吉本のお笑い芸人5人がテックキャンプでプログラミング! 楽しさと成長を実感…その裏の本音とは?
更新: 2021.01.07
新しい時代の笑いを創造し続ける吉本興業の部活動プロジェクト『ブカツ!』では、2020年7月『プログラミングブ!』が新たに発足しました。
その立ち上げメンバーである人気お笑い芸人5名が、超短期集中で未経験からWebサービスの仕組みを学ぶ「テックキャンプ イナズマ(以下、テックキャンプと表記)」を受講。
※テックキャンプ イナズマスタイルは、GWや年末年始などの長期休暇で随時開催しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
自身のITとの関わりやテックキャンプを受講しての感想など、お笑い芸人ならではの視点と言葉で語ってもらいました。笑いあり、含蓄あり(?)の座談会の様子をお届けします!
撮影協力:ラフアウト渋谷
参加者プロフィール(五十音順・敬称略)
あわよくば 西木ファビアン勇貫
にしき・ふぁびあん・ゆうかん
1985年生まれ。東京NSC14期生。お笑いコンビ「あわよくば」のボケ担当。ドイツ・日本のハーフ。趣味は小説の執筆で、短編小説公募サイト『BOOK SHORTS』では月間賞を受賞した。YouTube/Twitter
かじがや卓哉
かじがや・たくや
1982年生まれ。東京NSC14期生。税理士の資格を持つ。家電量販店での勤務経験があり、家電製品総合アドバイザーの資格を持つ“iPhone芸人”として知られる。iPhone関連本を多数出版。YouTube/Twitter
キャベツ確認中 キャプテン★ザコ
きゃぷてん・ざこ
1976年生まれ。東京NSC8期生。お笑いコンビ「キャベツ確認中」のボケ担当。アニメ「北斗の拳」のザコキャラのモノマネが人気。特技を活かしバルーンアーティストとしても多方面で活躍。YouTube/Twitter
田畑藤本 藤本淳史
ふじもと・あつし
1984年生まれ。東京NSC13期生。お笑いコンビ「田畑藤本」のボケ担当。東京大学卒という高学歴を活かしたネタなどで人気。特技はクイズ、麻雀、タイピング、勉強など。YouTube/Twitter
夫婦のじかん 大貫さん
おおぬきさん
1981年生まれ。東京NSC11期生。お笑いコンビ「夫婦のじかん」で夫婦芸人として活躍。イラスト制作が得意で漫画家としての一面も持つ。YouTube/Twitter
この記事の目次
お笑い芸人がプログラミングを学ぶワケ 仲間5人でテックキャンプに挑戦
「プログラミングブ!」っぽく真面目なカット。皆さんすっかり様になってます。
(記事内では全て敬称を省略しています)
— 今回、テックキャンプを受講した経緯を教えてください。
ザコ:ある日、吉本側から所属芸人に「テックキャンプを受講してみませんか」ってアンケートが来たんです。やりたいと思ったら手を挙げるシステムで、ここにいるのはみんな立候補して選ばれた人ですね。
ファビアン:少なくとも100人単位の芸人に声をかけているんじゃないですかね?
ザコ:6人にアンケートして応募したのがこの5人、とかではないです。
一同:(笑)
大貫:ただ応募には条件があったので、手を挙げた人は多少限られるかも……パソコンを持っていない人とかもしますし。
— なるほど。その中で受講してみたいと思った理由は何ですか?
かじがや:iPhoneなどのテック関連ネタをやっていることもあり、前からアプリ等の作り手側の世界に興味があったんです。
いずれは自分オリジナルのサービスを立ち上げたいと思っているので、改めてプログラミングを学んでみたいなと思いました。
藤本:僕は、学生時代(編集部注:東京大学)に独学でJavaやPHPを少し勉強しました。バイトでプログラミングの仕事をしていたこともあったんですけど、結局身につかなかったんですね。
だから今回、テックキャンプで本格的に学んで仕事に活かしたいなと。
ファビアン:僕もバイトでHTMLだけ少し触ったことがあって……その時はリンクを貼る程度で喜んでいたんですけど。
今回受講することで「普段使っているサイトやアプリの仕組みを知れたら楽しそう!」と思ったのが1番の理由ですね。
大貫:副業で漫画家としてデジタル機器を使った仕事をしていて、イラスト制作や動画編集は自分で勉強しました。でも、プログラミングはちょっと触ってみたら難しくて……ITまわりにもっと詳しくなりたいな、と考えて立候補しました。
ザコ:最近、デスクトップパソコンを買ったんですよ。いつもYouTubeにアップする動画を編集してるんですけど、もっと活用したいなと思って。いいパソコンを使いこなして元を取りたい!(笑)
プログラミングは大学の授業で全く理解できなかった記憶があるんですけど、僕もう43歳なんで、今後のことも考えて色々と勉強しておきたいなと思い受講しました。
YouTubeのサムネイル作成、イラスト制作…… お笑い芸人にもIT活用が欠かせない時代
会話の節々に知能指数の高さを覗かせる藤本氏。ボケ担当なのに誰のコメントにもツッコむ気遣いの人。
— 皆さんYouTubeで動画配信をされていますよね。サムネイルなどはご自身で作成しているのですか?
大貫:サムネイルだけでなく、イラスト制作とかデザインとかも含めて、ペンタブ使って全部自分でやってます。これだと効率的にできるので作業も速いんですよ。
藤本:イラスト自分で描けて、編集作業もできて……最強ですね!
ザコ:自分で完結できるのいいなあ〜、ハイスペックママ。
大貫:うち2歳の男の子がいるので、育児コラムとかもこれで書いていて。最近は「将来息子が、大好きな羽生結弦くんみたいになったらどうしよう!」って1人で悩んでます。
藤本:いやいや旦那超ブサイクじゃないですか!(笑) なりませんよ、羽生くんには。
※大貫さんのご主人・夫婦のじかん山西さん
— さすが芸人さんたちの取材はおもしろいです(笑)かじがやさんは、iPhoneの知識や使い方を解説する動画「かじがや電器店」が人気ですよね。動画はご自身で作られているのですか?
かじがや:サムネイルなどデザインは外部の制作会社にお願いしてるんですけど、文言は自分で全部作ってます。動画自体は、4年半前から投稿してますね。
ザコ:4年半前!継続期間長いな!今みんな動画配信とかやってるもんね。こうなるって分かってたの?
かじがや:いやー、そこまでは…
♫〜(ファビアンがかじがや電器店のYouTube動画を大音量で再生)
藤本:なんか、アメリカのホームドラマでひとくだり終わったみたいな音鳴ってるけど(笑)
ファビアン:すいません、ちょっとどんな動画か気になっちゃって……
藤本:フルハウスを見てるわけではない……? ※フルハウス:アメリカのシチュエーションコメディ番組
ファビアン:ないですね(笑)
メンバー内屈指のITリテラシーを持つ大貫さんは、年収1,000万円の敏腕イラストレーター。若干親バカ気味。
— アクシデントも拾うのさすがです(笑)他の方々も、動画制作は外部と協力してやっているんですか?
藤本:最初はスマホを使って自分で画像とか作ってたんですけど、凄い手間がかかるので外注するようになりました。SNSで制作してくれる方を募集して、今はその方にお願いしてます。
ファビアン:僕は、YouTube動画のサムネイル作成は自分でやってます。
ザコ:編集とか自分でやってるんですけど、効率悪いんですよねー。労力と見合わないというか……
YouTubeの動画、僕これまで200本ぐらい制作してるんですけど、登録者数1,000人位ですもん。かじがやなんて動画130本で登録者数18万人ですよ!
一同:(笑)
藤本:若手芸人なんかだと「とりあえず動画はアップしてるけど方向性が定まってない」みたいな人沢山いますよね(笑)
ザコ:僕らより、にっちもさっちもいかないで困っている人多いですから。売れてない芸人のYouTubeはある意味地獄です。
— ザコさんといえば、北斗の拳の雑魚キャラネタ人気でましたよね。
ザコ:あれ、パチンコの営業とか結婚式の余興では凄いウケるんですよ。でも、ショッピングモールとかでやると全然ダメ。「あべしっ!」って言って倒れても、子どもたちポカーンとなっちゃいますから。
「北斗の拳に出てくる雑魚」っていうキャラ自体がインストールされていない世代だから……
藤本:……で、でも、バルーンアートは子どもたちにウケてますもんね!
— バルーンアートはどのように習得されたんですか?
ザコ:吉本の先輩芸人に基礎を教わって、そこから独学でやりました。僕、自分で勉強するの好きなんですよ。そのノリで動画制作もパソコン使って、一人でガーッとやったんです。その結果が、200本作って1,000人!(笑)
一同:(笑)
「想像以上に理解できた」「学習の価値観が変わった」 受講して分かったプログラミングの実像
YouTubeでの動画解説そのままの真面目さで回答してくれたかじがやさん。「プログラミングブ!」の爽やか担当。
— 続いて、テックキャンプを受講しての感想を教えてください。終えてみていかがでしたか?
藤本:僕は、思っていたよりもスムーズに学習できました。独学でやっていた時は、とにかく時間がかかっていたんです。機能を実装する方法を1つずつネットで調べて、試してみて……「できひんやん!」(笑)
テックキャンプは必要な情報がきっちり整理されていて、流れに沿って学びやすかったですね。手を動かさない説明だけのカリキュラムはスマホで移動時間に読んでおくなど、効率的に学べました。
かじがや:最初はやっぱり、なんとなく難しそうと思っていたんです。けど、分からない所を1つずつ分解して説明してもらうと、想像以上にスッと理解できた。「あれ、自分でもできるな」と感じましたね。個人的には、朝の集中できる時間帯に学習したことが良かったと思います。
ファビアン:難しい点や疑問点は、メンターがめっちゃ丁寧に説明してくれて分かりやすかったです。日頃使っているサービスの仕組みを知って、見る目が変わったというか、製作者に感謝する気持ちが芽生えました。「うわ、こんな端っこの細かい部分までめちゃくちゃ作り込んでるんだ!」って(笑)
藤本:ページのボタン1つとっても、見やすくしたりデザイン凝ったり……
ファビアン:そうそう。今まで気づかなかった部分を意識できるようになって、世界が広がったと思います。
大貫:私は、学習に対する価値観が変わりましたね。最初は「全部覚えなきゃ!」と完璧にしてから先に進んでいたんですけど、学んでいくうちに「覚えられる部分だけ覚えて、後は復習しながら身につける」という、自分なりの習得方法が見えてきたんです。
必ずしもその場で全部覚える必要はなくて、一通り全体像を掴んでから繰り返し学ぶのがコツなんだなと。今までやったことのない勉強法だったので、新鮮でした。
ザコ:僕は横文字の用語がなかなか覚えられなかったんですよ。年齢的なせいかもしれませんが(笑)ただ芸人は別の言葉に例えるのが好きなので、僕も用語や仕組みなどを自分が分かりやすい別の表現に例えて覚えました。
大貫ちゃんの学習方法の話もそうですけど、自分なりのやり方を試してみるのも良いのかなと感じましたね。
課題解決もモチベーション向上もメンターにお任せ いつでも見守られている安心感
メンターのありがたみを身をもって証明してくれたザコ氏。お気に入りの女性メンターについて熱く語る部分は残念ながらカットさせていただきました。
— 受講してみて、特にここが良かったと感じたポイントはありますか?
藤本:カリキュラムの内容や説明が、受講生に寄り添ってくれているなーと感じました。文章の口調も「〜できましたか?」「大変でしたね」といちいち優しくて、癒やされた。
ファビアン:でも、学習の途中からコピペが禁止になって「うわ、厳しいー」って……
ザコ:うん、口調は優しいけどやるべきことはやらせる、アメとムチみたいな(笑)
藤本:あとは、オンラインでも学習可能だったので、自分のペースで勉強できたのが良かった。僕は夜中にやることが多かったんですけど、質問にはメンターが翌日すぐに返答してくれるので助かりましたね。
かじがや:僕は、メンターの存在が大きかったですね。毎日の学習進捗を細かく管理してくれてありがたかった。理解度や仕事のスケジュールに合わせて調整して「この日までにここまで頑張りましょう!」と言ってくれたので、気持ちが切れずにやりきれたと思います。
藤本:芸人になると、誰かが進捗管理してくれることってなかなかない。メンターに進捗確認で「ここまでできましたか?」って聞かれて「ええ、できましたね!」と嘘をついて、後から慌ててやったこともありました(笑)
ザコ:僕も「ちょっと仕事があって……」とか言って誤魔化したな。それでも、きっちりやりきれるようにスケジューリングしてくれましたね。
そういえば、僕1回すごい迷惑をかけちゃったことがあったんですよ。
藤本:何をやらかしたんですか?
ザコ:いやね、システム設定を自分で変にいじっちゃって……そうしたら、どう頑張ってもログインできなくなっちゃった。
藤本:うわ、めっちゃ問題児じゃないですか!何やってんですか。
ザコ:なんか指がスベったのよ(笑)すごく珍しくて、解決が難しいエラーだったみたいで担当のメンターだけでなく、いろんなメンター3~4人で対処してくれて直りました。
ファビアン:心強いですね、指がスベっても大丈夫という。
藤本:独学でやってたら、ザコさんその時点で終了でしたよ。
ザコ:そう。疑問点とかトラブルとかあっても、すぐにサポートしてくれるのがテックキャンプなんだなと。なんか、一緒に戦ってくれている感があるなーって思いました。
藤本:きれいにまとめましたね。
— 学習中につまずいたり、苦労した点はありましたか?その場合、どうやって乗り越えましたか?
大貫:仕事や育児もあって、どうしてもやる気が出ない時があったんですよ。でも、深夜にチャットで質問した内容を、翌日昼には全て回答してくれるメンターの一生懸命さを見ているうちに「自分も頑張ってこの気持ちに応えたい!」と踏ん張れました。
ザコ:僕も「何が分からないのかすら分からない」状態になった時があって……とにかくメンターを頼りましたね。困ったらすぐ連絡(笑)
いつでもすぐ対応してくれるし、こちらが「なるほどね!」と理解できるまで教えてくれました。
大貫:そうそう。独学でやるのと違って、画面の向こうで見守ってくれている安心感がありましたよね。子育てと仕事をしながら学習できたのは、メンターの存在があったからこそだと思います。
藤本:メンターって、何かできるようになると絶妙のタイミングで褒めてくれるんですよね。
ファビアン:うん。細かなことでも、しっかり見て褒めてくれる。だから、メンターとの進捗面談までの日数を逆算して「あとどれくらいサボれるか」を常に考えているような僕でもやりきれました。
藤本:ある日「こんなに学習進んだんですか、凄いですね!」と褒められたんです。嬉しくなって「他のメンバーはどれ位できているんですか?」って聞いたら、一言「大体同じくらいですね」って。めっちゃ褒めてくれるから周りよりリードしてるのかと思ったら、普通やん!ってなりました(笑)
一同:(笑)
— みなさん、お互いに連絡はとっていなかったのですか?
藤本:あえて連絡しないようにしていたんですよ。だから、常に皆の影と戦っている感じでした。
ザコ:「他の人に差をつけられているかもしれない」とビクビクしながらも、皆芸人だから要領よくサボってるんだろうなとは思ってました。
ファビアン:正解です。
藤本:メンターの、他メンバーの進捗度の伝え方も凄く優しくて。
ある時「ザコさん、どれぐらい進んでいるんですか?」と聞いたら「ザコさんは凄く慎重に進められています」って言ってました。遅いという表現を丁寧に言い換えてて流石プロだなと思いましたね(笑)
かじがや:ザコさん、ログインできないトラブルもありましたしね(笑)
振り返ってみると、連絡はとらなくても「皆でチームとして一緒に勉強している」という意識があったから、頑張れたのかなとは思います。
ザコ:確かに、5人で一緒に走っているなという気持ちはありましたね。
ファビアン:でも僕は、その中で突き抜けていなくてもいいから、足だけは引っ張りたくないなと思ってました。
藤本:わかる。僕も「誰が一番遅いですか?」「僕ビリじゃないですよね?」ってずっと聞いてましたもん(笑)
一同:(笑)
お笑い≒プログラミング!? 学んだスキルを活かし「ならでは」を生み出したい
「いかにサボるかをいつも考えていた」というファビアン氏も、メンターに褒められつつ見事テックキャンプを完走しました。
— プログラミングを学習してみて、お笑いとの共通点や似ていると感じた部分はありますか?
藤本:お笑いライブとかで、何か振られた時に言葉を返す場面があるじゃないですか。そういう時、僕を含めて理系出身の芸人って、過去の似た状況で使った返しを思い出して引っ張ってくるんですよ。それって凄くデータベース的だなと。
ファビアン:受けたネタとか漫才って、設定を少し変えてまたやるじゃないですか。それが、1つのコードで何パターンも処理ができるプログラミングに似ている。
あとプログラミングって、実行してエラーだったらすぐに結果出ますよね。お笑いもすぐにお客さんの反応で成功か失敗か分かる(笑)
大貫:お笑いライブと、ターミナルの実行が同じってことですね。本番やってみたら「あれ?おかしいな?」ってなったり……
藤本:ウケなかった時は、台本からエラーの箇所探して。プログラミングで言うと「あ、ここセミコロン入ってへん!」みたいな。
ファビアン:そらエラー起きる(笑)前にライブで僕が噛んだ時に、相方に「噛むなよ」ではなく「なんて?」ってツッコまれてウケたことがあったんですよ。それ以降、噛んだ時はそのやり方を引っ張ってきてます。このコードならうまくいくから他でも使おう、って感じと似ているかも。
ザコ:最初はハプニングでも、そこから生まれたネタはデータとして保存しておくんですよね。お笑いにあるなぁ、それ。
かじがや:噛んだらコレとか、ネタが飛んだ時はコレとか、お笑いにも仕組みがある。そういう意味では、お笑いとプログラミングって意外と共通点があるのかもしれませんね。
ファビアン:プログラミングを活かして、何かお笑いのツールとか作れたら面白くないですか?
藤本:個人的にはネタデータベースが欲しい。キーワードを入力すると、過去の関連するネタ動画が見られるの。
ファビアン:被っちゃいそうなネタとか、すぐ検索できるといいなあ。これ、開発して芸人からお金とったら立派なビジネスになるんじゃない?(笑)
一同:(笑)
プログラミング学習への本音……仕事が欲しい!収入にしたい!夢は一攫千金!?
新型コロナウイルス感染拡大対策のため、ソーシャルディスタンスを確保するべく野外での取材となりました。
— 今回学んだプログラミングを活かして、今後やってみたいことなどはありますか?
大貫:これからは、エンターテイメントにもデジタルが欠かせなくなると思うんです。だから、そこにビジネスチャンスがあるんじゃないかなって……そういう思いで今回頑張って学んだ部分もあって。
私は最終的に、不労所得でお金を稼げるシステムを作りたい(笑)
ザコ:僕はアプリゲーム作って一攫千金を狙いたいですね!芸人って、よほど売れてる人以外は平日の昼間に時間があるから、プログラミングで何かを作るのにピッタリですし。
大貫:吉本芸人を使った恋愛シミュレーションとか面白そう!
かじがや:プログラミングと吉本のコンテンツをからめて、何か僕らならではの面白いことをしかけたいですね。
ザコ:「プログラミングブ!」って、他と比べて異色のスキルをもったチームだと思うんですよ。だから上手いことやって「紅茶ブ!」よりも多くの仕事につなげていきたい(笑)
藤本:そうですね、僕らももっと勉強していかないと。その前にザコさんは、まず指がスベらないようにしないと。
— 発足したばかりの「プログラミングブ!」ですが、今後仲間を増やすことは考えていますか?
ザコ:もちろん歓迎します。このテックキャンプという険しい山を登って、ぜひ仲間に加わってほしいですね。
かじがや:あ、でもすごい経験者に来られるのはちょっと……
ファビアン:吉本入る前にIT企業で働いていました、っていうのはナシで(笑)
鍵は「反復練習」と「とりあえずやってみる」こと テックキャンプには誰でもやりきれる環境がある
IT企業の社員募集ページ感満載の一枚。「プログラミングブ!」ではガッツをもった(芸人)メンバーを募集中です。
— 最後に、テックキャンプの受講を検討している方へのメッセージをお願いします。
かじがや:プログラミングって、最初から得意という人はほぼいないと思います。皆、なんとなく苦手意識がある。でも、少し触って外枠を知るだけでも全然違うのがプログラミング。
感覚が分かってくると印象が変わってきて、僕も気がついたら自分から提案できるくらいの知識がついていました。だから、まずやってみることが大事だと思います。
藤本:これからは、デジタルツールの作り手側じゃなくてもプログラミングの知識は役立つと思います。物事を順序立てて論理的に考えられるようになるので、仕事とかのやりとりもスムーズになる。
受講する中で、将棋を打つ人工知能や大手サイトの構造を知って、プログラミングはアイディア次第で様々な可能性を広げられるんだなと実感しました。
大貫:プログラミングは一見難しい印象があるので、何かと理由をつけて敬遠しがちだと思います。でも実際にやってみると、地頭とか記憶力とかは関係のない反復演習の世界でした。3回4回と繰り返し学習するうちに、ある時から内容が自然と頭に入ってくるようになります。その瞬間の楽しさを、ぜひ多くの人に体験してほしい。
テックキャンプなら、子育てや忙しさの合間にも学習できる環境があるので大丈夫です!
ファビアン:サイトのフロントエンドで言えば、2時間触るだけでも自分の好きに変えられる楽しさがある。まず触って、この楽しさを体感してほしいですね。僕はテックキャンプの受講を通して、自分が徐々に成長していくRPG的な感覚を味わいながら、最後までやりきれました。
プログラミングは、間違いなくこれから世の中に必要とされるスキルなので、学ぶ価値があると思いますよ。
ザコ:プログラミングは、勉強が苦手な人も、ずっとオール5だった優等生な人も、関係なく学べるものなんだと感じました。何度も層を重ねて厚くしていくミルフィーユみたいに、反復して覚えることを意識すると上手くいくと思います(笑)焦って一気に覚えようとしないのが大事!
どんな時でもサポートしてくれるメンターのおかげで、40代の僕でもやりきれました。ぜひ挑戦してみてほしいです。
— 皆さん、本日は楽しいお話をありがとうございました!
Interviewer 桜口 アサミ
Writer・Editor 篠崎 友耶
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