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パソコン処分前に行うデータ消去の方法。無料の処分方法も紹介

更新: 2021.04.23

「パソコンが古くなったので買い換えたい」「パソコンが壊れたので処分したい」

このような時に、パソコンをどのように処分したらいいのか悩んでしまう人もいると思います。

パソコンは正しく処分しないと、法令違反になったり、データが流出したりといった状況を招くことも。

そこでこの記事では、パソコンを処分する際に気をつけたいデータ消去の方法や、パソコンを安全に処分するための7つの方法を解説します。

安心・安全にパソコンを処分したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

パソコン処分前のデータ消去の方法

パソコンは、情報漏えいを防ぐためにデータ消去が必須です。以下で、その方法について解説します。

専用のデータ消去ソフトを使うのがおすすめ

パソコンを処分する時のデータ消去は、専用のソフトを使うのがおすすめです。

初期化やファイル削除では情報漏えいへの対処は不十分。データ復元ソフトなどで、消したはずのデータを復元されてしまう可能性があるからです。

メーカーなどが推奨しているデータ消去方法や専用ソフトを使うと、復元される危険性を抑えることができます。

参考サイト:当協会の会員が推奨するデータ消去プログラム : パソコン3R推進協会

物理的に記録媒体を破壊する

ハードディスクなどの記録媒体を、ハンマーなどで物理的に破壊するというデータ消去の方法です。

または、分解して使用できない状態にするという方法もあります。一見するとシンプルで安全に思えますが、この方法にはリスクや懸念点もあるので注意が必要です。

まず、完璧に壊したと思っても、重要な部分は無傷というケース。もう1つは、有害な物質が飛散してしまい身体に悪影響を与える場合もあります。

強い磁力で磁気的にデータを破壊する

強い磁気を与えることでデータの読み書きを不可能にし、データ消去を行なうという方法です。

記録媒体は、磁気を利用してデータを保存しています。強い磁気を与えるとその動作が不可能になるので、確実性の高いデータ消去の方法と言えるでしょう。

ただし、家庭にあるような磁石程度の磁気ではデータは破壊できません。強い磁力を与える専用の機材が必要となるので、業者への依頼が無難な選択です。

記録媒体を取り外して処分する

ハードディスクなどの記録媒体を取り外してから、パソコンを処分するという方法もあります。

データ漏洩などのリスクは防げますが、根本的にデータ消去とは異なります。

また、外したハードディスクを処分する方法を別に考えなくてはならない点に注意が必要です。

データ消去を行なう時間がなく、十分な処置ができない場合などに覚えておくとよいでしょう。

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パソコンを処分する時に知っておきたいポイント

パソコンを処分する時には、「データ消去まえにバックアップを取っておく必要がある」などの、知っておきたいポイントがあります。

以下で解説しますので、初めてパソコンを処分する時にはしっかり理解しておきましょう。

データ消去前にバックアップを取っておこう

パソコンは、データ消去前にバックアップを取っておかなければ復元できません。

買い換えを行なう時には、バックアップを取るか新しいパソコンにデータ移行してからデータ消去を行いましょう。

バックアップには、ローカルで外付けのハードディスクに保存したり、クラウド上にアップロードしておいたりといった方法があります。

データの移行に不安がある場合には、データの消去も含めて専門のサービスを利用するとよいでしょう。

プリンタ・キーボードなどの周辺機器は処分方法ごとに確認が必要

パソコンと合わせて、プリンタやキーボードを処分したいという場合もあるでしょう。

そのような時は、パソコンと一緒に処分ができるか確認が必要です。処分方法によっては、別扱いになることも考えられます。

「一緒に処分できるだろう」と思っていたのに処分できず、有料の粗大ゴミとして捨てなければならない場合もあります。

周辺機器も一緒に処分したい時は、処分方法によってどのような扱いになるのか必ず確認しましょう。

自治体の回収ボックスでの処分は放置されるリスクがある

自治体の回収ボックスを利用した処分は、無料で利用できます。とても手軽ですが、処分のルールを間違えると回収されずに放置されるリスクがあります。

そのまま放置されると、第三者が持ち去ってデータが悪用される危険性も。自治体の回収を利用する際は、処分のルールをしっかり確認して、データ消去も必ず行いましょう。

パソコンを正しく適切に処分するための基礎知識

パソコンは、ただゴミ収集に出せばよいというわけではありません。正しい方法を理解して、適切に処分する必要があります。

まずは、パソコンを処分する際の基礎知識を理解しましょう。

情報漏えいにつながるリスクがある

パソコンを処分する際は、データ消去を行わないと情報漏えいにつながるリスクがあります。

パソコンには、基本的にHDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)といった記憶装置が搭載されています。

この記憶装置があるおかげでファイルやアプリを保存でき、パソコンが便利に使えるのです。

パソコンを処分する際には、この記憶装置に保存されたデータを慎重に扱う必要があります。

プライベートで使っていた場合には、個人情報などの漏洩の危険があります。仕事でも使っていた場合には、企業の機密情報などが流出する場合も。

データの管理は個人の責任となるため、情報漏えいにつながるリスクがあることを理解して、安全にパソコンを処分する方法を考えましょう。

不安な場合には、専門業者やメーカーに回収を依頼すると安心です。

ストレージ上のデータについては、“守るべき情報は自分で守る”という自己責任の原則に則り、あくまでもユーザの責任で管理されるべきものである。
引用元:パソコンの廃棄・譲渡時におけるハードディスク上のデータ消去に関する留意事項

正しく処分しないと法令違反になることも

パソコンは適切な方法で処分しないと、法令違反で処罰されるケースもあります。

パソコンのパーツには、再利用できる価値のあるものも含まれています。そのようなパソコンのパーツを資源として再利用するために、日本では資源有効利用促進法が定められているのです。

基本的に、資源有効利用促進法に基づいてパソコンのメーカーによる回収が義務付けられています。

また、ユーザーも正しい方法で適切に処分しないと、法令違反になる可能性があるので注意が必要です。もちろん、不法投棄は違法ですのでやめましょう。

無許可の回収業者の利用はNG

無許可の廃棄物回収業者の利用はNG。なぜなら、法令を守った処理が行われているか国が確認できないからです。

無許可の廃棄物回収業者の例は以下のとおりです。

  • 町中を車で巡回
  • ポストなどにチラシを配布
  • インターネットで広告を出している
  • 空き地で回収を行なっている

不法投棄や不適正処理が問題となっているため、安易にこのような業者を利用するのはやめましょう。

パソコンの7つの処分方法

パソコンの7つの処分方法について記載します。それぞれの方法の違いについて理解して、自分にあった処分方法を選びましょう。

パソコン無料回収サービスを利用する

法律を遵守したパソコン無料回収サービスを利用する方法です。

宅配回収・無料回収に対応しているサービスも多く、すぐにパソコンを処分したい時に便利。

データ消去を行なってくれるサービスを利用すると、安心してパソコンを処分できるでしょう。

おもなパソコン回収サービス

パソコン無料回収サービスでパソコンを処分する時のポイント

  • データ消去を依頼することも可能
  • ディスプレイなどの処分に対応していない場合がある
  • 基本的に無料で利用できる

パソコン買取サービスで売却する

リサイクルショップなどの、パソコン買取サービスを利用して売却する方法です。

ノートパソコン・デスクトップパソコン・モニター一体型パソコンなど、幅広いタイプのパソコンを買い取ってもらえます。

ハイスペックなパソコンを処分したい時におすすめです。買い替えなどの際に利用するとよいでしょう。

店頭への持ち込み・宅配など、さまざまな方法に対応しているサービスが多いです。

ただし、壊れていたり、モデルが古かったりといった場合には、買い取りしてもらえないこともあるので要注意。

おもなパソコン買取サービス

パソコン買取サービスで処分する時のポイント

  • 幅広いタイプのパソコンの買い取りに対応
  • 買い取りができないモデルもある

メーカーの回収サービスを利用する

上記でも紹介した通り、パソコンのメーカーには製造したパソコンを回収する義務があります。

処分したいパソコンにPCリサイクルマークがついていれば、無料でメーカーに回収してもらえます。

リサイクルやリユースを前提としているので、データ消去に対応しているケースが多いです。

ただし、製造したメーカーのパソコンに限られるので、他のメーカーのパソコンは回収不可。また、回収を依頼してから完了まで1週間以上かかる場合があるので、すぐにパソコンを処分したい時には適していません。

AppleLenovo富士通NECなどのメーカーは、下取りや買い取りも行なっています。

メーカーの回収サービスでパソコンを処分する時のポイント

  • 他のメーカーのパソコンは回収してもらえない
  • PCリサイクルマークがあれば無料だが、なければ有料
  • 下取りや買い取りを行なっているメーカーもある
  • 処分するまでに時間がかかる
  • データ消去に対応しているメーカーが多い

家電量販店で買い換える時に下取りに出す

家電量販店などでパソコンを買い換える時に、あわせて下取りに出す方法です。中には、買い取りや処分のサービスを提供している場合もあります。

回収とは異なり、下取りによる値引きが受けられる点がポイント。店頭への持ち込みや宅配で、下取りの依頼ができます。

データ消去に関しては、対応は家電量販店によって違うので注意が必要です。

下取り・買い取りを行なっているおもな家電量販店

家電量販店でパソコンを処分する時のポイント

  • 下取りで値引きが受けられる
  • 店頭持ち込みや宅配などのさまざまな方法に対応
  • データ消去は家電量販店ごとに確認が必要

各自治体の回収ボックスに入れて処分する

各自治体の小型家電回収ボックスに入れて処分するという方法です。

平成25年から施行された小型家電リサイクル法により、パソコンを小型家電として無料で回収している自治体も増えています。

回収を行なっていない自治体もあるので、お住いの地域が実施しているか事前に調べましょう。

また、無料でパソコンの処分が可能ですが、「回収できるサイズは30cm未満のものが対象」など処分のルールが決まっているので確認が必要です。データ消去も自分で行なう必要があります。

自治体の回収ボックスでパソコンを処分する時のポイント

  • 無料で回収してもらえる
  • データ消去は自分で行なう
  • 自治体の実施の有無や処分方法の確認が必要

オークションやフリマアプリなどで人に譲る

オークションやフリマアプリなどで、他の人に譲るという方法です。

人気モデルや最新モデルであれば、買い取りなどよりも高く売却できるでしょう。

ただし、データの復元がされる危険性など、他の人にパソコンを渡すリスクを十分にケアできる人でない限りおすすめできません。

知人や友人など信頼できる人に引き取ってもらうのであれば、ある程度安全性は高められるでしょう。

パソコンの処分方法の1つの選択肢として覚えておいてください。

オークションやフリマアプリでパソコンを処分する時のポイント

  • データ消去は自己責任
  • 買い取りや下取りよりも高く売却できる
  • リスクが高いのでパソコンの処分方法としてはおすすめできない

パソコン3R推進協会に有料で回収してもらう

使用済みパソコンのリデュース・リユース・リサイクルを推進している、パソコン3R推進協会に有料でパソコンを回収してもらう方法です。

以下のようなケースで、パソコンが処分できない時に利用するとよいでしょう。

  • メーカーが倒産して回収してもらえない
  • 製造メーカーが不明
  • 自作パソコン

家庭から排出されるパソコンの回収申込み | ご案内 パソコン3R推進協会

パソコンは最適・安全な方法で処分しよう

パソコンを処分する際には、様々な選択肢があります。

各処分方法は、コスト・手軽さ・安全性などそれぞれ特徴が異なります。

何を重視するのか、どのようなリスクがあるのかを考慮し、最適な方法でパソコンを処分しましょう。

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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