【分野別】エンジニア向けおすすめ資格11選で社員のスキルアップを推進



目次[非表示]

  1. 1.エンジニアには資格が必要?
    1. 1.1.エンジニアとしてのスキルを証明できる
    2. 1.2.育成の目標になる
  2. 2.エンジニア向け資格の種類
  3. 3.【分野別】エンジニア向けおすすめ資格11選
  4. 4.未経験者・初心者エンジニア向け資格
    1. 4.1.ITパスポート試験
    2. 4.2.基本情報技術者試験
    3. 4.3..com Master
  5. 5.アプリケーション開発エンジニア向け資格
    1. 5.1.応用情報技術者試験
    2. 5.2.Java SE 11 認定資格
    3. 5.3.Python3 エンジニア認定試験
  6. 6.Web開発エンジニア向け資格
    1. 6.1.ウェブデザイン技能検定
    2. 6.2.PHP技術者認定試験
    3. 6.3.Ruby技術者認定試験
  7. 7.AI/機械学習エンジニア向け資格
    1. 7.1.G検定(ジェネラリスト検定)
    2. 7.2.E資格(エンジニア資格)
  8. 8.資格取得のためのエンジニア育成方法
    1. 8.1.独学
    2. 8.2.社内研修
    3. 8.3.社外サービスを活用した研修
  9. 9.エンジニアの育成にはテックキャンプ法人研修サービス
  10. 10.まとめ


自社のエンジニアをスキルアップさせる施策として、資格取得は効果的な手段です。
資格はエンジニアとしての専門知識や技術力を証明し、プロジェクトへのアサインや人事評価にも役立ちます。また、企業にとって資格保有者が増えることでプロジェクトの信頼性が向上し、顧客へのアピール材料にもなるでしょう。

本記事では、エンジニア向けのおすすめ資格を分野ごとに紹介するとともに、資格取得を支援するための育成方法についても詳しく解説します。


エンジニアには資格が必要?

エンジニアとして働くうえで資格取得は必須ではありませんが、スキルアップやキャリア形成において資格は重要な指針となります。特に技術の進化が著しいIT業界では、最新知識やスキルの習得が常に求められます。

自社のエンジニアに資格取得を奨励することによるメリットを紹介します。 


エンジニアとしてのスキルを証明できる

資格取得はエンジニアのスキルを明確に証明し、業務の信頼性を高める手段となります。
社内外のプロジェクトにおいて、資格保有者がいることは、クライアントに対して高い技術力をアピールする大きな強みとなります。例えば、AWSやCiscoといった資格は、特定分野における専門性を裏付けるものとして、採用や契約時の決定要因になることも少なくありません。また、資格は「見える化」されたスキルの証明書となり、社内での評価やキャリアアップにもつながります。

自社エンジニアに資格取得を奨励することは、企業の競争力を高める効果的な方法です。


育成の目標になる

資格は、エンジニアの育成において具体的かつ達成可能な目標を提供します。
社員が資格取得を目指すことで、学習の方向性が明確になり、自己成長を実感しやすくなるでしょう。さらに、資格試験は実務に直結する内容が多く、取得に向けた学習がそのまま業務効率やスキル向上につながる点が魅力です。
企業としても、資格取得を奨励することで、教育投資の効果を実感しやすく、育成施策を効果的に進められます。

自社のエンジニアを育成する方法に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
『エンジニア育成とは?重要性や課題、主な手法も解説』


  エンジニア育成とは?重要性や課題、主な手法も解説 自社でエンジニアの育成を検討している企業に向けて、エンジニア育成の重要性やよくある課題、育成のプロセスなどを詳しく解説しています。効果的な育成方法が知りたい、自社に定着するエンジニアを育てたい方は必見です。 株式会社div


エンジニア向け資格の種類

エンジニア向け資格には大きく分けて「国家資格」と「ベンダー資格」があります。それぞれ目的や取得の意義が異なるため、自社の育成方針や社員のキャリア目標に合わせて選択することが重要です。

  • 国家資格
    • 国家資格は、国が認定する公的な資格で、エンジニアとしての基礎力や応用力を幅広く証明できます。たとえば、情報処理技術者試験はIT全般の知識を問う国家資格の代表例です。業界全体で通用するため、転職やキャリアアップにも有利です。一方、範囲が広く試験も難易度が高いことが特徴です。


  • ベンダー資格
    • ベンダー資格は、特定の製品やサービスに特化したスキルを証明する資格です。AWSやMicrosoft、Ciscoといった企業が発行しており、特定の技術やツールを扱う能力を明確に示せます。実務で即戦力として活用できることが多く、導入済みの製品に対応した資格取得を奨励することで、業務効率を向上させることが可能です。ただし、製品のバージョンアップなどで有効期間が限定されるケースもあります。

国家資格は汎用的な基礎力を重視し、ベンダー資格は専門性や即戦力を重視する点で補完的な関係にあります。これらを組み合わせて取得することで、エンジニアのスキルをバランスよく向上させることができます。


【分野別】エンジニア向けおすすめ資格11選


それでは、以下の4つの分野ごとにおすすめの資格11選を紹介します。


分野

資格名

未経験者・初心者エンジニア向け資格

ITパスポート試験

基本情報技術者試験

.com Master

アプリケーション開発エンジニア向け資格

応用情報技術者試験

Java SE 11 認定資格

Python3 エンジニア認定試験

Web開発エンジニア向け資格

ウェブデザイン技能検定

PHP技術者認定試験

Ruby技術者認定試験

AI/機械学習エンジニア向け資格

G検定(ジェネラリスト検定)

E資格(エンジニア資格)


まずは「未経験者・初心者エンジニア向け資格」からみていきましょう。


未経験者・初心者エンジニア向け資格

未経験者や初心者のエンジニアが最初に挑戦する資格として、基礎知識を学べる試験が適しています。これらの資格は、IT業界全般の基礎や初歩的なスキルを身につけるための足がかりとなります。以下に代表的な資格を紹介します。


ITパスポート試験

ITパスポート試験は、情報処理技術者試験のエントリーレベルで、ITの基本知識を幅広く学べる国家資格です。ITだけでなく、経営戦略やマネジメント、法務に関する内容も含まれており、IT業界初心者だけでなく、ITを活用する他職種にも役立ちます。未経験者にとっては、ITの基礎知識を効率よく学びながら、自信を持つための第一歩となる試験です。

公式サイト:ITパスポート


基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアとしての基礎力を証明する国家資格で、ITパスポート試験の次のステップに位置付けられます。

プログラミングやアルゴリズム、ネットワークの基礎など、エンジニアとして必要なスキルを網羅的に問われます。この資格は、未経験者がキャリアをスタートさせる際や、初級エンジニアがスキルアップを図る際に役立ちます。また、企業が新人研修で目標資格として設定することも多いです。

公式サイト:基本情報技術者試験


.com Master

NTTコミュニケーションズが提供するベンダー資格「.com Master」は、インターネットやネットワークに関する基本的な知識を学ぶのに適しています。特にICTエンジニアに最適な資格といえるでしょう。

初歩的な「.com Master Basic」から、応用的な内容を扱う「.com Master Advanced」まで段階的にレベルアップが可能です。未経験者にとっては、インターネットの仕組みを理解することで、ICTに関わる実務に活かせる具体的なスキルを身につけられる資格となっています。

公式サイト:インターネット検定 ドットコムマスター


アプリケーション開発エンジニア向け資格

アプリケーション開発エンジニアにとって、プログラミングスキルやシステム設計力を証明する資格はキャリアアップや業務効率の向上に直結します。以下に、特におすすめの資格を紹介します。


応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験の中級レベルに位置する国家資格です。
アプリケーション開発に必要な知識だけでなく、システム設計やプロジェクト管理に関する内容も含まれており、開発者としての基礎力をさらに強化できます。要件定義やアルゴリズム設計など、実務に役立つスキルが身につくため、キャリアの中盤で取得を目指す価値があります。この資格の取得者が増えれば、リーダー職やプロジェクト管理を任せられるエンジニア人材の育成につながります。

公式サイト:応用情報技術者試験


Java SE 11 認定資格

Java SE 11 認定資格は、Javaプログラミングに特化したベンダー資格です。Javaは業務システムやWebアプリケーション開発に広く使われているため、この資格を取得することで専門性を証明できます。試験内容は文法やAPIの基本から設計パターンまで網羅しており、Javaエンジニアとしての知識を体系的に習得できます。

公式サイト:Java SE 11 認定資格


Python3 エンジニア認定試験

Python3 エンジニア認定試験は、Pythonプログラミングのスキルを客観的に証明する資格で、AI、データ分析、Webアプリ開発など幅広い分野で活用されます。

試験は「Python3エンジニア認定基礎試験」と「データ分析試験」の2種類があり、自分のスキルレベルや興味に応じて挑戦できます。Pythonは需要の高い言語であるため、この資格を取得することで転職やプロジェクト参画に有利に働きます。AI技術の発達により業務でPythonを活用する企業が増えている今、注目すべき資格です。

公式サイト:Python3 エンジニア認定試験


Web開発エンジニア向け資格

Web開発エンジニアにとって、デザインからプログラミングまでのスキルを証明できる資格は、業務の幅を広げるだけでなく、キャリアアップにも直結します。以下に、特に注目すべき資格を紹介します。


ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Webサイト制作に関するあらゆる技能を証明する国家資格です。

HTMLやCSSの基本的なマークアップ言語だけでなく、デザインの原則やユーザビリティなど幅広い内容をカバーしています。試験は1級から3級まであり、初心者から上級者までレベルに応じて挑戦できます。特に、フロントエンド開発やデザインのスキルを育成したい人材に対して有効な資格となります。

公式サイト:ウェブデザイン技能検定


PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、PHPプログラミングのスキルを証明するための資格で、Web上でのシステム開発エンジニアに特化した試験内容が特徴です。

基礎的な文法やデータベース連携から、セキュリティやフレームワークの使用に関する知識まで問われるため、実務で即活用できるスキルが身につきます。試験は「初級」と「上級」に分かれており、自分のレベルに応じて選択可能です。PHPを使ったWeb開発を中心にスキルを伸ばしたいエンジニアには特におすすめです。

公式サイト:PHP技術者認定試験


Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Rubyプログラミング言語のスキルを証明する資格で、Web開発において人気の高いフレームワーク「Ruby on Rails」を扱うエンジニアにとって特に重要です。
試験は「Silver」と「Gold」の2つのレベルがあり、基本的な文法や標準ライブラリ、オブジェクト指向プログラミングの理解を問われます。

公式サイト:Ruby技術者認定試験


AI/機械学習エンジニア向け資格

AIや機械学習(ディープラーニング)分野は急速に進化しており、専門人材の育成は企業のDX推進にもつながります。以下に、AI/機械学習エンジニア向けの代表的な資格を紹介します。


G検定(ジェネラリスト検定)

G検定(ジェネラリスト検定)は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する資格で、ディープラーニングを中心にAI技術の基本を網羅しています。

試験は、AIの歴史や仕組み、倫理的な課題まで扱っているため、AIエンジニアとしてのスキルの土台形成に最適です。

公式サイト:G検定(ジェネラリスト検定)


E資格(エンジニア資格)

E資格(エンジニア資格)は、G検定と同様に日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する資格で、AI開発に特化したエンジニア向けの試験です。

プログラミングスキルや数学的基礎知識を有し、実務でAIアルゴリズムの設計や実装を行うエンジニアを対象としています。試験では、線形代数や確率統計、Pythonによる機械学習モデルの構築に関する問題が出題されるため、一定レベルの技術的バックグラウンドが必要です。E資格を取得することで、AIプロジェクトでの信頼性が高まり、業務の幅を広げることが可能です。

公式サイト:E資格(エンジニア資格)


資格取得のためのエンジニア育成方法

エンジニアが資格を取得するためには、目的や学習スタイルに応じた育成方法を選ぶことが重要です。ここでは、3つの代表的な育成方法を紹介します。

  • 独学
  • 社内研修
  • 社外サービスを活用した研修


独学

自社のエンジニアに対して、独学での学習と資格取得を奨励する方法が考えられます。独学は、個人が自分のペースで資格取得を目指す方法です。オンライン教材や書籍、無料のプログラミング学習サイトを活用して、自分に合った学習計画を立てられる点が魅力です。

研修にかかる費用を抑えられる反面、進捗管理や学習のモチベーション維持が課題となることもあります。


社内研修

社内研修は、企業が主体となってエンジニアの育成を行う方法です。資格取得を目指したカリキュラムを組み込むことで、実務に即した知識を学びながらスキルを向上させられます。

また、同僚と一緒に学ぶことで、相互にサポートし合える環境が整います。企業が研修のための時間や予算を確保する必要がありますが、組織全体の技術力を底上げする効果が期待できます。


社外サービスを活用した研修

外部の研修サービスを活用する方法は、専門的な知識を効率的に学ぶのに適しています。例えば、オンライン講座や短期集中型の研修プログラムでは、資格取得に特化した学習が可能です。また、講師による指導やサポート体制が整っているため、独学では難しい部分もクリアしやすくなります。費用はかかりますが、即戦力となるエンジニアを育成するには効果的な方法です。


エンジニアの育成にはテックキャンプ法人研修サービス



引用元:テックキャンプ法人研修サービス 公式サイト



エンジニアの育成を本格的に進めるには、テックキャンプ法人研修サービスの活用がおすすめです。テックキャンプ法人研修サービスは、企業のニーズに合わせたカスタマイズ可能なカリキュラムを提供し、エンジニアのスキルアップを強力にサポートします。

特に、初心者から経験者まで幅広いレベルに対応できる点が魅力です。また、最新の技術やトレンドを取り入れた内容で、資格取得だけでなく、実務に直結したスキルの習得が可能です。さらに、専属のメンターが学習をサポートするため、学習効率を高め、受講者のモチベーション維持にもつながります。

テックキャンプ法人研修サービスを導入することで、企業全体のシステム開発力を高め、競争力のあるチームを構築することが可能です。資格取得支援と組み合わせて、戦略的なエンジニア育成を実現しましょう。


まとめ

エンジニアの資格取得は、スキルの証明やキャリアアップだけでなく、企業全体の技術力向上にもつながります。自社でエンジニアを育成する上で明確な指針となる資格をお探しなら、ぜひこの記事で紹介した11種の資格を参考にしてみてください。

テックキャンプ法人研修サービスのような外部研修を活用することで、効率的かつ効果的にスキルアップを図ることが可能です。資格取得を推進することで、エンジニア個人の成長だけでなく、企業の競争力を高める取り組みとしても有益です。自社のエンジニア育成にお悩みの方は、ぜひテックキャンプ法人研修サービスにご相談ください。

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