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スマホ依存は大人にも子どもにも深刻な問題。症状・原因・対処方法まで徹底解説
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あなたは、スマホ依存という言葉を知っていますか?

聞いたことはあるけれど、それがどの程度深刻なのかよく知らないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、GoogleやAppleも改善に取り組むスマホ依存について紹介。

この記事を読めば、スマホ依存とは何かをはじめ、症状・原因・対象方法まで詳しく理解できます。スマホ依存を克服し、健やかなデジタルライフを楽しみましょう。

スマホ依存は世界中で深刻になりつつある

以前から問題として取り上げられてきたスマホ依存。現在は、世界中で深刻になりつつある問題としてユーザーだけでなく、企業も改善に取り組んでいます。

GoogleやAppleも解決に取り組むスマホ依存

Androidの開発を行うGoogleや、iPhoneでおなじみのAppleもスマホ依存に対してアプローチを行っています。

iOS 12で導入されるスマホ依存対策

Appleが2018年9月18日にリリースを予定しているiOS 12

このiOS 12には、子どもや自分がどのくらいアプリを使っているのか把握できるScreen Timeの機能が導入されています。Screen Timeは計測だけでなくアプリの使用を制限することが可能。

その他にも子どものスマホ依存を防ぐために、ペアレンタル・コントロールの機能も拡張されるようです。

Android 9.0 Pieで導入されたスマホ依存対策

Androidの最新バージョンとして2018年8月にリリースされたAndroid 9.0 Pie。Android 9.0 PieはAIの搭載によるバッテリー効率の向上や、セキュリティの強化と合わせて「Digital Wellbeing」を促進する機能が注目されました。

このDigital Wellbeingとは、日本語に訳すと「健康なデジタル」といった意味になります。仕事用のアプリとプライベートのアプリを分けることができ、通知の表示のオフも簡単に設定可能です。その他にも、以下のような機能が備わっています。

  • 「Dashboard」により、アプリの使用状況をモニタング
  • 「App Timer」で、アプリの利用を制限
  • 「Shush」「Wind Down」による通知のオフ

社会人として働く中で、仕事の連絡が休日でも気になってチャットツールをつい見てしまうという方も多いのではないでしょうか。Android 9.0 Pieでは、そのような使いすぎを防ぎ、不要な通知をなくす健康なデジタル生活をサポートする機能が搭載されました。

本来であれば使用を促進したいスマホのOSを提供する側であるGoogleやApple。そのGoogleやAppleがスマホ依存の対策に乗り出していることからも、その深刻さがよくわかるのではないでしょうか。

2013年に動画で話題になったスマホ依存

スマホ依存は、最近になっていきなり注目されたわけではありません。2013年に公開された 「I Forgot My Phone」という動画によってすでに話題になっています。この動画は、公開からわずか10日間で1800万回以上の再生を記録。記憶に残っているという方も多いのではないでしょうか。

「I Forgot My Phone」では、日常生活の中でスマホに依存している様子がシニカルに描かれており、見る人に衝撃を与えます。動画を見て、普段の自分を重ねてしまう方も少なくないでしょう。

デジタルネイティブの世代は、インターネットやパソコンがある環境で育ってきました。そして、その子どもたちはパソコンやインターネットだけでなく、スマホが身近な環境で育っています。

スマホ依存は以前から問題になっていますが、現在でもその状態は継続しています。それどころか、現在では子どもたちがその脅威にさらされているため、状況はさらに深刻と言えるのではないでしょうか。

スマホ依存とは

まず、スマホ依存とはどのような状態なのか、以下で詳しく解説していきます。

スマホを手放すことができない状態

スマホ依存とはその言葉が表す通り、スマホを手放すことができず常に気になっている状態。スマホ依存症と呼ばれることもあります。ツールであるはずのスマホに振り回されている人と考えていただければわかりやすいでしょう。

「スマホを1日中使っている」「人といる時にも無意識でスマホを見てしまう」「風呂・トイレにもスマホを持っていく」といったことをしてしまう方は、スマホ依存の可能性が考えられます。

現代の生活において、プライベート・仕事・学校生活などでスマホは欠かせない存在です。おそらく、ほとんどの方が毎日使っているでしょう。そのため、スマホ依存は具体的にどこからと線引することが難しく、自覚がない場合もあるのです。

歩きスマホもスマホ依存の一種

駅や街中で見かける歩きスマホも、スマホ依存の一種と言えるでしょう。本来であれば、すれちがう人や歩いている道に注意を払うべき場面であっても、スマホから目が離せない状態にあります。

子どもから大人までスマホ依存になる可能性はある

スマホ依存は、自己抑制の機能が発達していない子どもがなりやすいと言われています。しかし、大人であってもゲームやSNSなどにハマり、スマホ依存になる可能性はもちろんあります。

また、今までスマホを使ったことがなかったお年寄りがその便利さやつながりやすさからスマホ依存になるというケースもあります。すべての年代がスマホ依存になってしまう危険性があるのです。

スマホ依存の人の症状

次に、スマホ依存の人の症状について、以下で解説していきます。

見ていないと不安になる依存症状

スマホを見ていないと落ち着かず、仕事・勉強・家事などの最中にもSNSやWebサイトの更新が気になって仕方がなくなります。ツールであるはずのスマホに生活が振り回されている状態です。

また、電波のない場所に行ったり、電源が切れたりといったスマホが利用できない状況に陥ると強い不安やイライラを感じることもあります。

自分の意志でスマホの使用を止められない

使いすぎだと自覚していても、自分の意志で止められないという症状もあります。これは、アルコール・タバコなどに対する中毒症状ととても良く似ています。

肩こりや頭痛に悩まされる

ずっとうつむいてスマホを見ているため血行が悪くなり、肩こりや頭痛に悩まされます。背中を丸めた猫背の状態になり、姿勢が悪くなることもあるでしょう。

ひどい場合には、ストレートネックという首の骨が変形した状態になってしまうこともあります。

よく眠れなくなる

スマホから発せられるブルーライトに一日中さらされているため、不眠症になりやすくなります。不眠症になると疲れが取れず、気分も落ち込みやすくなるでしょう。

それにより、意欲の低下やうつ病などを併発するといった危険性も考えられます。

視力が低下する

スマホに表示される小さな文字を見続けることで目が疲れ、視力が低下するという症状もあります。

テキストサム損傷

スマホの使いすぎで親指が腱鞘炎になることを、海外ではテキストサム損傷と呼びます。これも、スマホ依存により起こる症状の1つと言えるでしょう。

日本では、スマホを支える小指の変形をテキストサム損傷と呼ぶことが多く見られます。これは日本独自の解釈です。ただ、どちらもスマホの使いすぎによってもたらされますので、原因は同じと言えます。

スマホ依存になる原因とは

スマホ依存になっている人の多くは、自分でもどうにかしたいと考えているケースが多く見られます。

それではなぜスマホ依存になってしまうのでしょうか。以下で、その原因について解説していきます。

自分に自信が持てない

インターネット上にはさまざまな意見や情報が発信されており、調べれば自分にやさしい答えを見つけられます。落ち込んでいる時に自分を肯定してくれる物事に出会うとホッとした経験はないでしょうか。

落ち込んでいる時には、それが正しいかどうかよりも否定された自分を認めてもらえることが重要に感じるでしょう。時には、自分が間違っていることに気づいている場合も考えられます。

現実の生活で自分に自信が持てない状況やでき事が合った場合に、都合の良い答えが見つかればそれで安心できるでしょう。さらに、SNSなどでコミュニケーションが取れる自分の考えと共感してくれる人と出会えれば、そこは自分の居場所になります。

必然的にスマホを見る機会が増え、インターネットにアクセスする時間も長くなるでしょう。

孤独感が強い

家庭・学校・職場などで疎外感や孤独を感じることもスマホ依存の原因の1つと考えられています。

スマホはインターネットだけでなく、ゲーム・動画配信など魅力的なコンテンツが提供されています。孤独を感じて心に隙間がある時には、楽しいことでそれを埋めたくなるものです。

そこから、スマホを触る時間が長くなってしまい、気づいたら依存しているという状況に陥っていしまいます。

退屈を感じている

スマホは電車での移動中や仕事の休憩中など、ちょっとした空き時間でもポケットから出して使えます。そのような退屈な時間を埋めるためにはじめたことがきっかけで、ソーシャルゲームなどにハマる方は多くいらっしゃいます。

ガチャでレアキャラを当てることやハイスコアを目指すなど、ゲームには夢中になる要素が豊富。それにより、空き時間だけでなく、休みの日にもゲームで遊ぶことにつながります。やらなければ、自分のランクが下がるといった圧迫感もついプレイしてしまう理由と言えるでしょう。

退屈な時間を埋めるために利用していたスマホの使用に、気づいたら依存している状態です。

新しい情報に対するプレッシャー

仕事でチャットツールを導入している企業はとても多いです。そのようなチャットツールを利用していると、新しい連絡がないか不安になり、ついアプリを開いてしまった経験はないでしょうか。

また、ビジネスチャンスを逃さないために、ニュースをまめにチェックすることはビジネスマンにとってとても大切です。しかし、そのようなプラスとなるタスクが新しい情報を漏らさないようにしたいというプレッシャーとなり、スマホをずっと見てしまうことも依存してしまう原因になります。

スマホ依存に悩む人は増えている

スマホを使いすぎていることを自覚し、悩む人は増えています。その中のすべての方がスマホ依存ではないでしょう。しかし、それが身体的・精神的に負担になっていることは事実です。

以下で、どのような人たちがスマホ依存に悩んでいるのか解説していきます。

10代の子どもたちがスマホ依存を自覚して悩んでいる

アメリカでは、10代の子どもたちの54%がスマホを使いすぎていることを自覚して悩んでいます。その数は、半数以上。Wired.jpによるとその中で実際にスマホの使用時間を減らせたのは、53%とあります。

自分でそれをやめたいと感じているのにやめられないというのは、まさに依存している状態です。

米国の13〜17歳の若者のうち54パーセントが、スマホに時間を費やし過ぎていると悩んでいることがわかる。そして52パーセントが利用時間を減らすための対策をとっていて、57パーセントがソーシャルメディアにかける時間を減らそうとしている。

引用元:10代の若者は「スマホ依存」を危惧している:調査結果|WIRED.jp

大人のスマホ依存も深刻

子どもだけでなく、大人のスマホ依存も深刻です。共同通信PRワイヤーによると、食事中のスマホの使用を子どもには禁止しているにも関わらず、つい使ってしまう親は約6割とあります。

子どもがそれに対して不満を感じるのはもっともです。そして、無意識にスマホをつい使ってしまう親には大きな問題があるといえるでしょう。スマホに依存しているだけでなく、子どもとのコミュニケーションの機会を自ら失っているからです。

また、スマホはツールの1つであるにも関わらず、手元にないと不安になるという方も多いです。下記の日経ウーマンオンラインの情報からもわかる通り、スマホが手放せない大人は実際に増えています。

「断スマホ」を経験したことがある人では「半日まで」が43%、「丸1日まで」が33%で、4人に3人が長くても丸1日と考えています。また、「断スマホ」を経験したことがない人の場合、「半日まで」が約6割となり、かなり弱気な姿勢がうかがえました。

引用元:「断スマホ」の生活できる? スマホ依存度アンケート-「断スマホ」の限界は、丸1日:日経ウーマンオンライン

Kimura Hiroto Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、TECH::NOTEでの執筆を担当。好きな食べ物は豆腐。
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