【エンジニア採用インタビュー】JapanTaxi株式会社のエンジニアが、採用にコミットする組織づくりの秘訣とは
更新: 2021.03.15
350万ダウンロード(2017年9月時点)を記録している全国タクシーを展開するJapanTaxi株式会社(※2020年4月1日株式会社Mobility Technologiesに社名変更)。
代表取締役の川鍋 一朗さんはピザをGPSで配達先を指定できるスマホアプリからタクシー配車アプリを思いつき、そこから時代の流れとともにタクシーの IT活用に積極的に乗り出しました。
2017年現在、同社の主力アプリ『全国タクシー』は全国47都道府県、約4万1千台のタクシーに対応し、UIの分かりやすさも相まって非常に高い人気を集めています。
JapanTaxiは現在、タクシーの事前確定運賃に関する実証実験や『陣痛タクシー』に登録した妊婦さんに無料で育児サポートアイテムをプレゼントする『マタニティギフト』など、様々な新しいチャレンジをしています。
そのチャレンジを支えるエンジニア採用に関して人事マネージャーの小川さんにお話を伺いました。
プロフィール
小川 成子(おがわ しげこ)さん JapanTaxi株式会社 人事マネージャー
ゲーム業界を中心に採用・労務・制度設計・人材開発・システム導入と幅広く人事を担当。ゲームプログラマ実務経験あり。人事責任者としてベンチャーのIPO、年間100名規模の採用、制度設計を経験。生活に根付いたリアルな世界を求めて2016年9月にJapanTaxi株式会社へ入社。人事マネージャーとして活躍中。
技術の幅が広いエンジニア組織
――JapanTaxiではエンジニアが何名在籍していますか?また、採用時に重視しているポイントを教えてください
弊社のエンジニア組織は現状約40名で、車載システムなどを開発していたハードウェアエンジニアもいれば、web系ベンチャーで活躍していたサーバサイドエンジニアも在籍しています。
タクシー配車アプリ『全国タクシー』、車内広告タブレット『Tokyo Prime』、乗務員アプリ、ドライブレコーダーなどの車載プロダクト、ネット決済システム『JapanTaxi Wallet』まで多種多様な開発に関わるので、他社に比べて技術の幅が広いと思います。
エンジニア採用は主にエージェントやWantedly・Greenといった採用媒体を活用して、多い時は月300~400名の方に応募いただきました。
面接では「JapanTaxiのカルチャーにフィットしているか」をとても重要視しているので会社を知ってもらう採用広報としてWantedlyフィードにこまめに社内の様子を投稿しています。
エンジニアが採用に協力しやすい組織の作り方
――経営陣もエンジニアも全員が採用にコミットしている印象なのですが、どんな方法で採用活動をしているんですか?
2017年1月1日から7日間、代表の川鍋が「技術を理解できるようになりたい」ということでテックキャンプでプログラミングを学びました。
代表自らプログラミングを学習するということを初めて聞いた時は正直驚きました。
川鍋が日本交通の社長時代、現場を知るためにタクシー乗務員になったことがあったのですが、車の運転とプログラミングは勝手が違いますから。
エンジニア採用が大事!エンジニア採用に注力している!という経営者は多いですが、自らプログラミングを学習しにいく経営者は少ないと思うのでその姿勢に驚きましたし、見習いたいと思います。
「エンジニア文化を醸成する」という意識が弊社経営陣にもあるため、プロダクトや技術力を高める開発体制や取り組みに対する意思決定のスピードがとても早いと感じています。
またCTOの岩田を始めとするエンジニアたちは課題発見能力、解決力にとても優れているメンバーが多いですね。
実際にエンジニアからの発案で実施していることにスクラムなどの開発手法を試してみたり、定期的な社内LT・他のIT企業との合同勉強会、エンジニア教育プロジェクトなどエンジニアが自主的に学べる機会をつくったり、月1で「リファクタリングデー」としてメンバー個人がプロダクトとしての優先順位は高くないが直したい部分を自由にコーディングする日を設けています。
エンジニアの皆さんには採用にもコミットしてもらっています。弊社の内定承諾率はかなり高いです。
その理由は、経営陣全員はもちろん、何人もの現場のメンバーに何度も会って話してもらってお互いの理解を深めているからです。
候補者情報や他社が行なっている採用に関する情報は人事からエンジニアに採用管理ツールやSlackなどで提供しています。採用面接をしたことがないエンジニアも積極的に面接をしてくれています。
テックキャンプ エンジニア紹介利用の背景
――テックキャンプのエンジニア紹介の利用の決め手はどんなところですか?
正直、最初は懐疑的ではありました(笑)エンジニア未経験でプログラミングを2.5ヶ月学習した方を面接に出してはたして選考に通るのか、スキルが高いエンジニア組織でがんばれるのかなど心配はありました。
その不安を解消するためにテックキャンプさん側が開催してくれた求職者との交流会に参加しました。
求職者の方々とお話をしてみるとユニークなバックグラウンドを持っていることがわかりました。前職で営業をやっていたり、ディレクターをやっていたり本当に様々で、プログラミングを学習してエンジニアになった後、それぞれの経験をプラスアルファで活かしていただけそうなイメージが湧き、利用することにしました。
結果的にサーバサイドエンジニア(Ruby)のポテンシャル枠第1号として9月から文系出身の女子エンジニアが入社することになりました!
今後の組織の課題
――組織としての今後の課題はどんなところでしょうか?
今後もエンジニア採用は継続的に行っていく予定です。しかしただ人数を増やせばいいだけではなく、組織として成果を出せる体制作りをしていこうと思っています。役割の明確化、ミドルマネジメントの育成・採用、属人的になっているノウハウの情報共有などまだまだやれることはたくさんあると感じています。
ポテンシャル人材を採用するにあたり、研修制度・フォロー体制なども作っていかないといけません。積極的にエンジニアを巻き込んで、エンジニアがより働きやすく「世界一の乗車体験」を実現するためのソフト面・ハード面での挑戦を続けていける組織にしていきたいと思っています。
――小川さん、本日は貴重なお話ありがとうございました!
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