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【Windows/Mac】おすすめマクロツール6選!高度な自動化方法も解説

更新: 2021.07.27

あなたは、単純作業や非効率なルーティンワークを自動化して、業務効率化を図りたいと考えていませんか?

しかし、「ツールの導入にはコストがかかる」「導入を検討する時間が確保できない」といった理由で諦めている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、作業の自動化をスムーズに実現するおすすめのフリーソフトのマクロツールについて紹介します。

無料で手軽に利用できるマクロツールを活用して、あなたも今日から業務効率化を実現しましょう。

この記事は現役エンジニアによって監修済みです。

おすすめ Windowsマクロツール

Windowsで動作するおすすめのマクロツール・マイクロソフトを紹介します。

Pulover’s Macro Creator

AutoHotkeyという独自のマクロ言語で記述する自動化ツールをベースに作られたWindows対応のマクロツールです。AutoHotkeyとは異なり、Pulover’s Macro CreatorはGUIベースで操作できるため、プログラミングの知識がない方でも安心して使えます。

実際のマウスやキーボードの操作を記録して自動化できるだけでなく、コマンド入力の機能が充実していることが特徴。コマンドの入力をサポートする機能がありますので、思い通りの動作による自動化がスムーズに行えます。

他のマクロツールと比較すると、機能が豊富で高度な処理が可能。マクロのプログラムの構築にある程度のスキルが求められますが、おすすめのパワフルなマクロツールです。

Download – Pulover’s Macro Creator

HiMacroEx

HiMacroExは、マウスとキーボードの操作を記録して自動化できるWindows対応のマクロツールです。「記録」「再生」「クリア」など、わかりやすい操作画面が特徴。マウス操作・操作時間・アクティブウィンドウなど、自分が記録したい操作のモードを選べば、自由度の高いマクロが簡単に作成できます。

PC自動化ソフト HiMacroEx 解説

KMmacro

キーボードやマウスの操作を記録して自動化できるWindows対応のマクロツールです。マクロの情報はテキストファイルで保存されますので、求める作業の内容に応じて編集が可能です。

ベーカー街の物置/KMmacro

おすすめMacOSマクロツール

macOSで動作する、おすすめのマクロツール・マイクロソフトを紹介します。

Automator

MacOSの標準アプリケーションとしてインストールされているマクロツールで、Macのさまざまな操作を自動化できます。ドラッグ&ドロップなど、簡単な操作で自動化のワークフローが作成可能です。

希望する動作がAutomatorにない場合には、AppleScript・JavaScriptなどのプログラミング言語を利用して独自のワークフローの作成も行えます。

Cliclick

MacOSに対応したマウスマクロの機能が得られるシンプルなツールです。Cliclickは「Command-Line In­ter­face Click」を意味しており、シェルスクリプトによってマウスの操作を自動化します。

シェルとは「オペレーティングシステムと対話するためのインターフェイス」であり、コマンドなどを制御する「環境」だ。
引用元:【1分でわかる】シェルスクリプトとは?

コマンドを入力するため難しく感じるかもしれません。しかし、プログラムの作成はとてもシンプルなので、プログラミング初心者の方でも少し学習を行えば問題なく作成できます。GUIのツールが使いづらい場合に役立つマクロツールと言えるでしょう。

Cliclick – bluem.net

Webブラウザで動作するマクロツール

Webブラウザ上で動作するマクロツールを紹介します。

iMacros(アイマクロ)

Google Chrome・Firefox・Internet ExplorerといったWebブラウザのアドオンとして動作するマクロツールです。Webブラウザでの操作を記録して再生を行えます。

コマンドを利用してマクロの編集を行えば、Webブラウザでのさまざまな動作の自動化も可能。世界的に人気の高いマクロツールですので、Webブラウザでの作業が多い方におすすめです。

iMacros for Chrome – Chrome ウェブストア iMacros for Firefox – Firefox 向けアドオン

Get Started with the iMacros Add-on for Internet Explorer | iMacros Software

マクロとは

マクロと聞くと、Excelを思い浮かべる方も多いでしょう。このマクロとは本来はどのようなものなのでしょうか。以下で、マクロの概要と種類について解説します。

コンピューターの自動化を実現する

マクロとは、コンピューターの操作を自動化する技術を指します。操作をコンピューターに記録して、何度でも同じ様に実行できるようにするプログラムです。

マクロを構築する方法として、実際に行なった操作を記録する方法とコードを記述する方法があります。多くのマクロツールは、どちらにも対応しているのでプログラミングがわからない方でも使用が可能です。

コンピューターを活用するための手段

正確・高速・簡単であることがマクロの特徴です。作業を記録すれば、再生ボタンを押すだけでコンピューターが処理を行います。人間の手で行うと時間がかかる作業も素早く処理できるので、作業の効率化が可能。

GUIなどの「わかりやすさ」の影響により、効率が悪くなってしまった部分をケアできるので、コンピューターの性能を最大限に利用できます。マクロはコンピューターを活用するための手段の1つと言えるでしょう。

マクロの種類1:マウスマクロ

マウスのクリック・右クリック・移動などの操作を記録して、自動再生できるマクロツールです。同じ場所を指定した時間間隔でクリックする場合や、マウスを使った単純作業を行う際に役立ちます。

マクロの種類2:キーボードマクロ

キーボードマクロはキーボード操作を記録して、自動再生できるプログラムを指します。1つずつ打ち込んでいたキーボードでの繰り返しの作業をパソコンに自動で処理させることが可能。

マクロとVBA(Visual Basic for Applications)の違いについて

マクロと聞くとMicrosoft OfficeのExcelやWordの機能と考える方も多いでしょう。コンピューターを自動化するプログラムがマクロであることは上記でご説明しました。プログラムはプログラミング言語によって記述されます。

Excelなどに備わっているマクロ機能は、VBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語によって構築されているマクロです。Excel上で記録した操作は、このVBAによってプログラムとして記述されています。

そのため、VBAを学習してプログラミングを行えば、操作の記録だけでは難しい複雑な処理もマクロとして実行が可能になるのです。

生産性を上げるためにマクロがおすすめな理由

まず、生産性を上げるためにマクロがおすすめな理由について以下で解説していきます。

単純作業を自動化できる

マクロを利用すれば、繰り返し行う単純作業をコンピューターに自動で処理させることが可能です。

WindowsやMacOSなどの一般的なOSは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)によって操作を行います。GUIとはグラフィックで直感的に操作できるので、誰にとってもわかりやすいという利点があります。

しかし、CUI(キャラクターユーザーインタフェース )やTUI(テキストユーザインタフェース)といったコマンドやテキストで操作を行うものと比較すると、単純作業を行うのに時間がかかる場合があります。

「ファイルをマウスで選択して、それを別のフォルダにドラッグして移す」という作業を何度も繰り返し行うととても効率が悪いと感じるでしょう。そのような動きをコンピューターに記憶させて処理を行えば、時間を有効に活用できるという利点があります。それにより、人間は人間にしかできない作業に注力が可能となるのです。

複雑な作業も自動化できる

仕事の際に必要となる手順が複雑な作業も、マクロによって自動化が可能です。これは時短が実現できるだけでなく、ミスを減らして業務の精度を上げることにもつながります。

複数の工程があり、なおかつそれが日常的な作業であれば、時間がかかるだけでなくケアレスミスも起こりやすくなるでしょう。マクロによってミスがなくなれば、スムーズに仕事に取り組めます。

また、アプリケーションの操作やパソコン自体が苦手な方に作業を依頼する場合に、同じ品質の結果が得られるというメリットもあります。

このような複雑な作業をマクロで自動化する場合には、正しい手順の確認や業務の洗い出しなどが必要となります。自分の勝手な判断ではなく、チームや企業と情報共有を行なって自動化を行うようにしましょう。セキュリティ面などにリスクが隠れていることも考えられます。

コストなどの導入のリスクが低い

マクロは、Excelなどの有料のソフトやサービスだけでなくフリーソフトもあります。フリーソフトを使えば、自分のパソコンにマクロを簡単に導入できます。このように導入コストがかからないことは、マクロを利用する上で大きな魅力と言えるでしょう。

また、有料のソフトの機能を、個人で利用する場合にはフリーで使えるものもあります。個人単位で効果を確認すれば、既存のシステムに対するリスクも最小限に抑えられます。その上で、働いている企業に提案を行なって自動化の環境を整えるというプロセスも選択肢として考えられるでしょう。

それによって成果が上がれば、あなたの会社内での評価を向上にもつながります。

マクロの代表的な用途

マクロの代表的な用途について解説します。あなたの業務と照らし合わせて、どのような機能を持ったマクロツールが必要なのか考える参考にしてみてください。

Webの操作を自動化する

マクロツールを利用すれば、よく行うWebブラウザの操作を自動化できます。また、Webページからデータを取得して、ファイルに取り込むといった使い方も可能。データを定期的に取得する場合や多くのデータをWebページから取り込みたい場合に便利な用途です。

Excelのマクロ機能

Execelのマクロ機能は、Excelでの繰り返しの作業の自動化が可能です。異なるデータを同じフォーマットで扱う場合に、その手順を記録すれば簡単に利用できます。日々の業務と並行して行えば、作業効率は日々向上していくでしょう。

「その他にも複数のシートからデータを抽出する」「何件も印刷を行う」といった場合に、作業時間の短縮を図ることも可能です。Excelのマクロ機能は幅広い使い方ができますので、仕事の内容に合わせて取り入れると良いでしょう。

業務効率化を達成することで得られるメリットとは

マクロの導入が効果的に行うことで、業務効率化を達成は可能です。この業務効率化を実現することで、どのようなメリットがあるのか以下で解説していきます。

仕事のムダがなくなる

業務効率化によって、それまでその業務で必要とされた時間の短縮ができます。それにより、生産性の高い重要な業務に注力したり、プログラミングなどの新たなスキルを身に着けたりといった時間の活用ができるでしょう。

コスト削減につながる

業務効率化により、仕事のムダがなくなることで、コスト削減の効果も期待できます。仕事のムダな工数がなくなれば社員の方の残業も減りますので、人件費の削減につながります。社員の方にとっては、ワークライフバランスを考えた働き方もできるようになるでしょう。

また、フリーランスなど個人で働いている場合には、より短い時間で同じ仕事ができるので生産性や利益のアップが期待できます。

業務が可視化できる

業務が誰にとってもわかりやすく可視化できることも業務効率化のメリットです。

業務効率化を行うためには、既存の業務の棚卸しやオペレーションの見直しを行なって、自動化が可能な業務の洗い出しが必要になります。

それにより本当に必要な仕事が明確になり、チームや企業としてタスクが管理しやすくなります。

業務の高度な自動化を実現するには

マクロツールにより単純作業の自動化が実現できたことに満足せず、さまざまな業務の自動化を行いたいと考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。以下で、そのような高度な自動化を実現する方法について解説します。

まずはマクロツールを導入することが大切

専門的な知識を必要としないツールを利用することで、自動化によるメリットをまずは実感することが大切。それにより、業務効率化の利点と共に、基本的なマクロの動作や仕組みも理解できます。

マクロツールを導入するためには、どのような作業が自動化に適しているのか判断する必要があります。そのため、業務のオペレーションの見直しや棚卸しにつながります。このようなプロセスを踏むことで、業務のより高度な自動化の実現につながるでしょう。

有料のサービスを利用する

資金を投入して業務の自動化を検討している場合には、有料のサービスを利用するという方法もあります。プロによるコンサルティングやサポートによって、短期間で業務の高度な自動化が実現できるでしょう。

プログラミングの知識が必要

自動化のプログラムを操作による記録だけでなく、自分で要望に応じて構築できればより高度な業務効率化が実現できるでしょう。そのためには、プログラミング言語やそのツールで使われているコマンドを学ぶ必要があります。

C#・Java・Ruby・Pythonなどの幅広いプログラミング言語に対応するSeleniumや、JavaScriptに対応するPhantomJSは高度な業務にも対応する自動化ツールです。

このようなツールを使いこなせれば、あなたの業務の最適な自動化が行えるだけでなく、企業におけるあなたの価値も大きく向上するでしょう。

マクロツールを活用して業務効率化しよう

マクロツールの導入は、働き方改革で注目されているロボットによる業務の自動化「RPA(Robotics Process Automation)」のクラス1に相当するアプローチです。

このような業務の効率化はこれからの時代の働き方を考える上で、企業が取り組むべき課題でもあります。

RPAについては「働き方改革で注目されるRPAとは。AIとの違いやメリット・デメリット・ツールも解説」で詳しく解説しています。

単純作業やルーティンワークで消費する時間に疑問を感じている方は、ぜひ今回紹介したツールを活用してみてください。

それによって独自のプログラムの構築に興味を持った方は、この機会にプログラミングの学習をはじめてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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