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VRシアター(VR THEATER)とは?DMM VR THEATERと同名アプリの違いとは

更新: 2021.02.16

この数年で一気に拡がり始めたVRを利用したコンテンツ。

VRヘッドマウントディスプレイが安くなってきた事もあり、これまでのイベントにおけるアトラクション的なもの以外に、個人的に楽しむものが増えて来ています。また「VR THEATER」のように、自分でわざわざヘッドマウントディスプレイを買わなくても、コンテンツ視聴が可能な環境が整いつつあります。

今回はこの「VR THEATER」について紹介します。

VR THEATER(VRシアター)とDMM VR THEATERの違い

デジタルの映像をリアルに楽しむしかけとして、VRコンテンツがあります。しかし、その方向性は大きく2つに分けられます。ここでは、VR THEATERとDMM VR THEATERの違いを紹介しましょう。

VR THEATER(VRシアター)は店舗常設型のVRサービス

まず「VR THEATER」です。

インターピア株式会社の開発したコンテンツ課金・店頭決済システムと、株式会社eje(エジェ)が運営する高品質360度動画ポータル「VR CRUISE」が連携したVR視聴サービスです。両社が共同で運営する「VR THEATER運営事務局」が展開しています。

Gear VRなどのヘッドマウントディスプレイとヘッドホンを使っての視聴が可能なコンテンツで、おそらく「VR」というキーワードで真っ先に思い浮かぶタイプのものでしょう。

既にイベントや展示会ではヘッドマウントディスプレイが準備されたブースなどがありますので、体験された方も多いのではないでしょうか。

また、簡易なものでは「ハコスコ」などでも視聴可能なタイプのコンテンツですが、それを商業ベースに乗せたものが、このサービスなのです。

全国の漫画喫茶等で、「攻殻機動隊 VIRTUAL REALITY DIVER」などが体験可能

この「VR THEATER」は、KDDI株式会社が視聴に必要な機材を提供。株式会社ヴァリックが日本全国で運営する複合カフェ「快活CLUB」などで観る事ができるようになっています。

「VR THEATER」では、それぞれのコンテンツを都度課金で観る形が基本。また「快活CLUB」では「VR THEATER見放題プラン」として、対象コンテンツを視聴可能です。

コンテンツは「攻殻機動隊 VIRTUAL REALITY DIVER」や「進撃の巨人展presents 360°体感シアター“哮”」などのアクションもの。

「沖縄休日ダイビング~ウミガメと泳ごう~」のような癒し系。

「I’ll SEE YOU/BIGHEAD feat.初音ミク」といったアイドル系など、幾つかのジャンルに分かれています。

全てが見放題コンテンツではありませんが、今後、対象コンテンツは増える予定との事です。

海外にはヘッドマウントディスプレイを装着して観る映画館がある

ちなみに海外に目を向けますと、映画館で「全員がヘッドマウントディスプレイを装着する」というシステムを採用しているところがあります。オランダの&samhoud media社の提供するこのシアターは、2016年にまずオランダのアムステルダムに開業しました。

Gear VRとゼンハイザーのヘッドセット、そして回転椅子を数十脚用意。約30分のコンテンツを12.5ユーロ(約1600円)で楽しめるというものです。現在は積極的に世界展開を行っているようです。

DMM VR THEATERはバーチャル体験が可能な劇場

一方「DMM VR THEATER」は、合同会社DMM.comが運営する、世界初の3DCGホログラフィック常設劇場です。

「VR」と銘打っていますが、ヘッドマウントディスプレイなどの機材を使いません。「ペッパーズ・ゴースト型ホログラム投影装置」という、ハーフミラーに映像を投影するしかけを使用。ステージに、人物やCGのキャラクターが”いるように”見せているのです。

このシアターは2015年9月にスタートし、第一弾の公演は1998年に逝去したX JAPANのギタリスト、hideの映像を利用したホログラフィック公演でした。

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その後もアイドル系やアニメ・ゲームとのコラボなど、様々なホログラフィックコンテンツを「公演」という形で提供しています。人間の出演者とのコラボも実施。

映画館のように期間中であれば何度でも観に行けるわけではなく、あくまでホログラフィックによるライブを楽しむことに主眼が置かれています。その点こそが、ヘッドマウントディスプレイを利用した「VR THEATER」との大きな違いです。

VR THEATER(VRシアター)の使い方

ここからは、それぞれのシアターの利用方法を紹介します。

まず「VR THEATER」の使い方を紹介します。体験にはヘッドマウントディスプレイが必要な為、対象店舗で機器をレンタルします。どの様にしてそれらを借りて体験するのか、という点を中心に説明します。

店内のカウンターで、VR THEATERの機器をレンタル

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まず、「VR THEATER」を利用するには、インターネットカフェ 漫画喫茶「自遊空間」や、複合カフェ「快活CLUB」などの対象店舗に行きます。「VR THEATER」の対象店舗は、下記のURLでご確認ください。

VR THEATER 対応店舗一覧

対象店舗のカウンターで「VR THEATER」を利用したい旨を申し出ると、ヘッドマウントディスプレイのGear VRと音声用のヘッドホン、それにGear VRが直接肌に触れないようにするフェイスマスクを渡してくれます。有料コンテンツの視聴の際には、その旨を店内のカウンターで申し出ます。

金額は600円または300円。対象のVR視聴体験チケットを購入して、QRコードを受け取ります。「見放題プラン」の場合は利用料900円を支払います。

機器を持ってブースに移動し、装着する

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機器を受け取り、料金を支払ったら、指定されたブースに移動。そこで機器を身につけます。

最初にフェイスマスクを付け、次にヘッドマウントディスプレイを付けます。

メガネをかけている人は、一旦外し、フェイスマスクを付けた後にメガネをかけて最後にヘッドマウントディスプレイを付けると良いでしょう。

そしてその後、ヘッドホンを装着すれば、視聴に向けての機器の装着は終了です。ここまでの説明でわかると思いますが、一人で観るタイプの映像です。

Gear VRのピントを合わせ、ヘッドマウントディスプレイ上で見たいコンテンツを選択

ヘッドマウントディスプレイには、ピント調節用のダイヤルがついています。

装着が終わったら、画面を見てピントを合わせましょう。きっちりとピント合わせができていないと、気持ちが悪くなったり、頭がくらくらするという「VR酔い」を起こします。そのまま利用するのではなく、ここはしっかりとピント合わせを行いましょう。これで視聴準備が全部整いました。

準備が完了したら、早速、視聴したいコンテンツを選びます。これは視線入力とヘッドマウントディスプレイの右側にあるタッチパッドで操作することで行います。

コンテンツの選択はタイトル一覧が画面に表示された時に、観たいコンテンツのタイトルをじーっと見つめるだけです。それで再生が始まります。もし使い方がわらない場合は、詳しい使い方をカウンターで聞きましょう。

体験が終わったら、機器を返却する

そして体験視聴が終わったら、ヘッドホン、ヘッドマウントディスプレイを外して、これらの機器をカウンターに返却します。

機器の装着方法を除けば、ほぼ漫画喫茶やインターネットカフェを利用するのと同じ流れである事がわかると思います。

DMM VR THEATERの概要

では次に、「DMM VR THEATER」について紹介しましょう。

こちらは横浜にあるシアターで、ホログラフィック公演を鑑賞する形となります。「DMM VR THEATER YOKOHAMA」の所在地は神奈川県横浜市西区南幸2丁目1-5。

JR横浜駅のみなみ西口から徒歩5分ほどの距離、ムービル(MOVIL)の隣にあります。

DMM VR THEATERのホログラフィックの原理

このシアターの特徴はヘッドマウントディスプレイが不要で、周りにいる人と一緒に楽しむ事のできる3D映像だという点です。その原理として、19世紀から使われている「ペッパーズ・ゴースト」という原理を応用しています。

「ホログラフィック」または「ホログラム」と言われていますが、実際は「疑似ホログラム」と呼ぶのが正しいものです。

原理はステージの下に別室を用意します。その別室で人(または物体)に光を当てると、その像がステージと観客の間にあるガラス(ハーフミラー)に映り込みます。すると、客席からはまるでステージ上にその人や物が存在しているかのように見える、という手品に用いられる視覚トリックの一つなのです。

このハーフミラーなどの透明なスクリーンが近年大きく進歩したため、大規模なしかけができるようになってきました。

DMM VR THEATERでは、別室の代わりに、ステージと客席の間にある空間の床に大規模なディスプレイを用意し、その映像をハーフミラーに映す事でリアル感を出しています。

ただし問題点もあります。この映像が観客席とステージの間から投影されているということもあり、例えば真横から見ると何も見えないことになります。つまり、映像の見える範囲が限られているという点です。これが「疑似ホログラム」系映像の弱点とも言えます。

ステージを取り囲んで観られるような技術も開発中で、NTTの研究所でデモがされています。た出しまだまだ20cm程度のものを周囲から眺められるという程度の段階で、大きなステージに映し出すレベルにはほど遠いものがあります。

似たようなしかけとして

実は、似たようなしかけで疑似ホログラムを作り出すしくみもあります。

一つは「初音ミク」のコンサートで有名になった透明なスクリーンを何枚もステージ上に配置する事で、映像に奥行きを出すという方法です。

この時はステージ上に透明なディラッドスクリーンを三枚設置。ステージの裏側からプロジェクターで初音ミクの映像を投影することで、疑似ホログラム映像を実現していました。

もう一つは、特殊なフィルムを用いて映像を映し出すしかけです。

エア・フローティング・メディア委員会がコンテンツの開発支援をしています。この特殊フィルムは個人でも購入できる金額なことが特徴。ちょっとした遊びに使ってみたい人はエア・フローティング・メディア委員会に問い合わせて、購入してみてはいかがでしょうか。

今後の公演情報

※2021年2月現在、公演は終了しています

では、今後の公演予定はどの様になっているのでしょうか。2018年6月の時点では以下の公演が予定されています。

長良グループ✕DMM VR THEATERジョイントライブ!

演歌・民謡×ホログラフィック映像演出という、音楽の新しい形を提供しています。

公演は2018年6月17日(日)で、第1公演から第3公演まであります。

TEAM SAKUSAKU Presents さくらいっくぼっくす。’18 ~YOKOHAMA2118~

J-POPカルチャーを牽引するTEAM SAKUSAKUメンバーによるアーティスト×VR映像によるライブイベントです。

公演は2018年6月30日(土)です。

D-Fourプロダクション presents DearDream&KUROFUNE ドリフェス!イリュージョンShow Time in DMM VR THEATER(再々演)

『ドリフェス!』に登場する人気ユニット『DearDream』と『KUROFUNE』によるイリュージョンライブです。

公演期間は2018年7月14日(土)から7月16日(月・祝)です。

7月以降の予定も公開されていますので、詳しい公演の内容や、今後の公演予定などを知りたい方は、下記のURLを参照してください。

DMM VR THEATER YOKOHAMA 公演スケジュール

まとめ

今後のVR系技術の発展は、技術の新しさや「価格設定」だけでなく「楽しめるコンテンツがどれくらい出てくるのか」というところが非常に重要です。

漫画喫茶で身近にVRを楽しむことができる環境が整いつつあるのは、意義深いことです。またDMM VR THEATERのように、ホログラフィックコンテンツを大々的なライブとして楽しむ文化も定着してきました。

国産、海外ものを問わず、もっともっと面白いコンテンツが出てくる事を期待しましょう。

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この記事を書いた人

Tatsuya T. Yamada
天文学・宇宙物理学の研究を行い、一般向けの講演会や解説書も書いていた。現在は、1991年から行っている「パソコンを使った教育」を本業とし、eラーニングソフト・コンテンツを開発している。教育ビッグデータ、教育へのAI活用の専門家。日本天文学会、教育システム情報学会、宇宙作家クラブ会員。

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