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Googleマップの新機能とは?Facebookページに対抗するフォローや通勤から旅行の計画まで

更新: 2019.08.19

便利な地図アプリ「Googleマップ」を普段からよく使っている方も多いでしょう。知らない場所でのミーティングに行く時や人との待ち合わせなど、ビジネスとプライベートのどちらにおいても活躍するアプリです。

このGoogleマップに続々と新機能が追加されていることをご存じでしょうか?

Facebookページに対抗する機能として注目されている「フォロー」をはじめ、通勤情報や周辺のスポットを探すなど便利な機能が拡張されているのです。

今回は、情報の検索や時間の効率的な運用も可能なGoogleマップの新機能について詳しく紹介します。

Googleマップにスポットをフォローするボタンが追加

1億5千万以上のスポットが登録されているGoogleマップに「フォロー」機能が実装されました。Facebookページに対抗する機能になると注目されている「フォロー」について、まずは詳しく紹介していきます。

好きなお店をフォロー

2018年10月24日にアメリカのGoogleが、お気に入りのスポットの最新情報が得られるフォロー機能を発表。アメリカのAndoid向けのGoogleマップにまず提供され、世界中にサービスを拡大していく予定です。

地図上から、スポットを選択してフォローは利用可能。普段からGoogleマップを使っている方は自然に使いこなせるでしょう。フォローをすると、「For you」タブから最新情報などを確認できます。

Facebookページに対抗する機能

ユーザーがお気に入りのスポットの情報をタイムリーに取得できるだけがフォローの魅力ではありません。ビジネスを展開するお店側にとっては、顧客の獲得やマーケティングなどに役立つでしょう。

ビジネスのプロフィールの作成をはじめ、開催するイベント・特典などの訴求ができます。Googleマイビジネスとの連携を行って、オープンする3カ月前から登録が可能。この情報はGoogleの検索対象となりますので、開店前から潜在顧客の獲得ができます。

今回発表されたフォローの機能は、お店の広告となって集客を促すFacebookページによく似ています。フォローは、実際の店舗の顧客をターゲットにしたFacebookページに対抗するGoogleの新たな取り組みと言えるでしょう。日本におけるサービスの提供が楽しみな機能です。

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旅行の計画に役立つグループプランニング

気になるお店や行きたいスポットを友だちなどと共有できるGoogleマップの機能「グループプランニング」。この機能は、複数人での旅行の計画を立てる際に役立つでしょう。また、ディナーの場所をグループで検討する時にも便利です。

候補リストを作成して名前をつける

Googleマップで気になるスポットを見つけて長押しをすると、リストにキープが可能。リストには複数のスポットが登録できますので、たくさんのお店を追加しても大丈夫です。そして、候補リストに名前をつけて保存します。

リンクを作成して共有する

作った候補のリストは、Gmail・ハングアウト・LINEといったさまざまなツールで共有できます。特に閲覧の許可の設定などは必要ありません。

関係のない人に誤ってリンクを送らないように気をつけましょう。

気に入った場所に「いいね」

リストの情報を共有されたメンバーはスポットに対して、「いいね」のようなアクションが可能。いまいちピンと来ない場合には、反対のアクションもできます。

また、メンバーは新たなスポットを追加して提案も可能。グループでの旅行の計画に大きく役立つ機能と言えるでしょう。スポットの雰囲気が気になる場合には、ストリートビューや口コミなどから情報を確認できるのもGoogleマップならではの使い方です

通勤タブの追加

Googleマップに新たに「通勤」タブが追加されました。この通勤タブを活用すれば、「電車が遅れているなんて知らなかった」「近道したのに渋滞にハマった」といった通勤時のつらいできごとを回避できます。

電車・バスの運行情報のリアルタイム表示

事前に自宅と職場をGoogleマップに登録しておくと、通勤タブから通勤経路のリアルタイムの交通情報にすぐにアクセスできます。

JRなどの電車やバスが現在どこにいるのかリアルタイムで表示される機能はとても便利です。

急いで走ったのに電車が来ていないといった経験は、多くの方が味わったことがあるでしょう。事前にどの駅に電車が到着しているかわかれば、ムダに急ぐ必要はなくなります。この運行情報をチェックできる機能は、日本を含む世界の80都市で利用可能です。

道路の混雑状況を把握

通勤タブでは、事故などによる道路の混雑の状況もグラフィカルに把握可能。電車などの公共機関の利用と自動車のどちらの通勤にも便利です。道路が混雑している場合には代替ルートの確認もできます。

ナビ中に音楽再生が可能に

Googleマップでナビを利用している際に、Spotifyなどで音楽が再生可能になりました。

ナビの設定で「メディア再生コントロールを表示」をタップしてオンにします。Googleマップで利用するデフォルトの音楽アプリを指定。

設定をオンにすると、ナビ画面にアプリのマークが表示されます。それをタップすれば、アプリを使ってナビ中に場合にも音楽が聴けるようになるのです。

利便性がピンと来ないという方は、上記のTwitterの動画をご覧ください。少しはしゃぎ過ぎていて不安になりますが、グループでのドライブの際に盛り上がるでしょう。

ETA・移動情報の共有

Googleマップで目的地までどの程度時間がかかるのか相手に伝えたいけれど、徒歩や乗り換えの時間がよくわからないという場合もあるでしょう。

そのような時に便利なのが、リアルタイムの現在地と到着予定時刻であるETA(estimated time of arrival)の共有の機能です。

ナビからシームレスに利用可能

ナビの詳細をタップすれば、他のアプリを使わなくてもシームレスに移動中の現在地をLINEやGmailなどで共有できます。これにより、「今どこ?」のようなやりとりをしなくても、リアルタイムで位置情報を相手に伝えられます。この現在地の共有は、目的地に着くと解除されるので安心です。

地図を読むのが苦手な方は、道に迷った時に現在地が伝えられないという方もいらっしゃるでしょう。現在地の共有は相手に自分の居場所を伝える時にも便利です。

旅行時の待ち合わせにも便利

旅行時の待ち合わせにも現在地の共有は役立ちます。到着時刻や現在地だけでなく、目的地までのルートも相手に表示。ルートがわかれば、目的地に着く前に合流も場合もあるでしょう。

「周辺のスポット」の機能強化

周辺のおすすめスポットを検索できるGoogleマップの機能が強化されました。

調べたい地域の周辺のスポットを検索

調べたい地域を指定して、左下の「周辺のスポット」タブをタップすると「地元で人気の居酒屋・バー」といった目的別のピックアップカテゴリーが表示されます。もちろん、現在地の周辺のスポットの検索も可能です。

気になる項目をタップするとスポットのカードが表示されますので、行きたいお店が直感的に見つけられるでしょう。

このピックアップカテゴリーは、場所だけでなく時間帯やそれぞれの趣味や好みによっても変化します。

レストランなどのグルメ情報が豊富

目的別の項目をタップせずに、スワイプすると周辺のグルメリストや開催予定のイベントも確認できます。どのようなジャンルの食事が食べたいか決まっていない場合には、グルメリストから選んでみてはいかがでしょうか。

このように、「周辺のスポット」は休日の予定を立てる時やデートの時などさまざまな場面で役立つ機能です。どこかに出かける際にはぜひ活用してみてください。

上記で紹介したグループプランニングとも相性が良いでしょう。

パーソナライズされた「おすすめ」

追加された「おすすめ」機能はパーソナライズされており、あなたの好みのスポットを見つけやすくなっています。

あなたの好みをもとにおすすめしてくれる

Googleなどでレストランを検索すると、人気や評価の高い場所が見つけられるでしょう。しかし、そのようなレストランがあなたの好みとマッチするとは限りません。

「おいしいけれど、もっと落ち着いたお店が良い」「イタリアンよりも気軽な居酒屋が良い」など、好みだけでなくTPOに応じたニーズもあるでしょう。

Googleマップの「おすすめ」機能は、あなたの好みをもとにおすすめのスポットを紹介してくれます。そのため、あなたの好みにあったレストランが、通常の検索よりも見つかる可能性が高いです。

AIが判断してくれるおすすめ度とは

あなたの行動履歴やレビューから、AIがおすすめスポットとの相性をパーセントで表示してくれます。

以前のスポットに対する評価や、どのようなお店によく行っているかといった情報からこの相性は判断されます。実際に使ってみると、想像以上に的を得たスポットが紹介されますので、新しいお店に行きたい時やはじめて行く街で重宝するでしょう。

まだまだあるGoogleマップの便利な新機能

上記で紹介した以外にも、Googleマップには新たに追加された便利な機能があります。

「タクシーを呼ぶ」「CarPlayで利用する」「ぐるなびでお店の予約」といった機能をまとめて紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

経路検索画面からタクシーが呼べる

Googleマップの経路検索画面から、Uberやタクシーなどの配車を簡単に実施できます。

利用するためには、事前にUberやJapanTaxiのアプリのインストールが必要です。

iOS12のCarPlayでもGoogleマップが利用できる

車載ディスプレイなどのテレマティクス装置をコントロールできるiOSに対応したCarPlay。iOS12では、このCarPlayのナビアプリとしてGoogleマップが選択可能になりました。

ぐるなびでもお店の予約が可能に

Googleマップからシームレスにぐるなびを利用したお店の予約が可能になりました。

Googleマップ上でお店をタップすると、詳細が確認できます。そこから「席を予約する」を選択すると、ホットペッパーグルメ・ぐるなび・食べログなどの店舗に対応したサービスから予約ができます。

ARナビゲーション機能に対応予定のGoogleマップ

Googleマップは新機能が続々と追加されており、その利便性は高まっています。それだけでなく、大幅な進化と言えるARナビゲーション機能にも対応が予定されているのです。

誰にとっても使いやすいナビに進化

GoogleマップはARによるナビゲーション機能が実装予定です。スマホで町並みを映すと、その画面に矢印などのARナビゲーションが表示されます。

青いラインでの経路の表示よりも、曲がる場所や進む方向を感覚的に理解できるでしょう。つまり、誰にとってもわかりやすいナビに進化するのです。

このARナビゲーションはGoogleの開発者向けイベント「Google I/O 2018」で発表。実装される時期などは、まだ明らかになっていません。

GPSとVPSが用いられている

GoogleマップのGPS機能だけでなく、このARナビゲーションはカメラの撮影した情報から方向や位置を得るシステム「VPS(Visual Positioning System)」も使われます。

動物のアシスタントによるナビも現れるようなので、知らない場所へのお出かけが楽しくなるのではないでしょうか。

まとめ

さまざまな新機能が追加されたGoogleマップ。Facebookページライクに機能するフォローはGoogleマップとの親和性が高く、ビジネスにおいて存在感を増していくことが予想されます。

Googleマップの新機能は1つずつでも便利ですが、組み合わせることでさらに効率が高まります。

旅行の目的地の周辺のスポットの検索を行い、その場所をグループプランニングで共有するのはとてもスマート。行く場所が決まったらマップ上からお店を予約して、その場所までの経路や所要時間も検索できます。

Googleマップは地図アプリとしてだけでなく、旅行などの休日の計画・グルメ・ビジネスツールなど幅広い場面で注目を集めていくでしょう。

この記事を参考にして、Googleマップをぜひ今日から最大限に活用してみてください。

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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