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肥料メーカー営業1年目の女性社員が、紙ベースの人事評価をオリジナルのWebアプリに移行!ゼロからの開発を振り返る

作成: 2018.03.02 更新: 2019.05.08

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大学卒業後、兵庫県の肥料メーカーに営業職で入社した小峯有貴(こみねゆき)さん。「営業で入社したのだから、当面は営業をすることになるだろう」と考えていたそう。

ところが小峯さんの社会人生活1年目は、本人も全く予想していなかったプログラミング漬けでした。入社するまでまさかプログラミングをするとは思っていなかった小峯さん。
3ヶ月近くかけてゼロからプログラミングを学び、それまでずっと紙で行われていた社内の人事評価をオリジナルのWebアプリ化することに成功しました。

プログラミング未経験から、社内で実際に使えるレベルのWebアプリ開発にチャレンジ。見事、成果を上げた小峯さんに話を聞きました。

営業で肥料メーカーに入社!しかし1年目はプログラミング漬け。その狙いは?

――現職の仕事内容を教えてください。

兵庫県の肥料メーカー「福栄肥料株式会社」の営業をしています。2017年4月に新卒で入社し、東京から引っ越しました。平均年齢が比較的高い業界で、20代から30代手前の社員は少なめです。新卒女性社員の私は、かなり珍しがられます(笑)

実は入社後、私はほとんど営業をしていないんです。入社してすぐ取引先への挨拶回りはしたのですが、以後はほぼプログラミングをしていました。
まさか営業で入社したのに、一年目はずっとプログラミングをすることになるとは思っていなかったのですが・・・(笑)

このことから分かる通り、私が入社した肥料メーカーは良い意味で異質な企業なんです。

肥料メーカーがIT化にこだわる理由。エンジニア不足の実情

社長がIT化に熱心で、常々「これからの時代、IT技術は絶対に必要だ」と語っています。その背景には、社内の業務プログラムの存在があります。

実は肥料メーカーにとって、業務プログラムは不可欠なんです。

例えば、肥料は「どの成分を何%配合するのか」という数値管理が必要です。それらの管理は全てIT化されていて、何年にも渡って業務プログラム上で行われています。また肥料の在庫管理もIT化されています。プログラムがダウンしてしまったら、仕事にならないです。

ただ、会社がエンジニア不足に苦しんでいるのも正直なところで。

業務プログラムが導入されたのはかなり昔で、使用言語はMicrosoft Visual Basic。社内にはVisual Basicが使えるエンジニアは2人だけです。

この2人が居なくては、システムにエラーが起きても直すことさえできないので「後に続く人材を、どう確保しようか」というのが大きな課題です。

そこで若手社員には、会社のサポートのもとプログラミングを学ぶ機会が与えられているんです。

私の場合は2017年11月初旬から、TECH::CAMP梅田校でプログラミングを始めました。学習している言語はRubyです。2018年3月末まで受講を継続する予定です。

画像出典:福栄肥料株式会社 コーポレートサイト

――学生時代にプログラミングを学んだ経験はありましたか?

いえ、全く。大学生の頃にアメーバブログをやっていたのですが、インターネット関連でしていたことと言えばそれくらいです。

でもパソコンは昔から好きで、小学2年生の時にはもうブラインドタッチをマスターしてました。普通にネットサーフィンをしたり、ゲームをしている内に身についてたんですよね。

就職活動の面接で、よく「あなたの特技は何ですか?」という話になるじゃないですか。本当に私、特技らしい特技があまり無くて。だから「小学2年でブラインドタッチをマスター」と履歴書の特技欄に書いたんです。

すると思いの外、面接でウケがよくて。最終面接でも社長とその話になり「君にはプログラミングを覚えてほしいなあ」と言われたんです。

私は「ぜひぜひ!」と答えたんですけど、まさか入社後本当にプログラミングをやることになるとは思っていませんでした。営業職で採用されたので、普通に営業をやるものだと思っていたので(笑)

――同期で未経験からプログラミングを学んでいるのは、小峯さんだけですか?

1名新卒で同期入社の女の子が居るのですが、その子もプログラミングを勉強中です。その子の使用言語はVisual Basicです。

また中途ですが、全く同じタイミングで入社した男性が2名居ます。この2人もVisual Basicを学んでいる最中です。3人とも「プログラミングはしんどい」と言ってました(笑)

ゼロからプログラミングの概念をまず覚え、文法を身に着けていく・・・というのはやっぱり簡単ではないですね。

同期の中で、Rubyを勉強しているのは私だけなんですよ。

Visual BasicとRubyでは、Rubyの方がWebアプリ開発用途としては広く使われている印象があります。今後、Webアプリ開発に事業として取り組む機会があれば、スキルを活かしたいですね。

紙で管理していた人事評価を、オリジナルのWebアプリに移行!ゼロからの開発を振り返る

作成した人事評価アプリの管理画面。「評価閲覧」から人事評価を閲覧することが可能です。

――今回作った人事評価アプリは、具体的にどういうものですか?

その名の通り、人事評価に使用するWebアプリです。社内の人事評価に使用することを想定して、開発しています。制作期間はおおよそ1ヶ月半で、フレームワークはRuby on Railsです。

ユーザーはアプリへの登録時に、自分の直属の上司を入力します。その際に登録された上司は、アプリ上で部下の評価ができます。そして、部下は評価を閲覧できます。

いままで社内では、人事評価を全て紙で行っていました。紙で回答を集めると、集計にものすごく手間がかかります。人事評価は最終的に社長が目を通すのですが、社長自身も集計結果を把握するために時間を奪われていました。

今回作成したアプリは、いま(※)はまだテスト段階です。実装が完了したら、早く社長に成果物を見せたいです!

――カリキュラム通りにアプリをつくるのと、オリジナルアプリで機能をゼロから作るのは別物です。率直な感想を教えてください。

本当に大変です。

世のエンジニア、プログラマーはすごいです!こんなにすごいことをやっていたとは、全く思っていなかったです・・・。

簡単な実装に見えても、実際に機能を作り込むとなると本当に難しくて・・・。普段自分が何気なく使っているサービスも、このようにして作られたのだと思うと「ありがとう!」という気持ちになります。エンジニアに感謝ですね。Webサービスに対する物の見方が大きく変わりました。

――特に大変だった、開発のポイントを教えてください。

ダントツで大変だったのは、上司が評価を入力する画面の作り込みです。

今回作ったアプリでは15個の評価項目を用意しており、回答はラジオボタンで入力します。ここで大変だったのが「15個分の回答を正しく記録し、一括で送信する」ことです。普通に画面を作ると1問目のラジオボタンで入力した内容が、残り14個の回答にも連動してしまって。

つまり15個の回答全てが、同じ答えになってしまったんです。この問題の解決方法が、どうやっても自分自身では分からなくて・・・。何回も何回もTECH::CAMPのメンター(講師)さんに質問をして、やっと15個の回答を正しく反映することができるようになりました。

評価項目は「会社の理念・方針を理解していたか」「挨拶、言葉遣い、身だしなみは適切であったか」など全部で15個。ラジオボタンで最もマッチした回答を登録します。

TECH::CAMPの長所は、いつでもメンター(講師)に質問できる環境です。

そのありがたみは、普通にカリキュラムを進めている時にはあまり感じなかったんです。十分にカリキュラムが分かりやすいので、特に質問したいことが思い浮かばなくて。ところがオリジナルアプリを作り出したら、途端に山ほど質問したいことが浮かんできました(笑)

メンター(講師)が居なかったら、サービスを形にすることはできなかったです。この環境の貴重さを、肌身に染みて感じましたね。

――人事評価の他にも紙ベースで行われていて、アプリ化できそうな作業はありますか?

あえて言うなら、勤怠管理です。いまはタイムカードで管理しているのですが、使用するカードは紙です。紙のタイムカードには「オフィスに来ないと打刻できない」というメリットがあるので、不正打刻を防ぐには有効です。

ですが、近年はクラウドの勤怠管理システムを導入する企業が増えています。IT化すると集計が楽になり、作業ミスも減ります。

何らかの形で、紙のタイムカードをWebアプリに置き換えることは十分可能なんじゃないかと思っています。

(※)今回のインタビューは、2018年2月下旬に行いました。

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実際の現場には「カリキュラム」は無い。オリジナルアプリ開発は思考力を磨く最高の機会

――オリジナルアプリの制作をゼロからした感想を改めて教えてください。ご自身にとってどういう経験になりましたか?

確実に人生に役立つスキルを身につけられました。

この先の未来、どんな会社もどうなるか分からないです。いつどこで誰がリストラされるか分からないです。1つの会社に依存して生きるのではなく、常々「自分には他の会社に行っても通用するスキルがあるのか」を考えながら、日々を過ごさないといけないと思います。

一社に長く勤め上げるというよりは、転職が当たり前になる時代に「これからのキャリアに必須のスキル」を得られたのは本当にありがたかったです。

――TECHCAMPの受講を検討している方に、アドバイスをお願いします。

単にカリキュラムを進めるだけではなく、最低でも一個はオリジナルアプリを作った方がスキルが身につきます。

カリキュラムに従って言われたとおりにアプリを作るだけでは、真の意味ではプログラミングを理解したとは言えないです。

自分で作ると「どういう設計のアプリにするのか」「いま自分は何を実装しているのか」「今後、どういう流れで開発をすすめるのか」という1つ1つの工程に、全て自覚的になる必要があります。

実際に仕事でプログラミングをする時には、カリキュラムはありません。どういう機能をどのように実装するのか、ゼロから考えなくてはいけません。そうした思考力はカリキュラムだけでは十分に身につかないです。

本当に簡単なアプリでかまわないので、TECH::CAMPで一度はオリジナルアプリ開発にチャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人

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Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。