導入事例
ライブリッツ株式会社様

技術力とポータブルスキルの同時習得で新卒社員の早期戦力化に成功。
ライブリッツが従来の社内研修から、テックキャンプ法人研修に切り替えた理由とは。

ライブリッツ株式会社は、AIやIoTなどの先端技術を駆使し、スポーツ業界および地域創生におけるデジタルイノベーションを推進しています。従来はグループ会社合同で行われる新卒研修に参加されていましたが、この度初めてテックキャンプ法人研修サービスをご導入いただきました。

今回は代表取締役の村澤様と執行役員の佐藤様にお話を伺いました。

村澤 清彰

代表取締役
2001年フューチャーシステムコンサルティング株式会社(現フューチャー株式会社)入社。
研究開発部門での技術開発や大手コンビニエンスストアの端末刷新プロジェクトの技術責任者等を経て、プロ野球団のチーム戦略システムをゼロから構築。複数の球団や他スポーツへも展開し、スポーツのIT武装に貢献。2017年4月より現職。

佐藤 久恵

執行役員
デジタルマーケティング、ITコンサルティング企業を経て、2020年ライブリッツに入社。
バックオフィス部門の立ち上げを担い、事業戦略に伴う人財強化、組織強化を推進。2023年1月より現職。

Rubyで実践的なスキルとチーム開発を同時に学べる点が魅力

ーーテックキャンプ法人研修を導入いただく以前に、他の研修や新卒社員向けプログラムを利用したことはありますか

村澤様:
はい、当社はフューチャーグループの1社ということもあり、去年まではグループ合同で研修を実施していました。その研修では、基礎から応用まで時間をかけてしっかり身につける内容となっていました。また、研修にて習得する言語がJavaでした。

当社はRuby on Railsを中心とした開発が多いため、習得する言語はRuby on Railsとしたいと考えており、親和性のある研修プログラムがないかと複数の研修会社から情報収集をしていました。

ーー貴社グループ研修から変更を考えた理由は、言語の面が一番大きかったということでしょうか

村澤様:
言語はもちろんですが、より実践的に学んでほしいと思っていました。当社では研修が終わるとすぐに現場配属となります。配属後は先輩社員がサポートにつきますが、その期間もお客様から対価をいただいて開発を行いますので、期待に見合ったパフォーマンスを出さなくてはなりません。そのため、研修の段階で価値のあるアウトプットを出せる力を身につけてほしいと思っていました。
開発環境の整備は自力で行い、プログラムの書き方を理解した上で設計書に沿ったコーディングを独力で行えるようになることが理想でした。

現場への配属直後でも、しっかりと戦力になっているように、いかに実践を意識した学習ができるかという点も重要視していました。

ーー他に研修サービスはいくつかあると思うのですが、その中でもテックキャンプ法人研修を選んでいただいた決め手はどういったところでしたか

村澤様:
一つは、やはりRubyを基礎知識のインプットから実践的なアプトプットまでトータルで教えていただけるところです。私も技術者なので「ここまでは教えてほしい」という実務におけるポイントを持っていますが、テックキャンプの方々はそういった若手エンジニア育成におけるポイントを熟知されていると感じたため、とても心強く感じました。
また、当社で利用が多いデータベースに関するカリキュラムは必ず研修に組み込みたいと考えていましたので、カリキュラムをカスタマイズしSQLを追加できたことも決め手となりました。

もう一つは研修スケジュールを柔軟に調整していただけるという点です。私たちは、ビジネスマナー研修などはフューチャーグループの研修に参加する予定でした。そのため、カリキュラムの進め方やスケジュール調整も柔軟に対応いただけるということで、運営側としても研修全体を円滑に進められるイメージが持てたことは大きかったです。


佐藤様:
新卒研修では、コーディング技術を学ぶだけでなく、それを実際の仕事でどう活かすか、チーム開発において先輩エンジニアとどのようにコミュニケーションを取りながらタスクを進めるかなど実務との連動性を持たせたいと考えていました。そのため、エンジニアとして仕事をするにあたってのマインドセットを教えていただける点も魅力でした。

メンターによる伴走で、思考を整理し、質問する力が強化された

ーーテックキャンプ法人研修の研修を通して得られた成果はどのようなものでしたか

佐藤様:

大きく2点あります。1つ目は、やはりRubyの基礎を習得できたということです。現場配属後、例年よりプロジェクトや自身のタスクに関する理解が早く、早期に戦力化できました。これはRubyの基礎知識がしっかりと習得できていた成果だと思います。

もう1つは、先輩への質問の仕方や質問の内容の精度が高く、ビジネスコミュニケーション力が高いことです。

自身のタスクに行き詰まった際、自分でどの程度考えるべきか、そしてどのタイミングで先輩に相談するべきかを見極めることは、新卒社員にとって課題になることが多いです。そこに対し、自分なりのルールを設定し、それに基づいて自身で判断し行動することができるかは非常に重要なポイントです。


今回の研修では、その質問力が強化されたと思います。テックキャンプの研修では質問の論点や自分の考えなどを事前に整理することが求められます。最初のうちはメンターに質問をしても適切な回答を得ることができず、何度もフィードバックされている様子でした。自分が知りたい答えをもらうためにはどのように質問をすればよいのか、自分ではこのように考えているがそれでよいのか、など思考を整理してから質問をするという質問力を強化することができたことは大きな成果だと思っています。

ーーテックキャンプ法人研修を導入して良かった点を教えてください

村澤様:
新卒社員はもう現場に出ていますが、例年よりもスムーズに開発を進められている点が良かったです。

従来の研修はシステム開発全般の基礎知識習得が中心だったため、現場配属後も開発環境の準備から教えることが多く、先輩社員の負担が大きかったです。今年はその点が軽減されていて、すぐに戦力化できたことは大きいと思っています。

あとは、研修でチーム開発を実施したため、プロジェクトの一員としてチームで開発を進める際の難しさや、情報共有の重要性を経験してくれていることも良いと思います。個人開発とチーム開発では難易度も異なり、自身の業務が周囲へ与える影響も変わってきます。チームを意識して自身のタスクに責任を持つという経験をしているため、現場配属直後からチームの戦力となってくれています。

ーーメンターの存在はいかがでしたか

佐藤様:
非常に満足度が高いです。チャットの返信の早さや、アドバイスの的確さなど好印象でした。オンラインでの学習は、コミュニケーションや返信内容がテンプレート化してしまうのではないかと心配していました。
しかし、思った以上に新卒社員1人1人に向き合い、個々の強みや特徴を踏まえた指導をしていただけたことが、すごく印象的でした。
実際に新卒社員とメンターの間には信頼関係が構築されていると感じられ、最終日は別れを惜しむようなコミュニケーションもありました。そういった様子から、メンターの存在はこの研修を完遂させるために、技術面でもメンタル面でも大きな支えになっていたのだろうと思います。

ーー改善点はありましたか

村澤様:
そうですね。全体的な量としてもう少し負荷が高くてもよかったかなと思います。想定よりも進捗がよく余裕も感じられたため、もう少し難易度を上げることで、それをやり切った際の達成感をさらに高めることができたのではないかと思います。

また、実装実習やシステム構築の際、社員レビューの期間があってもよかったかもしれません。実際に研修で開発したWebアプリケーションには品質上の改善点がありました。社員レビューの期間を設けて「お客様からの要望に対し、限られた時間でどのように対応するか」という試行錯誤をし、品質向上を目指すという経験ができるとより実務につながるかと思いました。

テックキャンプ法人研修は技術力だけでなくポータブルスキルも身につく

ーー ライブリッツが目指すエンジニア育成の今後のビジョンを教えてください

村澤様:
我々の強みは、お客様のご要望をシステムで実現する能力です。基礎を学ぶことも大切ですが、必要なシステムを想像し、自ら実現する力を早く身につけることも重要だと考えています。その上で、新たな技術をウォッチし、指示されたものを作るだけでなく、課題解決のために自分の技術を応用して創意工夫する姿勢が理想です。今回受講した新卒社員には実装する力だけでなく、お客様のシステムのあるべき姿を提案できるような高度なスキルも身につけていってもらいたいと思っています。

ーー最後に、研修を検討している他の会社様に向けてメッセージをいただけますか

佐藤様:
今までの話と重複する部分もありますが、技術はあくまで手段であり、その先には達成すべき目的があると思います。その目的を達成するためには、チームでの協力が不可欠です。技術力の向上はもちろん重要ですが、チームで仕事を円滑に進めるためのノウハウや、エンジニアとしてのマインドセットといったポータブルスキルの習得も重視したいという会社にはとてもおすすめです。

村澤様:
テックキャンプ法人研修では実践的な内容がしっかりと教えられていると感じています。プログラミングの技術だけでなく、実際にシステムを作る際に考慮すべきポイントについても学ぶことが可能です。
実践的な研修で、新卒社員の早期戦力化を考えている企業にとっては非常に適していると思います。

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