アメーバブログやAbemaTVを運営するIT企業大手の「サイバーエージェント」がサッカーJ2のFC町田ゼルビアを買収するとの報道がありました。
町田ゼルビアは、日本最大のネット広告代理店であるサイバーエージェントの傘下に入ることになります。
資金力だけでなく大きな発信力を手に入れることになり、J1昇格への原動力になるのではないかと期待されています。
この記事の目次
サイバーエージェントがJ2町田ゼルビアを10億円以上で買収との報道
サイバーエージェントがFC町田ゼルビアの経営権を取得することが27日報じられました。同社のプロスポーツへの本格的な参入は初めてとなります。
サイバーエージェント側は、クラブ側が保有する株の過半数を取得、その額はおよそ10億円以上になるとも言われています。
2019年からチームの運営に関わり、資金面での後援や 社員の派遣、チーム編成などの協議を行っていくだろうとされています。
詳細は年内にも正式に発表されると予測される見通しです。
公式サイトでは正式な決定次第発表とアナウンスされている
公式サイトでは以下のようにアナウンスがされています。
日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして誠にありがとうございます。
弊クラブの経営に関する報道が28日付でございました。
こちらに関しましては、現時点で確定したことではございません。
今後何らかの正式な決定がございましたら公式サイトで発表させていただきます。
皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。
正式な結果は、公式の発表を待ちましょう。
9月28日ツイッターのトレンドにも急上昇
サイバーエージェントによる買収が報道され、ツイッターではスポーツファンが様々な反応を見せています。ツイッターのトレンドにも上昇しているようです。
「サイバーエージェント」J2町田を買収 クラブと大筋合意 20年J1昇格へ追い風 : スポーツ報知 https://t.co/OBN44D2puo
マジか…いきなり町田がビッグクラブになる可能性が…
— でろりん (@derorinkuma) 2018年9月27日
サイバーエージェントがJ2町田買収!
サイバーが10億円以上でクラブ保有株の過半数を取得し、2019年からチーム運営に本格的に関わる。。
サイバーはかつて東京ヴェルディの大株主となるも、思うように利益を得らないことを理由に株を手放した過去あり。
今回は果たして。https://t.co/6TyiRhef8V— 起業LOG (@KigyoLog) 2018年9月28日
Jリーグにまた新しい風が吹きますね。
✔︎日本最大のネット広告代理店
→スポンサー獲得✔︎abemaTV
→独自コンテンツ制作&配信✔︎採用力
→新卒、中途の採用力✔︎営業利益
→営利307億、cygames133億(FY2017)
#町田ゼルビア #サイバーエージェントhttps://t.co/CptJ6fWZ7p— かーねる(高島祐亮) (@takashima475) 2018年9月27日
FC町田ゼルビアとは
FC町田ゼルビアは、東京都町田市がホームタウンのプロサッカークラブです。ゼルビアは町田市の樹・ケヤキ「zelkova」(ゼルコヴァ)と、花・サルビア「salvia」を合わせた造語であるそうです。
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J1自動昇格圏だが2018年9月27日時点では、J2クラブライセンスのままだった
9月27日、Jリーグにより来季のJ1とJ2の参加資格となるクラブライセンスの判定結果が発表されました。
町田ゼルビアはJ1自動昇格圏の2位に位置していましたが、J2クラブライセンスのままとなりました。
J1昇格のためには、順位条件以外にも、スタジアムの入場可能数やトレーニング施設などの基準があります。
他にも「観客1000人当たり5台以上の洋式トイレを設置」「観客席の3分の1以上あるいは全部を屋根で覆う」などJ1昇格のためには様々な基準が定められているのです。
町田ゼルビアがJ1昇格するために必要なこととは
町田ゼルビアの公式サイトによると、チームがJ1に昇格するためには以下の条件をクリアする必要があるとのことです。
①1万5千人以上が入場可能なスタジアムを有する
②設備基準を満たしたクラブハウス、天然芝またはハイブリッド芝ピッチを1面以上有する専用の練習場を用意する
J1ライセンスを交付されなかった町田にとって、サイバーエージェントの豊富な資金力はJ1昇格への追い風になることが期待されています。
チーム本拠地「野津田陸上競技場」は改修予定
チームの本拠地である「野津田陸上競技場」は2019年に改修工事が行われることが決まっています。
町田ゼルビアの公式サイトによると、現時点での収容人数は1万0328人と紹介されています。改修工事では、バックスタンド側におよそ5000席が増設される予定。総額四十八億円もの資金が投入される見込みです。
工期は約2年間、担当者は「完成は最速でも2021年2月」とのこと。町田市は、J1昇格も見据えて以前より改修の構想を練っていましたが、チームの勢いがそれを上回っている状況のようです。
サイバーエージェントとは
サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げるインターネット関連企業です。
インターネット広告事業や、アメーバブログなどのメディア事業を行う会社であり、最近ではライブストリーミング型のインターネットテレビ「Abema TV」の事業展開を積極的な姿勢を見せています。
Abema TVは香取慎吾さん、草なぎ剛さん、稲垣吾郎さん3人からなる「新しい地図」による「72時間ホンネテレビ」の放送を行ったことも記憶に新しいでしょう。
またAbemaTV開局2周年を記念して制作されたネットドラマ「会社は学校じゃねえんだよ」はサイバーエージェント社長である藤田晋氏をモデルに描かれています。
関連記事:サイバーエージェントに転職するには?未経験でもエンジニア職で採用される?
AbemaTVのスポーツチャンネル
abemaTVではスポーツ専門チャンネルを増設するなどの事業展開を行っています。
大相撲やフットサル、海外サッカーなど多様なスポーツを配信しています。
町田盛り上がるんちゃう!?
Abemaで追い風こい!
フットサルのペスカドーラと、ラグビーのキヤノンイーグルスも!
街くるみで盛り上がってほしい〜!
「サイバーエージェント」J2町田を買収 クラブと大筋合意 20年J1昇格へ追い風 : スポーツ報知 https://t.co/WKSqRVJmFM— セパたまちゃん???? (@takraw126) 2018年9月27日
かつては東京ヴェルディとの資本提携を行っていた
サイバーエージェントはかつて東京ヴェルディを運営する日本テレビフットボールクラブとの業務提携を行っていました。藤田晋社長が東京ヴェルディの副社長に就き、株式の48.1%を取得。日テレに次ぐ第2位株主となり、ユニフォームスポンサー契約も行っていましたが、成績低迷などの理由により2年で撤退していました。
子会社のCygamesはJ1鳥栖とのスポンサー契約を行っている
サイバーエージェントの子会社である「Cygames」は2015年7月より、J1鳥栖とのスポンサー契約を行っています。また2017年7月にはイタリアのセリエA・ユベントスのユニホームスポンサーになっています。
さいごに
大手IT企業によるサッカーチームの買収ニュースが多くの注目を集めています。町田ゼルビアにとっては、J1昇格への原動力になるでしょう。
公式発表は未だされていない状況ですので、詳しくはチームからの続報を待ちましょう。
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