・エスは「プロフェッショナル・サービス会社」として、業務・人・ITの基盤を作り上げ並走する実行型コンサルティングや、受託開発、プラットフォームサービスの自社開発などを通じて、お客様に価値をお届けする仕事を行っています。

—– 今後、どのようなポイントに注力して事業拡大するお考えですか?

金藤:現在はシステム開発・構築、クラウドインテグレーションサービスの拡大に注力しており、その体制強化の一環としてエンジニアの採用に力を入れています。

基幹系の大規模なシステムをガリガリと開発するというよりも、情報管理系のWebアプリケーションの開発がメインです。

現在、全体で20名程度のエンジニアがいますが、今後、数年以内に40名以上の体制に拡大する予定です。

特定の業務・分野・業界に縛られず、幅広い企業様を対象にビジネスを展開していきます。

企業の業務を深く理解して「本当に利用できるもの」を作ることが重要

—– 対象の業務・分野・業界が広くなれば、その分だけ幅広い知識が求められるのではないでしょうか?

金藤:そうですね。幅広い知識はもちろんのこと、ただシステムを作るのではなく、それぞれの企業様の業務を理解することが重要です。

品川:業務の内容だけでなく、どのような流れで行っているのかも理解して、本当に利用していただけるものを提供することが大切だと考えて自分も開発を行っています。

—– システム開発・構築ではどのようなプログラミング言語が使われているのでしょうか?

品川:プロジェクトによりさまざまですが、例えば自社開発のプラットフォームサービスassign naviは、すべてRubyを使って作られています。

別のシステム開発の場面ではRubyに加えてPythonを用いたり、運用においてはJavaを用いることもあります。場面が違えば、VBAを使う機会もあります。

想定以上の成長スピード・チャレンジする姿勢・確かな実績で新人賞を受賞

—– そうした中で、品川さんが新人賞に輝いたというお話を伺いました。どのような実績が評価されたのでしょうか?

金藤:品川さんは、TECH::EXPERTで学んだとはいえ、第二新卒でエンジニアとして実務経験のない状態で入社されました。

ですので、立ち上がりまでにはある程度の時間がかかると思っていましたが、想定していた以上のスピードで成長して活躍しています。

それに加え、PythonやGoogle Maps APIといったエル・ティー・エスで今までに使ったことのないプログラミング言語や技術を切り開いて、確かな実績を作ったことも評価された理由です。

自ら学習して新しいことにチャレンジするという姿勢を持ち、開発を中心となって進め、しっかりと結果も残したことが高く評価されました。

品川:実務経験がない未経験エンジニアとして入社して、このように評価していただけたことはとてもうれしかったです。

未経験の言語による開発で実感した自走する力の重要性

—– 入社してすぐにPythonという経験のないプログラミング言語を使ったプロジェクトに参加するのは大変ではありませんでしたか?

品川:はい。確かに、当時の自分にはTECH::EXPERTで学んだRubyの知識しかありませんでしたので、調べながらの作業は本当に大変でした。

ただ、Rubyを学んだベースがあり、なおかつ他の言語にも興味があったのでPythonへの抵抗はなかったです。どうやったら実装できるだろうと考える楽しさがありました。

それに、Pythonでの開発はエル・ティー・エスとしてはじめてにも関わらず、私を信頼して仕事を任せていただけたので、責任を持ってプロジェクトを進めました。

—– その分、形になった時のよろこびは大きかったのではないでしょうか?

品川:そうですね。これまでに関わった中でも大きいプロジェクトでしたし、とてもやりがいがありました。

—– その後も別のプロジェクトを経験し、入社半年後には社内の新人賞受賞に至ったとのことですが、何か特別な教育フローなどがあったのでしょうか?

品川:私がはじめて採用された未経験のエンジニアということもあり、まだ教育フローなどはありませんでした。

実務を通して少しずつ前に進んていくような形だったので、わからないことを自分で解決するTECH::EXPERTで身に付けた自走する力の重要性をとても実感しました。

あとは、TECH::EXPERTで学んだGitの知識やチーム開発の経験も役立ちました。Gitについては入社してから自分発信で取り入れて、社内からも評価をいただくことができました。

※テックキャンプ エンジニア転職のチーム開発は80期(2020年6月20日開催)をもって終了となりました。今後も受講生にとって最適な学習スタイルの提供を目指していきます。

TECH::EXPERTの未経験エンジニア採用に対する不安を安心へと変えた品川さん

—– 未経験エンジニアの採用に不安はありませんでしたか?

金藤:正直、半信半疑な部分はありました。ただ、品川さんがTECH::EXPERTで3カ月間みっちりと勉強してきたことも知っていました。

そのような中で採用をした品川さんが期待以上だったので、それからは安心して未経験エンジニアの採用を行っています。

実際に、品川さん以外にもTECH::EXPERTから2名が入社して活躍しています。

—– 品川さんは未経験エンジニアの採用で確かな実績を残しましたね。面接ではどのようなお話をされましたか?

金藤:エンジニアとしての実務経験がないことはわかっていましたので、前職でどのような課題意識を持って行動してきたのかといった部分を伺いました。

品川さんは受け身で仕事をするのではなく、積極的に業務に携わることができる素養が見て取れたので、違うフィールドでも活躍できる人材だと思いました。

品川:私からは技術的な部分というよりも、今後どういった仕事がエル・ティー・エスでできるかという点を中心にお話しを伺いました。

ITエンジニアと一口に言っても、分野はとても幅広いです。そのため、実際にアプリーケーションを作って、お客さまに納められるのかという点は確認したかったです。

面接では、開発の内容やどのようなことができるのか、またどういった事業があるのかといったことを伺いました。

また、今後システム開発・構築サービスを拡大していくという方針や、自分の意見が採用され、プロダクトに反映されるということも理解でき、とても魅力を感じました。

新しいことへの吸収力と積極的にチャレンジする姿勢が品川さんの魅力

—– 品川さんを採用してよかったと特に感じている点について教えてください。

金藤:経験がないことに対して、躊躇する方は多いでしょう。しかし、品川さんはそこで迷わずに飛び込んでいけます。

新しいことに対する吸収力と主体性を持って取り組める姿勢が素晴らしいです。

品川:任せていただいたことには、まずチャレンジしてみる姿勢を大切にしているので、そう言ってもらえてうれしいです。

—– 品川さんがエル・ティー・エスに未経験で入社される上で、心配していたことはありませんでしたか?

品川:エル・ティー・エスにとって、今までに経験のないPythonのような言語での開発を行うため、経験豊かなエンジニアがおらず、技術的な面でのフォローを受けるのは難しいことは伺っていました。

その分、新しい技術を扱うということもあって、勉強する時間を取っていただけたのはとてもありがたかったです。

わからないことをどうやって解決していくのかという不安はありましたが、先輩と二人三脚のような形で調べながら地道に進めていきました。そこでは、先輩がいるという安心感が大きかったです。

未経験からエンジニアを目指すポイントは「明確なビジョン」と「独自の強み」

—– 品川さんから、未経験でエンジニアを目指す受講生の方へアドバイスはありますか?

品川:「どのようなエンジニアになりたいのか」という、ビジョンを明確にしておくことをおすすめします。

ITエンジニアの業務内容はとても幅広いので、転職先を選ぶのはとても難しいと思います。そのため、ビジョンのように指標となるものが必要です。

ビジョンを持ち、AIや機械学習などある特定の知識に特化したエンジニアを目指す方が、私は成功しやすいと考えています。

これから盛り上がっていくであろうAWSといった技術にフォーカスしたり、ITと異なる分野を掛け合わせたサービスに絞ったりといったさまざまな観点があります。

その中で、自分がエンジニアとしてやりたいことは何かを明確にすると、自分にあった転職先企業が選びやすくなると思います。

—– エル・ティー・エスを志望するエンジニアの方に学んでほしいことなど要望はありますか?

金藤:色々な方がいて、強みは人それぞれ違いますので、特定の人物像を求めるということはありません。

実際に話を伺ってみて、その人の強みがエル・ティー・エスとマッチして、ピースとしてはまるだろうかという点を考えます。その人ならではの「惹きつける何か」があるかは、とても大切です。

選考では、ぜひならではの強みをお伺いさせてください。

—– 品川さん、金藤さん、お忙しい中インタビューのご対応ありがとうございました!

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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