かつて日本一の柔道家を目指した男性、女性キャリアアドバイザーと毎日2時間の面談を重ねてエンジニア転職を実現
更新: 2024.11.14
TECH::EXPERT卒業生の石田友哉さんは大学時代、柔道日本一を目指して全国大会に幾度も出場した男性です。
「僕は柔道に関わる人間としては、相当な変わり種だと思います」と、自身について語る石田さん。柔道人生にピリオドを打ち、消防士や個人事業主として仕事をした後、TECH::EXPERT受講を経てエンジニアに転職。全く新たなキャリアを歩みだしています。
そんな石田さんを傍で支え続けたのが、TECH::EXPERTのキャリアアドバイザー・秋森志野さんです。
石田さんの大胆なキャリアチェンジと、その過程を見守り続けた秋森さんにお話を伺いました。
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この記事の目次
- 1 「自分はエンジニアになれるのだろうか」受講を通じて、不安が消えた
- 2 大学時代は柔道日本一を目指した
- 3 サイトを運営しているのに機能を追加したり、カスタマイズ出来ないのは本当にもどかしかった。
- 4 「キャリアアドバイザーの秋森さんには、毎日のように話を聞いてもらってました」(石田)「1日2時間くらい話してましたね(笑)」(秋森)
- 5 柔道の実績をアピールできず、就職面接で苦戦・・・「せっかくの頑張りを人に伝えることが出来ないのは、勿体ないですよね」(秋森)
- 6 120%の達成には意味が無い?柔道日本一を目指した経験から得た学びとは
- 7 TECH::EXPERTの受講を検討している人へのアドバイス「とにかく秋森さんに付いていけば、間違いないです!」
「自分はエンジニアになれるのだろうか」受講を通じて、不安が消えた
――エンジニア転職の成功、おめでとうございます!
石田:ありがとうございます!正直、TECH::EXPERTの受講が始まった頃は「本当に、自分はエンジニアになれるのだろうか」と不安でした。
でも受講を続けるうちに「エンジニアとしてやっていくぞ」という心構えが出来てきて。今回の成功は、本当に環境のおかげだったと思います。
大学時代は柔道日本一を目指した
――石田さんは元々、柔道をされていたんですよね。
石田:はい。大学時代は日本一を目指し、柔道の全国大会に出場していました。出場するのは各大学から選抜された選手で、全国大会にエントリーしていたのは大体50人くらいだったと思います。
秋森:各大学の最強クラスの選手ばかりが、50人集まる大会ということですよね。猛者が集まる、ものすごくレベルが高い大会というイメージです。
石田:やっぱり組んだ瞬間に「こいつには勝てる」「こいつはめちゃめちゃ強い」というのが、何となく分かりますよ。僕はビビりなので試合になると、強い相手に対しては自分から仕掛けるというよりは、徹底的に粘ってました(笑)粘り勝ちを得意とするタイプだったんです。
――柔道ベスト8の実績を持つエンジニアは、全国を見渡しても中々居ないんじゃないでしょうか(笑) そもそも、プログラミングに興味を持った理由は何でしたか?
石田:元々、ものづくりが好きなんですよ。祖父は建築関係の仕事をしていて、祖母は着物の着付けの先生なんです。祖父母がものづくりをする姿を小さな頃から見ていたので「ものを作るのって楽しそう」と漠然と思っていました。大きくなってからは柔道の道に進みましたが、原体験として祖父母から受けた影響は本当に大きいです。
また、インターネットも好きなんです。世界中と繋がることができるインターネットには無限の可能性があると思うので。
秋森:柔道をしている方には、ウェブサイト制作やプログラミングに興味を持っている方は多いですか?
石田:いえ、一切そんなことは無いです(笑)柔道仲間とウェブやプログラミングの話をしたことは全然ないですね。僕は柔道に関わる人間の中では、変わり種なのでしょうね。
サイトを運営しているのに機能を追加したり、カスタマイズ出来ないのは本当にもどかしかった。
――TECH::EXPERTの受講を決めた経緯を教えてください。
石田:大学卒業を機に柔道には一区切りを付け、消防士として就職したんです。
そして、消防士の仕事を辞めた後は個人事業主に転身して、旅行関係のウェブサービスを作っていました。僕は東南アジアの国を旅行するのが好きなので、そういった国々の旅行に役立つ情報をまとめたサイトを独学で作り、運営していたんです。
個人でウェブ制作をやればやるほど「もっと良いサービスを作りたい」という思いが湧いてきたんですけど、当時の僕には十分なスキルが無くて・・・。良いサービスを作るという目的を達成するためには技術を学ぶのが1番良い手段だと思い、受講を決めました。
――TECH::EXPERTの受講前からある程度、コーディングの経験がお有りだったのですね。
石田:HTMLとCSSに関する知識はありましたが、それ以外の知識は皆無でしたよ。だから「サービスにこういう機能を付けたいな」と思っても、自分でコードを書いて実装することは全く出来なくて。
前述した旅行関係のウェブサイトはWordpressで運営していたのですが、PHPの知識もゼロでした。せっかくサイトを運営しているのに、思い通りに機能を追加したり、サイトをカスタマイズすることが出来ないというのは本当にもどかしかったです。
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――受講期間中は1日、どれくらい勉強していましたか?
石田:10時間から、12時間ですね。
秋森:石田さんは、1日も休まなかったですよね。同期の受講生の中で、1番教室に居るのが長い方の1人だったと思います。
――プログラミングを学ぶ中で、躓いてしまうことはありませんでしたか?
石田:躓いてばかりでしたよ。
秋森:メンター(講師)さんに「石田さんは分からない点があったら1人で悩むより、すぐにメンターを呼ぶタイプですね」と評判を聞いてますよ。
石田:1人で考えたって、分からないものは分からないじゃないですか(笑)せっかく教室で学習をするからには分からない点は、すぐ質問をした方が良いです。1人で考え、1人で解決できるなら独学で十分ですし。
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――もしTECH::EXPERTがオンライン限定のカリキュラムだったら、受講しなかったかもしれないですか?
石田:絶対に受講しなかったでしょうね。プログラミングを学べるスクールを選ぶ際に基準に置いていたのは教室で学習できることと、受講期間の短さでした。短い期間に、教室で濃密に勉強したかったんです。オンライン学習は教室での学習に比べ、学習効率が悪いと思うので。
「キャリアアドバイザーの秋森さんには、毎日のように話を聞いてもらってました」(石田)「1日2時間くらい話してましたね(笑)」(秋森)
――TECH::EXPERTの受講後のキャリアについて、キャリアアドバイザーの秋森さんにはどのような相談をしていたのでしょう?
石田:もう、毎日のように話を聞いてもらってました。秋森さんからしたら、本当にしつこいくらいだったと思います(笑)
秋森:1日2時間くらい話してましたね(笑)
――秋森さんから見て、石田さんはどのような受講生でしたか?
秋森:とても素直で、まじめな方です。
TECH::EXPERTでは受講期間中にキャリアアドバイザーと受講生が定期的に面談を行うのですが、多くの方は、キャリアについて悩む時間をプライベートでもしっかり設けるということが中々出来なくて。キャリアの悩みは1度の面談では解消できず、次回以降の面談にどんどんと持ち越してしまう人がほとんどなんです。
石田さんの凄いところはキャリア相談の際「自分はTECH::EXPERTの受講後、どういう人材になりたいのか」を全て書き出し、自分なりに”要件定義”をしようと試みていたことです。「こういう人材になりたい」という目標に対し、不明点などがあれば「何故、自分はそれが分からないのか」ということまで明確にしようとするんです。
もっとも定義した要件の1つ1つを面談で細かく聞いていくと、実はまだまだ穴があったりするんですけどね。だから私は、石田さんは決してロジカルな人ではないと思ってます(笑)
石田:(笑)
秋森:とにかくそうした姿勢の1つ1つから、今後のキャリアに対する石田さんの真摯な姿勢が伝わってくるんです。本気で頑張ろうとしているのが分かるので、私も本気で石田さんに向き合おうと決めて。だから、面談ではひたすら檄を飛ばしてました。
石田:めちゃめちゃキャリアについては悩んでたんですよ。
秋森:受講期間が始まった当初は、自分の成長像をうまく思い描くことができずにいましたよね。
石田:ええ。自分はエンジニアとしてスペシャリストを目指すのか、それとも技術力を武器にマルチな仕事が出来る人間になるのかといったビジョンを定めることが出来ていなかったんです。
ビジョンが明確ではなかった分、どういう基準で企業選びをすればいいのかも分からなくて・・・。
――スペシャリストになるのか、マルチプレイヤーになるのかという悩みを抱える受講生は石田さんの他にも多いのではないでしょうか。
秋森:ほぼ全ての受講生の方が、同じ悩みを抱えていると言っても過言ではないです。
スペシャリストになるか、マルチプレイヤーになるかという問いは突き詰めれば「社会の中で、自分はどういう存在であるべきだろうか」ということです。
こういった悩みに直面した受講生の方には、自らが納得できる企業選びの軸を見つけられるように、より手厚くキャリアサポートをすることを心がけています。
石田:最終的に僕はスペシャリストというより、マルチプレイヤーに近い働き方を選択しました。技術を身につけることは独学でも可能ですが、組織で裁量権を持って働くことは個人ではできないことです。
そこで「1人1人の社員が裁量権を持って働くことが出来る環境が整っていること」という軸を定めて、主にベンチャーを中心に企業選びを進めました。
柔道の実績をアピールできず、就職面接で苦戦・・・「せっかくの頑張りを人に伝えることが出来ないのは、勿体ないですよね」(秋森)
――秋森さんは受講開始当初の石田さんと、現在の石田さんを比較した時に何らかの変化や成長を感じますか?
秋森:めちゃめちゃ感じますよ!
元々、石田さんは面接で苦戦するタイプでした。面接で落ちてしまうことが多いので、その原因を細かく探ったところ、面接の際に柔道の実績を全くアピールしていなかったことが分かったんですよ。
――え、そうだったんですか!
秋森:石田さんはコツコツ努力を重ねることができる人で、柔道という分野で一定の結果を出した実績もあるのにその頑張りを人に伝えることが出来ていなくて。非常に勿体ないですよね。
石田:「柔道ベスト8なんてダサい!絶対に言いたくない!」と頑なに思っていたんですよ(笑)
秋森:「もっと自分の頑張りや、過去の実績を面接官にアピールした方が良いと思う」とアドバイスし、面接の練習を重ねるうちに段々、自分の見せ方が上手くなっていきましたね。
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120%の達成には意味が無い?柔道日本一を目指した経験から得た学びとは
――今回、異業種からのエンジニア転職に成功した最大の要因は何だったと思いますか?
石田:諦めないことですね。あまりロジカルな答えじゃないとは思いますが(笑)
僕は1度やると決めたことは、それを成し遂げるまでやり続けるんですよ。決めた目標を達成できないと、気が済まないんです。
秋森:例えば「200パーセント達成」という目標値を定め、実際には120パーセントの達成率を記録したとしますよね。
この場合、目標には届かなかったかもしれないですが、それでも120パーセントは達成しています。常識的に考えれば、十分に頑張ったと言える数値ですよね。
ところが石田さんは、上のシチュエーションで人とは違う考え方をするんです。石田さんにとっては200パーセントという目標を立てたなら、その目標に届かない120パーセントの達成率なんて何も成し遂げていないことと同じなんです。
石田:おっしゃる通りです。だから、柔道ベスト8の成績なんて面接では言いたくなかったんですよ。日本一が目標なのに、ベスト8止まりでは何も達成していないのと同じじゃないですか。
秋森:石田さんと何度も面談をした今だからこそ、柔道の成績を言いたくなかった理由が分かるようになりました(笑)
非常に高い目標に向けて「120パーセント」では満足せず、自分を奮い立たせることが出来るパワーは本当に凄いと思いますよ。
石田:僕は柔道人生を通じ、正しい努力を重ねれば結果は後から必ず付いてくるということを学びました。
それは柔道に限らず、プログラミングにおいても同じだと思うんです。プログラミングも正しい努力を続ければ、必ず良い成果を残すことが出来ると僕は信じています。信じ続け、努力を重ねたことが今回のエンジニア転職の成功に繋がったのだと思います。
TECH::EXPERTの受講を検討している人へのアドバイス「とにかく秋森さんに付いていけば、間違いないです!」
――TECH::EXPERTの受講を検討している方に、アドバイスをお願いします。
石田:とにかく秋森さんに付いていけば、間違いないです!
一同:(笑)
石田:また、もし学習中に分からない点が出てきたら、そのままにはしないでください。分からないことや悩みを翌日や翌々日に持ち越してしまうのが1番良くないです。
分からないことは、絶対にその日のうちに解決してください。そのために教室があり、メンターさんが居るので。
――石田さん、秋森さん、ありがとうございました!
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