Google AI Ultraは、Googleが個人向けに用意した最上位のAIサブスクリプションです。
Google AI Ultraには5x(月額14,500円)と20x(月額32,000円)の2種類があり、Geminiの高い使用量上限、Google Flowの生成クレジット、20TBまたは30TBのストレージなどを利用できます。
ただ、「本当に払う価値があるのか」「ProとUltraは何が違うのか」という疑問を持って調べている方も多いでしょう。
この記事では、Google AI Ultraで使える機能・Proとの違い・向いている人の特徴を整理し、契約前に確認しておきたい点もまとめて説明します。
※この記事のモデル名・料金・提供状況は2026年9月24日にGoogleの公式情報を確認しています。機能や条件は変わるため、契約前には公式プランページも確認してください。
Google AI Ultraとは?

Google AI Ultraは、Google Oneを通じて申し込める個人向けの上位AIプランです。5xと20xの2段階があり、Gemini 3.1 ProやDeep Think、Google Flowなどへのアクセスと、20TBまたは30TBのストレージが含まれます。機能の提供地域や使用量上限はプランによって異なります。
2026年9月24日時点で、個人向けにはGoogle AI Plus・Pro・Ultraがあり、Ultraは5xと20xに分かれています。個人のGoogleアカウントからGoogle Oneで申し込めます。
Google AI UltraとGemini AI Ultraは何が違う?
「Gemini AI Ultra」という名前を見かけることがありますが、正式な名称ではありません。GoogleのAIプランを指す正式名称は「Google AI Ultra」です。
過去のAIモデル名「Gemini Ultra」と、有料プラン名「Google AI Ultra」は別の名称です。この記事では、Googleの個人向け有料プランを「Google AI Ultra」と表記します。
Google AI Ultraは、対象地域で条件を満たす個人のGoogleアカウントから申し込めます。主なAI特典は18歳以上が対象です。既存のGoogle One契約や支払経路によって手続きが異なる場合があるため、申込画面で確認してください。
Google AI Ultraで使える機能・できること

Google AI Ultraでは、Geminiアプリ、Google Flow、Gemini Notebook、Googleアプリ内のGeminiなどをProより高い使用量上限で使えます。ただし、地域・言語・契約する5x/20xの違いによって利用条件は変わります。
以下では、Ultra加入者が使える主な機能をひとつずつ確認します。
Deep Thinkで複雑な問題を深く推論する
Deep Thinkは、AIが即座に回答を返すのではなく、複数の思考プロセスを内部で並行して検討したうえで回答を出す強化推論モードです。複雑な数学の問題や高度なコーディング、多段階の論理分析など、通常のAIが苦手とする問いへの対応力が大きく改善します。
実際に、国際数学オリンピックで金メダル級のスコアを記録したという報告もあり、推論精度の高さが確認されています。研究・開発・高度な分析業務でAIを使い込む方にとって、実用価値の高い機能です。
Deep ThinkはUltraの特典として案内されていますが、利用できる国・言語などに条件があります。Deep Thinkを目的に契約する場合は、Gemini公式プランページで日本からの利用可否を確認してください。
Deep Researchで数時間のリサーチを数分に短縮する
Deep Researchは、数百件のウェブサイトをリアルタイムで自動巡回・分析し、指定したトピックの調査レポートを数分で生成する機能です。市場調査・競合調査・論文レビュー・トレンド把握など、通常なら数時間かかる情報収集作業を短時間にまとめられます。
生成されたレポートには参照したソースのURLが付与されるため、情報の確認も簡単です。データの根拠を一つひとつ確かめながら調査を進めたい方にも向いています。
Google AI Ultraでは、Deep Researchの使用量上限が最大レベルに設定されており、頻繁に調査を行う方でも制限に引っかかりにくくなっています。ProプランでもDeep Researchは使えますが、利用回数や上限に差があるため、調査業務をメインで使う方にはUltraが向いています。
Veo 3.1やGoogle Flowで動画を生成する
Veo 3.1はGoogleの動画生成AIモデルで、テキストや画像からリアルな映像クリップを作成できます。商品プロモーション動画・SNS投稿素材・ショートフィルムの制作など、クリエイティブな作業の現場で実用的な品質を持つツールです。
Google Flowは動画・画像を制作できるAIクリエイティブスタジオです。Ultraでは5xに毎月10,000、20xに毎月25,000のGoogle Flowクレジットが付与され、Proの毎月1,000より多く生成できます。利用できるモデルや機能は地域・端末によって異なります。
Geminiの公式案内では、ProにはVeo 3.1 Liteの限定トライアル、UltraにはVeo 3.1による動画生成が案内されています。FlowではGemini Omni Flashなども利用でき、プランによって使用量上限が異なります。制作する本数と必要なクレジット数を確認して選びましょう。
Google FlowとNano Banana Proで画像を作る
Google Flowでは、画像の生成・編集から動画制作まで一つの制作環境で進められます。以前WhiskやImageFXで提供されていた画像制作機能もFlowに統合されています。
参照画像を活用したビジュアル制作や、動画向けの素材づくりにも使えます。ただし、対応する生成方法や消費クレジットは選ぶモデルで異なるため、制作前にFlowの画面で確認してください。
Googleの現行プラン案内では、FlowやAI StudioでNano Banana Proへのアクセスが示されています。ProとUltraでは使える機能や使用量上限が異なるため、大量に制作する場合は各プランの上限を比較しましょう。
Gemini Notebook(旧NotebookLM)で膨大な資料をAIにまとめさせる
Gemini Notebookは、旧NotebookLMから名称が変わったGoogleのリサーチツールです。PDF・記事・動画などのソースを読み込ませ、質問や要約、音声概要などに活用できます。既存のノートブックも引き続き利用できます。
論文・仕様書・社内資料・議事録など、大量のドキュメントをまとめて扱う作業に向いており、必要な情報を探す時間を大幅に短縮できます。音声概要機能を使えば、読み込ませたドキュメントの内容をポッドキャスト形式で聴くことも可能です。
Google AI Ultraでは、Gemini Notebookの先端モデル機能をより高い使用量上限で利用できます。Google AI Proにも拡張された利用枠があるため、ソース数や音声概要など自分が多用する機能の上限を公式ページで比べてください。
Google Antigravityなどで開発を支援する
Google Antigravityは、エージェントを使った開発を支援するGoogleのプラットフォームです。Google AI UltraではProより高いレート制限が適用され、5xより20xのほうがさらに大きい枠を利用できます。
Googleには、ターミナルで使うGemini CLIや、エディタでコードを支援するGemini Code Assistもあります。ただし、これらの個別機能の提供条件をUltraの特典と混同しないよう、各ツールの公式案内で利用枠を確認してください。
開発用途でUltraを選ぶなら、公式プラン表に明記されているGoogle Antigravityのレート制限差を確認しましょう。Gemini CLIやCode Assistについては、契約するアカウントとツールごとの利用条件を別途確認してください。
GmailやGoogleドキュメントでGeminiをそのまま使う
Google AI Ultraでは、Gmail・Googleドキュメント・スプレッドシート・Vidsなど、普段使いのGoogleアプリの中でGeminiをそのまま活用できます。アプリを切り替えることなく、日常の作業フローの中でAIのサポートを受けられるのが特徴です。
たとえばGmailでは、受信したメールの要約や返信の下書きをGeminiに任せられます。Googleドキュメントでは、文章の構成案生成や改善提案を受けながら執筆を進められます。スプレッドシートでは、データを整理する数式やグラフの提案もAIが行います。
GoogleアプリでのGemini利用も、UltraはProより大きい使用量上限が案内されています。ただし「回答精度が必ず上がる」という意味ではなく、選べる機能と使用できる量を比較することが大切です。
Google AI Ultraの料金プラン
Google AI Ultraの国内月額料金は5xが14,500円、20xが32,000円です。5xはProの5倍、20xはProの20倍の使用量上限が目安です。価格やキャンペーンは変更されるため、申込画面の最終金額を確認してください。
UltraにはYouTube Premium個人プランが含まれ、ストレージは5xで20TB、20xで30TBです。既存のYouTube契約やストレージ利用量を確認し、特典を実際に使うかどうかも含めて費用対効果を判断しましょう。
Google Flowクレジットは、5xで毎月10,000、20xで毎月25,000です。Google Antigravityのレート制限とは別のものです。Flowで使う生成モデルや設定によって必要なクレジットは異なるため、制作前に消費量を確認してください。
料金は変更される場合があります。契約前にGoogle One公式プランページで最新情報をご確認ください。
Google AI UltraとProの違い

ProとUltraの主な違いは、月額料金、Geminiの使用量上限、Google Flowクレジット、ストレージ容量です。Ultraは5xと20xで価格と利用枠が異なるため、3プランを並べて比較しましょう。
2026年9月24日に確認した日本向けの主な条件を比較します。
| 比較項目 | Google AI Pro | Ultra 5x | Ultra 20x |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 2,900円 | 14,500円 | 32,000円 |
| Gemini使用量上限 | 無料版の4倍 | Proの5倍 | Proの20倍 |
| Google Flowクレジット | 毎月1,000 | 毎月10,000 | 毎月25,000 |
| Google Antigravity | 標準レート制限 | レート制限を引き上げ | レート制限を最大に引き上げ |
| ストレージ | 5TB | 20TB | 30TB |
| YouTube特典 | Premium Lite | Premium個人プラン | Premium個人プラン |
Google公式ページでは、Proは月額2,900円でGemini 3.1 ProやDeep Researchへのアクセス拡大、1,000 Google Flowクレジット、5TBストレージなどが案内されています。Ultra 5xは月額14,500円・10,000クレジット・20TB、Ultra 20xは月額32,000円・25,000クレジット・30TBです。
FlowクレジットはProの1,000に対し、Ultra 5xは10,000、20xは25,000です。動画・画像生成で消費するクレジット数はモデルと設定によって変わります。必要な生成回数からプランを選びましょう。
Google AI Ultraが向いている人
以下に当てはまる方は、Google AI Ultraを検討する価値があります。
- Flowで動画や画像を頻繁に生成し、Proの月1,000クレジットでは不足する
- Google Flowの生成クレジットを毎月多く使う
- Gemini NotebookやDeep Researchを日常的に高頻度で使う
- Google Antigravityのレート制限を引き上げたい
- Google DriveやGoogleフォトで20TB以上のストレージが必要
- YouTube Premium個人プランを活用する
- Googleが公開した最新AI機能に優先的にアクセスしたい
Deep ThinkやGemini Agentなどには提供地域・言語の条件があります。特定の機能が目的なら、契約前に日本での提供状況を公式ページで確認してください。Ultra 5xと20xのどちらが必要かも、実際の利用量で判断しましょう。
Google AI Proで十分な人
以下に当てはまる方は、まずGoogle AI Proからで十分な可能性が高いです。
- 文章作成・調査・要約・資料作成が主な用途
- GmailやGoogleドキュメント・スプレッドシートでGeminiを使いたい
- 動画生成はたまに試す程度
- 5TBのストレージで足りる
- 月額14,500円以上のUltraプランは費用が重い
一般的なライター・マーケター・学生・個人事業主の多くは、まずProからで必要な機能はほぼ使えます。Proを使っていて「もっと動画を生成したい」「Deep Researchの上限に当たった」と感じてからUltraへ移行するのが、費用対効果の面でも現実的な判断です。
Google AI Ultraの登録方法と解約方法

Google AI Ultraの登録はGoogle Oneから数分で完了します。解約もアプリ上からいつでも手続きできるため、「まず1ヶ月試して判断する」という使い方が可能です。
登録手順:Google OneからUltraプランを選んで申し込む
- Googleアカウントにログインした状態でGoogle Oneのプランページにアクセスする
- 「Google AI Ultra」のプランを選び、「始める」または「Ultraにアップグレード」をタップする
- 支払い方法(クレジットカードなど)を入力して申し込みを完了する
申込後は、契約プランと利用条件に合う特典から利用できます。機能ごとに地域・言語・年齢などの条件があるため、使いたい機能の提供状況を確認してください。
割引キャンペーンの有無や適用期間は申込時点で変わります。Ultra 5xの通常料金は月額14,500円、Ultra 20xは月額32,000円です。申込画面で初回請求額と更新後の金額を確認してください。
解約手順:定期購入管理から「メンバーシップを解約」をタップする
- Geminiアプリを開き、メニューアイコンをタップする
- 「定期購入を管理」をタップする
- 「メンバーシップを解約」をタップして手続きを完了する
解約後も、現在の請求期間が終了するまでは対象の特典を利用できます。返金の扱いは購入経路や適用される条件によって異なるため、申込先の案内を確認してください。
1ヶ月だけ試してみて「Proで十分だった」と感じた場合は、2ヶ月目の請求が発生する前に解約するのが合理的な判断です。解約後はProへのダウングレードも申し込めます。
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Google AI Ultraに関するよくある質問
Google AI Ultraの契約前によく挙がる疑問をまとめました。料金・機能・日本での利用状況など、確認しておきたいポイントをQ&A形式で整理しています。
- 日本でもすぐに使えますか?
-
Google AI Ultraは日本から契約できます。ただし、Deep ThinkやGemini Agentなど、一部の機能には国・言語による条件があります。利用可能な機能は、Gemini公式のプランページでご確認ください。
- Google AI Ultraは何ができる?
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Gemini 3.1 ProやDeep Researchへのアクセス、Google Flowでの動画・画像生成、Gemini NotebookやGoogleアプリ内のGemini、YouTube Premium個人プランなどが含まれます。Google Flowクレジットとストレージは5x・20xで異なります。
- 学生割引や無料トライアルはありますか?
-
キャンペーンや無料トライアルの有無は時期・アカウントによって変わります。契約前にGoogle Oneの申込画面で初回料金、割引期間、更新後の通常料金を確認してください。
- Google Workspaceのアカウントで契約できますか?
-
Google AI Ultraは個人のGoogleアカウント向けで、Google Workspaceのアカウントでは契約できません。法人向けにはWorkspaceのAI Expanded Accessなどの選択肢があります。旧「AI Ultra Access」は2026年5月5日以降、新規購入できません。Google Workspaceの公式案内で現在の対象プランを確認してください。
- AIクレジットが足りなくなったらどうなりますか?
-
Google FlowクレジットはUltra 5xで毎月10,000、20xで毎月25,000です。Flowでの生成に使用し、消費量はモデルや設定で異なります。クレジットの上限に達した場合の扱いは、利用画面と公式ヘルプを確認してください。Google Antigravityのレート制限とは別の枠です。
まとめ
Google AI Ultraは、GoogleのAI機能を高頻度で使う人向けです。月額14,500円の5xと月額32,000円の20xがあり、生成クレジットやストレージにも差があります。動画制作や開発など、Proの利用枠では足りない用途があるかどうかで選びましょう。
一方、文章作成・調査・GmailやGoogleドキュメントでの利用が中心の方は、まずProからで十分なケースがほとんどです。Proを使い込んで「上限に当たった」「もっと動画を生成したい」と感じた段階でUltraへ移行するのが、費用対効果の面でも現実的な判断です。
Deep ThinkやGemini Agentなどの提供地域・言語には条件があります。これらを目的にUltraを検討している場合は、契約前に公式ページで日本からの利用可否を確認してください。
まずProの利用枠で足りるか確認し、不足する機能や上限が明確になったらUltra 5x・20xを比較してください。キャンペーンがある場合も、更新後の通常料金で継続できるかを判断しましょう。




