「古い設定にclaude-sonnet-4-20250514が残っていた」「Sonnet 4は、3.7やOpus 4と何が違ったの?」。Claude Sonnet 4を調べている方の多くは、こうした疑問をお持ちではないでしょうか。
結論から言うと、Claude Sonnet 4はClaude APIで2026年6月15日に提供が終わりました。Amazon Bedrockでも延長提供期間に入っており、2026年10月14日に終了する予定です。Anthropicが指定する後継はSonnet 4.6で、料金は同じまま移行できます。現行のSonnet 5.5なら、料金は3分の2に下がります。
この記事では、Sonnet 4が3.7やOpus 4とどう違ったのかを数字で比べ、当時の料金、提供元ごとの提供状況、後継モデルへの移行手順を解説します。
Claude Sonnet 4とは?今も使える?

Claude Sonnet 4は、2025年5月22日にOpus 4と同時に発表された、Claude 4世代の標準モデルです。性能と料金のバランスが良く、文章作成や資料の要約から日常的なプログラミングまで幅広く使われました。発表当時は、Claude.aiの無料プランでも使えました。
現在の提供状況は、利用する経路によって異なります。
| 利用経路 | 現在の状況 | 確認すること |
|---|---|---|
| Claude API | 2026年6月15日に提供終了。旧IDでのリクエストはエラーになる | 後継モデルのIDへ切り替える |
| Amazon Bedrock | 2026年7月14日から延長提供期間。新規利用はできず、2026年10月14日に終了予定 | 移行の期限、延長期間中の料金 |
| Google Cloud | モデルページ上は「一般提供中」の表示と、過去日付の提供終了欄が並んでいる | 自分のプロジェクトのModel Gardenで呼び出せるか |
| Claude.ai・Claude Code | 発表当時は無料プランを含めて提供 | 画面のモデル選択メニュー |
Claude APIの提供終了日は、Anthropicの提供終了一覧に基づいています。BedrockやGoogle Cloudでは、それぞれの提供元が別の日程を決めています。
BedrockのAWSモデルカードでは、2026年10月14日が終了日とされています。Google Cloudのページは「一般提供中」の表示と過去の終了日が並んでいるため、表示だけで判断せず、実際に呼び出せるかを確認してください。
AWSのライフサイクル表によると、延長提供期間中は新しい利用者は使い始められません。既存の利用者も15日間使わないとアクセスを失う場合があり、料金が上がる可能性もあります。Bedrockで使い続けている場合は、早めに移行しましょう。
Sonnet 3.7からSonnet 4で変わったこと

Sonnet 3.7(2025年2月発表)からSonnet 4への主な変化は、プログラミング能力の向上と、考えながらツールを使えるようになった点です。
| 比較軸 | Claude Sonnet 3.7 | Claude Sonnet 4 |
|---|---|---|
| 発表日 | 2025年2月24日 | 2025年5月22日 |
| SWE-bench Verified | 63.7% | 72.7% |
| API料金(入力/出力、100万トークンあたり) | $3/$15 | $3/$15(据え置き) |
| 拡張思考中のツール利用 | できない | できる |
| Claude APIの提供終了日 | 2026年2月19日 | 2026年6月15日 |
Sonnet 4のコード作業と指示追従の改善
Claude 4の発表によると、Sonnet 4はプログラミング能力を測るSWE-bench Verifiedで72.7%を記録し、3.7の63.7%から約9ポイント上がりました。500問に換算すると、約320問から約360問へ、40問以上多く解けるようになった計算です。
数字以外の変化もあります。Anthropicによると、テストを通すためだけの抜け道に走るような「手抜き」の傾向が、3.7より65%減りました。iGentは「コードの中で迷って別の場所を見に行くミスが、20%からほぼゼロになった」と報告しています。GitHub Copilotの新しいコーディングエージェントにも、Sonnet 4が採用されました。
指示により正確に従うようになった点も、Anthropicが強調した改善点です。「このファイルだけ直して」と頼んだときに、ほかのファイルまで書き換えてしまうような失敗が起きにくくなりました。
Sonnet 4の拡張思考・ツール利用でできたこと
Sonnet 3.7にも、すぐに答えるモードとじっくり考えるモード(拡張思考)を切り替える機能がありました。Sonnet 4で新しく加わったのは、じっくり考えている途中で検索などのツールを使い、その結果をふまえて考え続ける機能です。
たとえば「競合3社の最新の料金プランを比べて」と頼むと、考えながら各社の情報を検索し、足りない情報があれば追加で調べてから結論を出す、という進め方ができます。この機能はOpus 4にも共通する、Claude 4世代の特徴です。
Sonnet 4とOpus 4はどちらが適していた?

2025年当時は、文章作成・資料の要約・ふだんの開発はSonnet 4で試し、長く複雑な実装でうまくいかないときだけOpus 4を使う、という使い分けが基本でした。
| モデル | 当時の主な用途 | API料金(入力/出力) | SWE-bench Verified | 選ぶ条件 |
|---|---|---|---|---|
| Sonnet 4 | ふだんの文章作成・開発 | $3/$15 | 72.7% | まずはこちらで試す |
| Opus 4 | 複雑な問題解決、長時間のエージェント作業 | $15/$75 | 72.5% | Sonnet 4で品質が足りないとき |
料金はOpus 4がSonnet 4の5倍でしたが、SWE-bench VerifiedではSonnet 4のほうがわずかに上回っていました。Opus 4が本領を発揮するのは、何時間も続く自律的な作業のような、より長く複雑な仕事です。
用途と料金はAnthropicの発表に基づいています。
Claude Sonnet 4の料金と利用経路で迷いやすい点

Sonnet 4の料金を考えるときは、「APIの従量課金」と「Claude.aiやClaude Codeの月額プラン」を分けて考える必要があります。
Sonnet 4のAPI料金を利用量で試算する
Sonnet 4のAPI料金は、入力$3・出力$15(100万トークンあたり)でした。たとえば入力1万・出力2,000トークンの処理を100回行うと、入力$3+出力$3=$6(約950円)です(1ドル=158円で換算)。
同じ処理を後継モデルで行うと、Sonnet 4.6なら同じく$6、現行のSonnet 5.5なら$4(約630円)になります。
実際の請求額は、キャッシュやBatch処理(半額)、提供元ごとの料金によって変わります。また、モデルによって回答の長さが変わるため、移行後は実際のトークン数で計算し直しましょう。
Claude Sonnet 4とClaude Code・無料プランの関係
名前が似ていて混同されやすいのですが、Sonnet 4は「AIモデル」の名前、Claude Codeはモデルを使ってプログラミングをする「開発ツール」の名前です。料金の仕組みも、使い方によって次のように変わります。
| 使い方 | 料金の仕組み | 確認すること |
|---|---|---|
| Claude.ai | 月額プラン(Free・Pro・Maxなど)の利用枠内 | 画面で選んでいるモデルとプラン |
| Claude Code | 月額プランの利用枠、またはAPIの従量課金 | ログイン方法(アカウントかAPIキーか) |
| Claude API | モデルごとの従量課金 | コードで指定しているモデルID |
Claude CodeをPro・Maxのアカウントでログインして使えば、そのプランの利用枠が使われます。APIキーで認証している場合は、APIの従量課金になります。
詳しくはClaude Codeの公式コスト案内を参照してください。
また、モデル選択メニューに後継のSonnetが表示されていても、それはSonnet 4とは別のモデルです。
Sonnet 4から後継モデルへ移るときの選び方

Anthropicの提供終了一覧では、Sonnet 4の後継にSonnet 4.6(claude-sonnet-4-6)が指定されています。料金はSonnet 4と同じなので、費用を変えずに移行できます。新しく作るなら、より安い現行のSonnet 5.5も候補です。
Sonnet 4.5・4.6・Sonnet 5.5をどう位置づける?
Sonnet 4.5は、2025年9月に発表されたSonnet 4の次の世代です。発表時には、プログラミング、長時間の作業、パソコン操作(コンピューター操作)の改善が紹介されました。ただし、Sonnet 4の後継として公式に指定されているのは4.6です。
| モデル | Sonnet 4との関係 | API料金(入力/出力) | Claude APIの提供終了予定 | こんな場合におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| Sonnet 4 | 移行元 | $3/$15 | 2026年6月15日に終了済み | ― |
| Sonnet 4.5 | 次の世代 | $3/$15 | 2026年9月29日以降 | 長時間の作業やパソコン操作を試したい |
| Sonnet 4.6 | 公式の後継 | $3/$15 | 2027年2月17日以降 | 今のシステムをそのまま移したい |
| Sonnet 5.5 | 現行の主力 | $2/$10 | ― | 新しく作る、費用を抑えたい |
料金はClaude APIの基本料金(100万トークンあたり)です。Sonnet 4.5は提供終了予定日が近いため、今から移行するならSonnet 4.6かSonnet 5.5を選ぶのが安心です。
Sonnet 4から移行するときの評価項目
Sonnet 4からの移行では、モデルIDを書き換えるだけで終わらせず、同じ依頼で結果を比べましょう。次の手順で進めます。
- コード・設定・ログから旧IDと、どの請求先で使っているかを特定する
- 移行先のモデルID、使えるリージョン、料金、利用上限を確認する
- 文章の要約、短いコード修正、手順の多い難しい作業の3種類を試す
- 正確さ、指定した形式を守れているか、待ち時間、トークン数を記録する
- 必要に応じて思考の設定・最大出力・ツール・キャッシュを調整してから切り替える
Claude API(Python)での変更例は次のとおりです。
# 変更前(Claude Sonnet 4)
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-4-20250514",
max_tokens=4096,
messages=[{"role": "user", "content": prompt}],
)
# 変更後(後継のSonnet 4.6)
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-4-6", # 現行モデルにするなら "claude-sonnet-5-5"
max_tokens=4096,
messages=[{"role": "user", "content": prompt}],
)
Claude APIではSonnet 4をもう呼び出せないため、比較には保存しておいた過去の出力を使ってください。BedrockやGoogle Cloudで使っている場合は、それぞれの管理画面でモデルIDと終了予定を確認しましょう。
Claude Sonnet 4のまとめ
Claude Sonnet 4は、Sonnet 3.7から料金を据え置いたまま、SWE-bench Verifiedを63.7%から72.7%に伸ばしたバランス型のモデルでした。考えながらツールを使えるようになったのも、この世代からです。
現在はClaude APIで提供が終わり、Bedrockも2026年10月14日に終了予定です。古い設定を見つけたら、料金が変わらない後継のSonnet 4.6か、さらに安い現行のSonnet 5.5へ移行しましょう。





