ChatGPT 5.2が新登場!新モデルになってから何が変わったのかを徹底解説

ChatGPT 5.2が新登場!新モデルになってから何が変わったのかを徹底解説

2025年12月11日、OpenAIから最新モデル「GPT-5.2」が正式にリリースされました。

前モデルのGPT-5.1から推論力・安全性・実用性のすべてが大きく進化し、専門的な業務でも頼れるAIへとパワーアップしています。

本記事では、ChatGPT 5.2で何が変わったのか、他のAIとの性能比較、できること、料金まで徹底解説。

最新のAI動向をキャッチアップしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

ChatGPT 5.2になって何が変わった?基本情報をおさらい

ChatGPT 5.2になって何が変わった?基本情報をおさらい

2025年12月11日、OpenAIからGPT-5.2シリーズが正式発表されました。

GPT-5.2は「専門的な知識労働のための最も有能なモデルシリーズ」と位置付けられ、前モデルGPT-5.1から多方面で性能が向上しています。

ここでは、基本情報としてGPT-5.2で何が変わったのかをおさらいしますね。

GPT-5.1との主な違い

GPT-5.2は前バージョン5.1に比べ、推論力・知識、安全性、実用性の面で大きく進化しています。

まず、数学試験AIME 2025で100%正解を達成し、ソフトウェア開発ベンチマークでも過去最高スコアを更新するなど、論理推論やコーディング能力がかなり良くなりました。

また、内部評価で事実誤り(ハルシネーション)を30%削減し、メンタルヘルス関連の質問にもより適切に対応できるよう安全性が強化されています。

さらに、扱えるテキスト量(コンテキストウィンドウ)が最大40万トークンに拡大し、知識データも2025年8月までアップデートされました。

長文の分析や最新情報を含む問いにも以前より的確に答えられるようになり、GPT-5.2はより賢く信頼できるAIへと進化したと言えますね。

5.2の新機能まとめ

次に、GPT-5.2で新たに加わった機能や強化点を整理します。

主なアップデートとしては、スプレッドシートやプレゼン資料の高度な生成、コード出力の安定性向上、不確かな回答(ハルシネーション)の削減、長文脈の理解力向上、画像入力への対応強化(ビジョン機能)、そして外部ツール呼び出しの信頼性向上が挙げられます。

例えばGPT-5.2は、画像中のチャートを正確に読み取りテキスト化したり、スクリーンショットからドキュメントを生成したりといったタスクもより正確にこなせます。

これらの新機能によって、GPT-5.2はGPT-5.1に比べて対応できる業務や作業の幅が一段と広がりました。

特にビジネスシーンでの活用がさらに便利になっています。

新登場の3モデル(Instant / Thinking / Pro)とは

GPT-5.2では、ユーザーのニーズに合わせて3つのモデル(Instant・Thinking・Pro)が用意されています。

GPT-5.2 Instantは、日常的な簡易タスクや即応性が求められる用途向けの高速モデルです。

GPT-5.2 Thinkingは、複雑な推論や広範な文脈理解、専門的なコーディング・文書作成など高度なタスク向けに調整された標準モデルで、新しい「適応型推論」手法を採用し、より柔軟で深い考察が可能になっています。

GPT-5.2 Proは、科学・数学・高度なプログラミングなど、最高レベルの知能と信頼性が必要な用途に特化した最上位モデルです。

このようにInstant(速度重視)からPro(精度重視)まで揃ったことで、目的に応じてぴったりのモデルを選べるようになりました。

使ってみて一番変わったと感じる点

実際に筆者がGPT-5.2を使ってみた感想は、「とにかく実務で使いやすくなった」と感じます。

具体的には、会話がブレず指示をきちんと守るようになり、途中のやり取りがスムーズになりました。

また、長いやり取りや大規模な資料分析でも破綻しにくくなった体感もあるので、長く複雑なタスクも頼めますね。

さらに、AIが自律的に段取りを進めてくれる(エージェント的な動作)場面が増え、ナレッジカットオフ(知識データの鮮度)も2025年8月までカバーしているのはかなりありがたいです。

総じて、派手さより地道な実務耐性が大きく改善され、特に業務用途でGPT-5.2の安定性向上を実感するアップデートだなという所感ですね。

ChatGPT 5.2と他の最新AIの性能比較

GPT-5.2は、最新の競合AIモデルと比べてどの程度すぐれているのでしょうか。

ベンチマーク結果では多くの領域でGPT-5.2(Thinking/Pro)がトップクラスの成績を収めていますが、GoogleのGemini 3 ProやAnthropic社のClaude Opus 4.5と互角に競り合う分野もあります。

以下に主要な指標での比較表を示しますね。

ベンチマーク / 領域GPT-5.2(Thinking/Pro)GPT-5.1Gemini 3 ProClaude Opus 4.5
ARC-AGI-2(一般推論)52.9% / 54.2%(最高)45.1%37.6%
SWE-Bench Verified(コーディング)約80%77.9%76.2%80.9%(最高)
GPQA Diamond(科学)92.4% / 93.2%88.1%91.9%〜93.8%競合
GDPval(実務タスク)70.9%(人間超え)38.8%競合
ハルシネーション低減30〜47%減基準競合強い
長文脈 / エージェントすぐれている良いマルチモーダル強いファイルシステム強い
ChatGPT 5.2と他の最新AIの性能比較

表から、GPT-5.2(特にThinking/Proモデル)が汎用的な推論力や実務タスクで際立った性能を示す一方、コード生成ではClaude Opus 4.5が一部で同等以上のスコアを記録しています。

科学分野の質問応答ではGemini 3 ProもGPT-5.2に匹敵する高スコアを出しており、Gemini 3はマルチモーダル(画像+テキスト)処理の強さが指摘されています。

またClaude Opus 4.5はファイル管理や長文処理に強みを持つなど、それぞれ得意分野が異なりますよ。

総じて「どのモデルがぴったりかは用途次第」と言われており、GPT-5.2はプロフェッショナル用途で万能型の強さを発揮する一方、他モデルもシーンに応じて使い分けるのが望ましいでしょう。

ChatGPT 5.2でできること

ChatGPT 5.2でできること

GPT-5.2の登場によって、ユーザーがAIに依頼できる作業の幅も大きく広がりました。

リリース直後から、GPT-5.2が生成した画像・コード・スライド・3Dシーンなどの成果物を共有する投稿がX(旧Twitter)上で急増し、そのクリエイティブ能力・開発サポート能力に「レベチ(レベルが違う)」との声が上がっています。

ここでは、GPT-5.2で新たに可能になった代表的な例を5つ紹介しますね。

高品質で編集可能なスライドが作成できる

GPT-5.2は1つのプロンプトからプロ並みのPowerPoint®スライド(PPTXファイル)を自動生成できるようになりました。

レイアウトやテキスト配置、図形の作り込みがとても洗練されており、生成されたスライドはそのまま編集可能です。

実際、GPT-5.1では難しかった高度なアニメーション付きのビジネス向けスライドも、5.2では驚くほど完成度高く出力されることが確認されています。

こうした自動スライド生成機能により、資料作成の手間は劇的に削減されるでしょう。

プレゼン資料を頻繁に作る方にとって、GPT-5.2は強力な味方になりますね。

複雑なExcel・スプレッドシートの構築

さらに、複雑なExcelスプレッドシートや財務モデルの構築もGPT-5.2の得意分野です。

ワークフォース計画や予算シミュレーションのような高度な表計算も、フォーマットや数式を正確に反映したシートを自動生成できます。

ある事例では、GPT-5.2に自然言語で指示するだけで、Bloombergの金融データ連携マクロを備えたExcelファイルが生成されました。

履歴データの集計から表への落とし込みまで正確に行われており、人間の専門家に匹敵する完成度でしたよ。

プロの業務レベルのスプレッドシートもAIで自動作成できるようになった点は、実務へのインパクトが大きいでしょう。

インタラクティブなコード生成

GPT-5.2は対話型アプリや3Dシーンのコードを一度に生成することも可能です。

1つのプロンプトから、そのままブラウザで動作するWebアプリやインタラクティブな3Dコンテンツを作り上げることができます。

GPT-5.2ではCanvas機能と連携し、必要に応じ追加機能の提案まで自動で行われますね。

例えば、ピアノの音当てクイズアプリを要求したところ、GPT-5.2は鍵盤の配置を正確に再現しスコア計算機能まで追加しました。

一方、GPT-5.1では同じ指示でエラーが多発しまともに動作しなかったとの比較報告があり、5.2の進化が際立っています。

高度なコーディングやデバッグが可能

GPT-5.2は高度なプログラミングやデバッグのサポートでも卓越した性能を示します。

大規模なコードベースのリファクタリング(構造改善)やバグ修正を安定してこなせるほか、ソフトウェアエンジニアリング分野のベンチマーク(SWE-Bench)で新記録を達成しました。

実例として、GPT-5.2はThree.jsを用いて小島のジオラマ風3Dシーンを単一のHTMLファイルで生成し、画像から3Dモデルを構築することまでやってのけています。

このように高度なコーディングタスクでも人間顔負けの成果を出せるため、プロの開発現場でも有力な助っ人となるでしょう。

エンジニアにとって、GPT-5.2は頼れるパートナーになりますよ。

1プロンプトでNotionのクローン作成

GPT-5.2は、一度の指示で高機能なWebアプリのクローンを構築することすら可能です。

例としてノート管理アプリ「Notion」のクローンを1プロンプトで生成するデモでは、GPT-5.2がUIと機能の細部まで実装し、実用に耐える完成度の画面を出力しました。

同じ指示を用いたGoogleの最新モデル(Gemini 3 Pro)との比較でも、GPT-5.2の結果はより詳細で現実的だったと報告されていますね。

このように、複雑なWebアプリをAIが一から再現できることに対し、ユーザーからは驚きの声が上がっています。

アイデアを素早くプロトタイプ化したい場面で、GPT-5.2は非常に役立つツールになるでしょう。

ChatGPT 5.2の料金・API価格

現在、ChatGPTでGPT-5.2を利用するには有料プランへの加入が必要です。

通常のInstantおよびThinkingモデルであれば月額$20(約3,000円)のChatGPT Plusプランで利用できますが、最上位のGPT-5.2 Proモデルは月額$200のProプランやビジネス向けエンタープライズプランでのみ使えます。

一方、開発者向けのAPIでは、使用したトークン数に応じて料金が課金されますね。

GPT-5.2(Thinkingモデル)の場合、入力1Mトークンあたり$1.75、出力1Mトークンあたり$14.00に設定されています。

さらに高精度なGPT-5.2 Proモデルは入力1Mトークンあたり$21.00、出力1Mトークンあたり$168.00と大幅に高い価格帯です(1Mトークンはおおよそ75万〜80万単語に相当)。

高性能化に伴いコストも上昇していますが、専門的な利用ではその価値があると言えるでしょう。

ChatGPT 5.2のまとめ

以上、ChatGPT(GPT-5.2)の新モデルについて見てきました。

最大の変化は、プロフェッショナル用途で実用性・信頼性が大幅に向上したことです。

GPT-5.2ではInstant/Thinking/Proの3モデル展開により高速応答から高度推論まで対応し、40万トークンの長大な文脈も処理できるようになりました。

さらに推論力では数学やコーディングの難関ベンチマークで記録を更新し、安全性では不確かな回答の30%削減など着実な改善がなされていますよ。

実際、GPT-5.2はスライド資料や複雑なシートの自動生成、対話型アプリの作成など、人間に迫る高品質な成果物を次々と生み出しています。

総合的に見て前モデル5.1より賢く頼りになるAIへと進化しました。

今後もこのモデルが日常からビジネスまで幅広く活躍することが期待されます。

AIを活用した業務効率化に興味がある方は、ぜひGPT-5.2を試してみてください。

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