テクノロジー
VR(バーチャルリアリティ)結婚式とは。リアル式場でVRキャラと結婚?

「結婚式場の下見をしたいけど、目当ての式場はいつも予約でいっぱいで見に行けない」

「海外で結婚式をしたいけれど、事前に見学ができないのが不安」

「リゾート地で結婚式をする予定だけれど、高齢のおばあちゃんを式に呼べないのが心苦しい」

「二次元キャラクターと結婚したい」

そんな結婚式へのあらゆる悩みや、ちょっとした願望を叶える手段として注目されているのが「VR結婚式」です。

二次元キャラクターとの仮想空間での結婚や、360度カメラを利用した結婚式のVR配信など最新の「VR結婚式」の事例を紹介します!

海外ではソーシャルVRアプリを活用してVRで出会い、VRで結婚した例も存在します。

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VR(バーチャルリアリティ)とは

VRとはバーチャルリアリティ(Virtual Reality)の略称です。

バーチャルリアリティとは何でしょうか。一般的に、VRとはコンピューターによって生成された3D環境のシミュレーションです。特別な電子機器を使うことで、VRを体験している人にはあたかも現実であるように見えます。その目的は仮想環境の中で強い存在感を達成するというものです。

引用:UnityによるVRアプリケーション開発

主にコンピュータグラフィックスや電子機器を使用し、人間の視覚や聴覚、触覚などの五感を刺激。コンピュータ上で作り出した仮想現実を、あたかも現実のものであるかのように感じさせる技術の総称です。

VR(バーチャルリアリティ)結婚式とは

 

VR結婚式とは、VR(バーチャルリアリティ)技術を利用した結婚式サービスの総称です。VR結婚式のサービスには、以下のようなものがあります。

VRで結婚式場を見学・リハーサル

結婚式場選びの難点の1つが、下見です。人気の結婚式場は、常に式の予約で埋まっており、式場の見学をしたくても内部を見れないケースが多いです。

またリゾート地での結婚式を行う場合、そもそも事前の見学が物理的・時間的に難しいというケースも。とはいえ直接会場を下見することなく、そのまま当日を迎えるのは非常に不安なものです。

こうした課題を解決するのが、VR結婚式サービス。

結婚式会場の下見や、当日の式のリハーサルをVR(バーチャルリアリティ)で実施。都心部から足を運ぶことが難しいリゾート地でのウェディングや、人気会場での式を、仮想空間で下見することを可能にしました。

VRで結婚式の疑似体験サービスを提供している企業の1つが、プリンスホテル。

画像出典:PRTIMES

2017年4月15日からプリンスホテルは同社のウェディングサロンに来場した顧客向けに、VR体験サービスを開始。

軽井沢プリンスホテル フォレスターナ軽井沢で行う本番同様の挙式や披露宴を花嫁目線で撮影した映像を、VRヘッドマウントディスプレイで体験可能です。対象のウェディングサロンは、品川プリンスホテル内「プリンスウエディング コンシェルジュデスク」。

VRで二次元キャラと擬似結婚式を体験

VRならではの結婚式として人気を集めているのが、アニメや映画の二次元キャラクターと結婚式を挙げられるサービス。

2017年6月30日に開催されたイベント「VR結婚式」は、hibiki worksの美少女アドベンチャーゲーム「新妻LOVELY×CATION」の特別企画として実施。

ヘッドマウントディスプレイを装着した男性参加者は、VR空間内で「新妻LOVELY×CATION」の登場キャラクターと結婚式を挙げることができました。ちなみに会場は本物の結婚式場。

遠隔地へのVR結婚式ストリーミング

遠隔地への結婚式のVRストリーミングサービスも、とても大きな人気があります。

健康上の問題。高齢。開催地の遠さ。こうした様々な理由で、参加したくとも「結婚式に参加できない」という人は少なくありません。そうした方にも「現地で結婚式に参加しているような感覚を得られる」のが、結婚式のVR中継です。

結婚式のVR撮影サービス

Galaxy 全天球カメラ Gear 360(2017)【Galaxy純正 国内正規品】Galaxy / iPhone対応 ホワイト SM-R21010217JP

360度カメラを使用し、結婚式をVR撮影するサービスも人気を集めています。

挙式・披露宴をVR動画で撮影でき、VRゴーグルを使って再生すれば、いままさに結婚式に参加しているかのような没入感を得られます。

結婚記念日に夫婦で「参加者の視点」から、自分たちの結婚式を追体験するといったことができます。

通常の写真やビデオでは記録しきれない、臨場感を生々しく残すことができるのがVR撮影の人気の秘訣と言えるでしょう。 

イケメンキャラとのVR結婚式「挙式VR」が人気

 イケメンキャラとVR内で結婚式が挙げられる、VRコンテンツ「挙式VR」が人気を集めています。提供元は株式会社ボルテージ。

挙式VRは、ボルテージが提供する恋愛ドラマのイケメンキャラクターとVR空間で結婚式を挙げられるVRコンテンツ。

タイトルは「挙式VR 鴻上大和編(CV:緑川光)」「挙式VR ヘンリー・A・スペンサー編(CV:岡本信彦)」「挙式VR 伊達政宗編(CV:石川界人)」の3タイトルです。

画像出典:挙式VR

ユーザーがコントローラを操作すると、キャラクターと腕を組んだり、髪を撫でたり、ブーケを渡すといった操作もできる「挙式VR」。

東京ゲームショウ2017でお披露目された際にも非常に大きな話題となり、会場には長蛇の列ができました。

VR内で出会い、VRで結婚したカップルも

海外ではVR空間で出会った男女が、VR内で結婚する例も。

VRコンテンツで近年人気を集めているのが、ソーシャルVRアプリ。VR空間の中で、アバターを介して別のプレーヤーとコミュニケーションが取れるVRアプリです。

代表的なサービスは「VRChat」。ボイスチャットだけでなく、身振り手振りでも相手とコミュニケーションを取ることができるのが特徴。ユーザーが自身で作ったアバターを読み込んで、VRChat上で使用できるため、コミュニケーションの「見た目の自由度」が大きいのも人気の理由です。

VRChat以外のソーシャルVRアプリには「Rec Room」「Altspace VR」などがあります。

Wiredの記事によると、アメリカのとあるカップルはソーシャルVRアプリ「Rec Room」で出会い、VRで親交を深め、VR内で結婚式を挙げたとのこと。

Rec Roomで結婚式を挙げたのは、Priscilla WadsworthさんとMark Danielさん。

Priscillaさんはスポーツアーティストとして知られ、アラバマ大学のアメリカンフットボールのプレイヤーの精密な鉛筆画の制作に定評があるそう。そうして制作した鉛筆画は、インターネットでの販売も行っています。

週末の夜にはPriscillaさんとMarkさんはRec Roomでお酒を飲み、ゲームをし、自分について恥ずかしい話をして過ごしたそう。

On weekend nights, they’d all hang out, drink, play games, and tell embarrassing stories about themselves—“like you’re 10 years younger than you actually are,” Mark jokes. 

週末の夜には彼らは酒を飲み、ゲームをし、自分自身について恥ずかしい話をして過ごした。「まるで君は、本物の君よりも10歳も若いみたいだ」とマークは冗談めかして言う。

–出典:Wired

そうして二人は距離を縮め、ついには結婚。Rec Roomで結婚式も挙げました。

Rec Roomで行われた結婚式の模様は、YouTubeに動画がアップされています。

VR結婚式「HUG WEDDING」で遠く離れた家族・知人も式典に参加

実用性が高い、ウェディング分野でのVR活用事例として注目を浴びているのが「HUG WEDDING」。高齢者の方や、病床にいる人でも遠隔からVR技術を使用し、結婚式に疑似参加できるサービスです。

HUG WEDDINGの原点は同サービスを手がけるダックリングズのCEO・高木紀和氏の結婚式。当時90歳の高木氏の祖母は愛知在住・既に寝たきりとなっており、東京で行われる結婚式に出席するのは難しい状態でした。

そこで高木氏が思いついたのが、人型ロボット「Pepper」とVR技術を組み合わせ、祖母に結婚式へ疑似出席してもらうというもの。PepperにVRカメラを取り付け、結婚式の様子をストリーミング。VRゴーグルを取り付けた祖母の元に映像が配信されます。

祖母の身動きはセンサーを介して、Pepperとリアルタイムに同期。Pepperの身動きを目にすることで、式場にいる人は祖母の反応を即時に感じ取ることができます。

結婚式の後、高木氏の元には「自分も結婚式にVRを取り入れたい」という声が続々寄せられました。そうした声を受け、高木氏はVR結婚式に特化した「HUG WEDDING」の事業を本格的にスタートしました。

Kazuto Seki Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。
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