AR技術の最先端が体験できるINNOVATION TOKYO 2018 AR Playground with Nianticが六本木ヒルズで開催。
2018年度のINNOVATION TOKYOは、Pokémon GOをリリースしたことで知られるNianticにフォーカスしています。
Pokémon GOの世界を舞台に新たなAR・VR体験ができる展示や、Nianticの代表的なもう1つのゲームであるIngressも登場。
今回は、INNOVATION TOKYO 2018 AR Playground with Nianticのイベント内容について詳しく紹介します。
この記事の目次
INNOVATION TOKYO 2018が10月21日まで開催中
六本木ヒルズでINNOVATION TOKYO 2018 AR Playground with Nianticが開催
Innovative City Forumに合わせて、INNOVATION TOKYO 2018が2018年10月12日から10月21日まで六本木ヒルズで開催中です。今回のINNOVATION TOKYOは、「ARで変わる街の楽しみ方」がテーマ。
根強い人気を誇るPokémon GOやIngressといったゲームの開発を行っているNianticが手がける最先端のAR技術が体験できます。
その中でも、注目したいのがPokémon GOのアトラクションが展示されている「Pokémon GO AR庭園」です。Pokémon GOファンの方は見逃せないイベントと言えるでしょう。
INNOVATION TOKYO 2018 – AR PLAY GROUND WITH NIANTICの開催概要
Nianticとは
Pokémon GOは知っているけれど、Nianticについてはよく知らないという方も多いでしょう。
Nianticは、2010年に「新しい発見」「運動」「現実の世界でのつながり」をテーマとした新しいゲームを作るためにGoogle内のスタートアップとしてはじまった企業です。
「地図とゲームを組み合わせることで世界がより興味深くて魅力的なものになる」という前提をもとに、それを実現するために Niantic を設立しました。
モバイル端末と位置情報を組み合わせたロケーションベースのモバイルアプリ「Feild Trip」やロケーションベースのARゲーム「Ingress」を開発してきました。Nianticのゲームは、「位置情報」と「AR技術」を軸に作られています。
2015年にAlphabet Inc.から独立し、Pokémon GOの開発を発表。2016年にリリースしたPokémon GOは、現在でも最も高い人気を誇っているARアプリです。Nianticを代表する作品と言えるでしょう。
世界で他に例のないARプラットフォームを構築したNianticはAR技術を牽引するリーダーと言える企業です。2018年末にはハリー・ポッター好きは見逃せない「Harry Potter: Wizards Unite」のリリースも予定されています。
ARの現在と未来を考える上で、要注目の企業がNianticです。
Pokémon GO AR庭園
INNOVATION TOKYO 2018の目玉であるPokémon GO AR庭園では、2種類のアトラクションが楽しめます。
Pokémon GOの世界で音に耳を澄ませるARを体験
本日からInnovation Tokyoにて「Pokémon GO AR庭園」がスタート!
六本木ヒルズ毛利庭園の中を、ポケモンの鳴き声を頼りにポケモンを探し、なでなでしたり、一緒に写真を撮ったりできる音声ARのデモと、VRの世界で階段を登りながらバーチャルジムに登り、ポケモンや庭園を見おろせるデモがあります! pic.twitter.com/0w9lR54HEa
— Fumi (@Fumi) 2018年10月12日
まず、1つ目はPokémon GOのウィロー博士からの調査の依頼によって、イヤホンから聞こえる鳴き声などの音を頼りにして六本木ヒルズの毛利庭園内に潜んでいるポケモンたちの声を集めるアトラクションです。
Pokémon GOとは違った専用のアプリがインストールされたiPhoneに集音する機器とイヤホンをつないでアトラクションを楽しみます。
開放型のARの適したイヤホン「ambie」を装着して、毛利庭園の現実の自然の音とポケモンの気配に耳を澄ませる新たなAR体験が可能。ARの体験は視覚だけでなく、聴覚や触覚などの五感を通しても表現されることが感じられるアトラクションと言えるでしょう。
NianticのARプラットフォームである「ARDK」を利用することで、毛利庭園の芝生エリアで鳴き声を集めたポケモンと一緒に遊ぶこともできます。
バーチャルジムに登ってみよう
毛利庭園では、ポケモンの声を拾いながらそのポケモンを3匹ゲット????
そのうちの1匹とだけ撮影可能????
さっさとゲットしなきゃ良かったです☹️バーチャルジムは、チームカラー選べないけど ジムの高さを体感????
これから行く方、
楽しんでらしてくださいね! pic.twitter.com/Kbs0nFnw9e— Chris (@Chris_Lap100) 2018年10月13日
もう1つは、毛利庭園にあるPokémon GOのゲーム内のジムに実際に登れるというアトラクションです。
鳴き声を探すアトラクションの隣には、赤のチームヴァーラー・青のチームミスティック・黄色のチームインスティンクトの3つのバーチャルジムが設置されています。このバーチャルジムをスタンドアロンVRHMD「Lenovo Mirage Solo with Daydream」を装着して登っていきます。
ポールをつかんでVR内の階段を登ることで、ジムの頂上にたどり着けます。ジムの頂上には登った人しか見ることができない風景があるのでぜひ体験してみてください。
現実にでは平面を歩行していますが、あたかも階段を登っているような感覚が味わえる仮想空間は、「無限階段」を応用して生み出されました。この「無限階段」は東京大学廣瀬・谷川・鳴海研究室によって開発された技術です。
その他にも、本物のポケストップと記念写真が撮れるコーナーもあります。INNOVATION TOKYO 2018はPokémon GOのファンの方におすすめのイベントと言えるでしょう。
ただし、Pokémon GOで特殊なポケモンがゲットできたり、イベントに参加できたりといったことは予定されていませんの注意してください。Pokémon GOのAR・VRによる新しい世界観を楽しみましょう。
Pokémon GO AR庭園が体験できる場所と日時
・日時:10月12日~10月21日 12:00~20:00(土日 10:00~)
・場所:六本木ヒルズ 毛利庭園
INNOVATION TOKYO 2018のその他の展示を紹介
AR Roppongi x Ingress
六本木ヒルズで始まった #イングレス のAR Roppongi x #INGRESS 展示。ゲーム要素なしのデモでしょ?と思いきや、ただでさえ圧倒される精巧な都市模型とホロレンズ +プロジェクションマッピングで、思わず声が出る美しさと迫力です。これは見に寄るべきhttps://t.co/aM0k2dKbDP pic.twitter.com/YOFG1iw491
— Ittousai????Engadget JP (@Ittousai_ej) 2018年10月13日
AR Roppongi x Ingressは、1/1000スケールの精巧な六本木の都市模型上にIngressの世界観をプロジェクションマッピングとMicrosoftのHololensで表現する展示です。
Ingressの10日間のポータルの変化をタイムラプスで表し、ARの世界での六本木の姿を映し出します。現実の六本木を舞台にして、青のレジスタンスと緑のエンライテンドがどのように陣取りを行っているのかが視覚的に体験可能です。
Ingressをプレイしたことがないという方は、この機会にプレイヤーしか見ることができない世界を体験してみてはいかがでしょうか。
Ingressとは
Ingressは、2012年にNianticがリリースした位置情報を利用したARモバイルゲームです。ランドマークや歴史に関わる場所や建築物といった現実世界の情報を取り込み、レジスタンスとエンライテンドの2つの陣営がARを活用したゲームの世界で陣取りを行います。
現実の世界とリンクして現れる「ポータル」から漏れ出る「XM(エキゾチックマター)」を巡って2つの陣営が競い合うため、現実世界での実際の探検が必要。Nianticはこのゲームを通して、プレイヤー同士の交流やプレイヤーが世界の価値のある場所にたどり着くことを目指しています。
Ingress史上で初となるメジャーアップデート「Ingress Prime」の近日中に公開予定。新規で参入するプレイヤーも取り組みやすいタイミングではないでしょうか。
AR Roppongi x Ingressが体験できる日時と場所
・日時:2018年10月12日〜10月21日 12:00〜20:00
・場所:六本木ヒルズ ウェストウォーク 2F
Codename: Neon
複数人で同時に参加できる「リアルタイムARテクノロジー」が体験できるNianticによる未公開のゲームが「Neon」です。
光を集めてビームのように相手にぶつけて、得点の高いプレーヤーに王冠が輝くというシンプルなゲーム。ARクラウド技術によりプレイヤーをP2Pで接続して、10ミリ秒以下に位置共有の時間を抑えることを実現しました。
これにより、相手がいる場所を瞬時に端末同士が把握できるので、光を避けるなどのアクションにリアルタイムでの反応が可能。「Neon」は、INNVATION TOKYO 2018で日本初公開となりますので、ARに興味がある方はぜひ六本木ヒルズに足を運んでみてください。
#Niantic の技術デモ作品「Codename: Neon」が10月17日(水)〜21日(日)の間、六本木ヒルズ「Innovation Tokyo 2018」にて体験可能に。優先参加のインビテーション・パスを予約できます。ぜひ体験してみては? #Ingress https://t.co/0XpCEVk4fX pic.twitter.com/STl5y8PUMQ
— Resistance Japan News (@ResJPNews) 2018年10月10日
Codename: Neonが体験できる日時と場所
・日時:2018年10月17日〜10月21日 12:00〜20:00
・場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ
DIVE to INGRESS
2018年10月17日からフジテレビの+Ultraにてスタートするアニメ「イングレス」。この作品の放送を記念して、10月13日に行われたイベントが「DIVE to INGRESS」です。アニメ「イングレス」の先行上映会と音声AR体験型ゲームイベントが行われ盛況を博しました。
六本木ヒルズを舞台にした特別なミッション
昨日は【DIVE to INGRESS】に参加いただいた皆様ありがとうございました。私ADAもサポートとして参加させていただきました。『イングレス』の世界をご堪能いただけたでしょうか?
放送まであと3日、どうぞご期待ください。#Ingressanime pic.twitter.com/pO7TT7e6kM— TVアニメ『イングレス』 ※ADAにハックられ中 (@IngressAnime) 2018年10月14日
ゲームイベントは、専用スマホを受け取り、イヤホン「ambie」から送られる司令にチャレンジしました。作中に登場する大企業ヒューロンが六本木に仕掛けた「ダークXM(エキゾチック・マター)」というデバイスを見つけて、無効化するミッションに挑むという内容。
Ingressのゲーム内では、青のレジスタンスと緑のエンライテンドは競い合いますが、今回は協力してヒューロンに立ち向かうという特別な戦いでした。
ゲームを楽しみながらARを体験
ゲーム内でナレーションの役割を担当するADA(エイダ)がスクリーンから呼びかけ、スマホから流れる映像や音楽によってARが体験できるだけでなく、敵キャラとなる傭兵を避けながらみんなで協力してデバイスの解除を行うというシンプルなゲーム性を多くの方が満喫しました。
10月17日からスタートするアニメ「イングレス」の詳細については、下記の公式サイトをご覧ください。
ARの現在を体験したい人は六本木に行こう
今回は、INNOVATION TOKYO 2018 AR Playground with Nianticについて紹介しました。Pokémon GOが好きな方はもちろん、日本初公開の技術が体験できるなど、ARに興味がある方にとって魅力的な内容のイベントとなっています。
2018年10月21日までのイベントですので、気になる方は忘れずに参加しましょう。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。