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YouTuberコラボプラットフォーム企業CTOが、未経験からのエンジニア転職者に用意するキャリアパスとは

更新: 2023.06.13

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。インタビューの一部は取材時の旧名称を残しています。また、テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトでご確認ください。

YouTuberと企業のコラボレーション支援プラットフォーム「BitStar」を手がける、株式会社BitStar。

インフルエンサー・マーケティングという市場で圧倒的な存在感を放つ、注目ベンチャーの1つです。

そんなBitStarで働くエンジニアの奈良 直哉さんは、じつはプログラミング未経験からTECH::EXPERT(テックエキスパート)を受講して、エンジニア転職を成功させた人物。社会人になってからプログラミングを始め、2017年の冬に同社に入社。まだエンジニア1年生です。

いまホットな市場で注目を集めるBitStarが、未経験からのエンジニア転職者を採用したのは何故なのでしょうか。エンジニア採用は「未経験者お断り」というイメージが強い中、何故あえて内定を出したのでしょうか。

その謎を、株式会社BitStar CTOの山下 雄太さん、そして奈良さん本人に直接聞いてみました。

エンジニアはプログラミングだけでなく「ビジネスモデル」への理解も重要

――BitStarとはどのような企業なのか、改めてお教えください。

山下:BitStarはインフルエンサー・マーケティングを主軸とした企業です。広告事業やプロダクション事業など、事業分野は多岐に渡ります。

――インフルエンサーというと、YouTuberやインスタグラマーといった方々ですか?

山下:そうです。BitStarでは、多くのYouTuberさんやtwitterのインフルエンサーの方、インスタグラマーの方々とお仕事をさせていただいてます。
そうしたインフルエンサーの方が活躍するためのインフラを形作っていくのも、弊社の大きなミッションの1つです。

――山下さんと奈良さんの、それぞれの業務内容を教えてください。

山下:株式会社BitStarのCTO(最高技術責任者)として、開発部門全体の統括をしています。

――CTOとは、具体的にどういう仕事をするのでしょう。

BitStarではYouTuberと企業のマッチングプラットフォーム「BitStar」、インフルエンサーマーケティングのプランニング・分析ツール「IPR(Influencer Power Marketing)」などのプロダクトを開発、提供しています。

こうしたプロダクトの開発をマネジメント。全体を見ながら、意思決定を行うのが役割です。

――奈良さんはどういうお仕事をしていますか?

奈良:エンジニアとして、IPRの開発を担当しています。

――山下さんから見た、エンジニアとしての奈良さんの特徴とはどういうものだと感じますか?

山下:奈良は「しっかり考えて、行動できる」エンジニアです。相手の期待を汲み取りながら、スピーディーに開発をする能力に長けています。この点は、彼の長所だと思いますね。

――IPRの開発を行うのは、とても大変そうなお仕事ですが……。

山下:そうですね。奈良が開発を担当するIPRは、to C向けではなくto B向けです。

企業のマーケターは、インフルエンサーマーケティングに当たってどういうデータを求めているのか。どんな機能を求めているのか。こうしたことを理解するには、開発スキルだけでなくビジネスの知識も必要で。

それらをディレクターと相談しながら、具体的な機能に落とし込み、実装していく必要があるんです。

――そうした業務をきっちりこなせる奈良さんは、ビジネスモデルへの確かな理解を持ったエンジニアなんですね。

山下:そうですね!

弊社の事業のプロセスには複雑な箇所もあるのですが、それらをしっかり理解した上で開発してくれるので、ありがたい存在です。

奈良:システムがどんなによくできていても、実際には中々使ってもらえないサービスというものも世の中にはありますよね。

そういった状況にはならないように、開発の際は、常に使っていただく当事者の立場を意識しています。

山下:奈良の素晴らしい点は「事業」への深い理解があることです。自社の事業モデルを、きちんと自分の頭で紐解いて考えられる。そうした地頭のよさを感じます。

インフルエンサーが活躍する新しい文化を作りたい

――奈良さんはTECH::EXPERT受講後、BitStarに入社されました。そもそも、どうしてBitStarに入社することにしたのでしょう?

奈良:インフルエンサーが活躍する新しい文化を、今の時代に作っていける。そのことに強い魅力を感じたのが、入社の決め手になりました。無料相談の詳細をみる

――前職では、そういう働き方ができなかったのですか?

奈良:はい。

元々、私は大企業に勤めていました。仕事で携わるシステムはいずれも規模が大きく、昔から存在するものでした。長く使われてきたシステムを維持しつつ、発展させていくというのが会社のスタイルだったんです。

BitStarにはインフルエンサー・マーケティングという新たな分野で、全く新しいシステムを一から作っていける環境がありました。

「前職もエンジニアだった」にも関わらず、エンジニア転職カリキュラムを受けた理由

――TECH::EXPERTを受講している時、奈良さんは具体的にどのように転職活動を進めたのでしょうか。

奈良:TECH::EXPERTでは学習と並行して、転職活動をするのですが、その一環として「企業説明会」がありました。教室に企業の人事担当者の方がいらして、説明会が行われるんです。

※テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトをご確認ください。

説明会では事業説明のほか、エンジニアのキャリアパスや「こういう風に活躍する事ができます」という入社後の働き方を知ることができました。純粋に知識として役に立ちましたね。

その説明会に、BitStarも企業として参加していたんですよ。

山下:弊社は「エンジニアが欲しいです!」と、前々からTECH::EXPERTに依頼を出していて。なので弊社の人事担当者も、TECH::EXPERTの企業説明会に参加しました。

その後、実際にあった応募の中から面接に進んでいただく方を決めました。その中の一人が、奈良だったんです。

一次面接は、私が担当しました。その面接が、奈良との初対面でしたね。

――どんな話をしたか、覚えていますか?

奈良:「どうしてTECH::EXPERTを受講したんですか?」という質問があったのを覚えてます。また私は前職でIoTコンテストに出場した経験があるので、そうした話ですとか。

山下:奈良は面接で「Pythonを活用した機械学習にも興味がある」と話していたので、そのあたりのことも掘り下げました。

――奈良さんは前職の時代から、かなり深くITビジネスに携わっていたのですね。

奈良:そうですね。前職も、一応肩書き自体は「エンジニア」でした。

――え!そうだったのですね。では、改めてプログラミングを学ぶ必要はなかったのでは?

奈良:「エンジニア」というのは、あくまで肩書きだけでした(笑)。

前職では本格的な開発をするわけではなくて、仕事はもっぱらプロジェクトマネジメントでした。実質的なエンジニアの実務経験を積むことはできなかったですね。そこにちょっと物足りなさを感じていたのも事実です。

もっと色々やってみたいと思う中で、出場したのがIoTコンテストで。実際、最新技術に触れるのはとても楽しかったんですよ。そこで「プログラミングを学んで、エンジニアになろう!」と飛び出したという流れです。

――ビットスターのCTOとして、山下さんはエンジニアとしての実務経験が無い人を入社させることに不安はありませんでしたか?

山下:確かに奈良には、実務経験が無い状態でした。ただ前職で積んだプロジェクトマネジメントのスキルは、エンジニアになってからも確実にいきるだろうと評価していました。その上、TECH::EXPERTでアプリケーション開発もしっかり学んでいる。

こうした点を踏まえると、奈良は十分魅力的な人物だと感じました。

CTOは、未経験者のプログラミングスキルをどのようにチェックするのか。「筆記テスト」の詳細

――入社後、企業として学習サポートを行うといったことはあるのでしょうか。

山下:基本、放置プレイですね(笑)。

――(笑)

山下:誤解が無いように言っておくと、何も闇雲に採用して、放置しているわけでは無いですよ。

弊社ではエンジニア採用時、プログラミングの正しい知識を問う筆記テストを出題しています。筆記テストは実はとても大事で、一般の中途採用の方でも「正しい知識」を聞かれると意外と答えられないことがあります。プログラミングの知識は、毎日コーディングして、技術力を高めていないとどんどん抜けていくものなんですよ。

奈良:このテスト、結構出題が意地悪なんですよ(笑)。僕もさすがに満点は取れなくて、何問か引っかかった記憶があります。

山下:こういう難しい筆記テストを通った方のみ、弊社では採用しているので、既に入社時点で技術力に一定の信頼を置いているんです。

――それだけ高い難易度の出題を、正答できる人はほぼ居ないのでは?

山下:何も「満点を取った人しか取らない」というわけではないんです。出題自体も、わざと回答者を引っ掛けに行こうとしてるものばかりなので(笑)。

正答を教えた時に、自分が「何を間違えたのか」をきちんと理解して、間違えたポイントをどうリカバーするのかというのも見ています。

ミスをした時に、どのようにその箇所を直すのかということはプログラミングではとても重要なんです。

エンジニアは「ビュー」から開発を始め、ステップアップする

――奈良さんは入社し、一番最初に手がけた仕事はなんでしたか?

奈良:BitStarのビューをいじったのが最初でした。

山下:入ったばかりのエンジニアって、手がけるアプリケーションの画面遷移のプロセスもはじめのうちは分からないものなんです。

なので、プロセスを理解するためにも最初は「ビュー」を頼むことが多いです。

――具体的には、ビューのどんな開発を依頼するのでしょう?

山下:ボタンに色を付けるだとか、ちょっとした文言修正といったものですね。簡単な見た目の修正が主です。

奈良:僕の時は、利用規約ページのデザイン入れでしたね。

山下:まずはフロントエンドをいじれるようになることから始めるんです。作業を通じてビューへの理解を深めつつ、GitHubへのコミットとコードレビューという一連の開発の流れに慣れてもらうという感じですね。

奈良:GitHubは意外と組織によって、使い方のルールが違ったりするんですよね。なので、その会社に合ったGitの活用法に慣れるのは大事です。

――ビューから始まって、エンジニアはどのようにステップアップしていくのでしょう?
山下:MVCフレームワークに当てはめると「ビュー(View)」「コントローラー(Conroller)」「モデル(Model)」の順です。

モデルまできちんとこなせるようになったら、少しずつ大きなプロジェクトを任せられるようになるという形で、ステップアップしていくのが理想的ですね。

――MVCの中だと、モデルが一番難関のステップなんですね。
山下:モデルはデータベースとひもづいているのですが、データベースのテーブル設計ってなんだかんだで一番難しいことの1つだと思うんですよね。

つまづく人も多いので、そこが肝かなあと。

エンジニアとしての初の製品リリースは「最高!」だった

――入社からおおよそ半年が経過しました。奈良さんはポジションに変化はありましたか?

奈良:ポジションは入社時と変わらないです。ずっと「エンジニア」ですね。

――この半年で、開発スキルはかなり伸びたのでは?

奈良:プロダクトのβ版リリースと正式な製品版リリースを、この半年で両方経験しました。これは自分にとって、かなり大きな経験でしたね!

自分が関わった製品が正式バージョンとして出るのは純粋に嬉しいですし、一連の製品開発プロセスを全て体験できたので。

――感慨深い体験ですよね。

奈良:最高でした!

転職前と転職後で、生活はどう変わったのか?

――エンジニア転職後は、前職とかなり生活も変わったのでは?

奈良:勤務時間はあまり変わらないです。大きく違うのは、服装と通勤ですね。スーツを着なくなりましたし、満員電車に乗らなくなりました。快適ですよ。

――以前はスーツで満員電車で通勤していたんですね。

奈良:そうですね。プロジェクトマネジメントという立場でも、毎日スーツというのが決まりでした。それだけかっちりした会社だったんです。

――今は風通しの良い環境で働けているんですね。

奈良:はい!自分の意見をアウトプットしやすい環境で働けているので、ルーティンのように同じ仕事ばかりこなす・・・というのはなくなりましたね。楽しいですよ。

山下:2018年2月には、奈良が主導して社内でハッカソンを開催したんです。エンジニアを2チームに分けて、それぞれのチームで業務とは別の新しいアプリケーションを開発するというもので。

奈良:2日間で、企画を考えるところからスタートし、実装までやりました。

――2日間、眠れなかったのでは?

奈良:寝ないでやりました(笑)

山下:社内には奈良以外にも若手エンジニアが沢山いるので、1からのサービスづくりを体験するいい機会になったと思います。

――実際、業務時間以外でのアプリケーション開発は、若手エンジニアにとって重要なことなのでしょうか?

山下:業務時間だけでは、十分なアプリケーション開発の知識は身につかないのが現実だと思います。どの企業でもそうではないでしょうか。

――実務以外に、勉強時間は勉強時間で必要なんですね。

山下:もちろんそうです。

BitStarではエンジニアに対し、書籍の購入補助をしているので、本を読むなどして常に自分から学ぶ姿勢を持ち続けていて欲しいと思ってます。

勉強への積極性は、会社の人事制度としても積極的に汲み取って、前向きに評価していけるように心がけてもいますよ。

独学よりも圧倒的にエンジニアになりやすいスクールの意義は大きい

――BitStarのCTOという立場から、山下さんは率直にTECH::EXPERTにどんな印象を持っていますか?

※2020年3月2日、TECH::EXPERTは「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。最新のサービス内容は公式Webサイトをご覧ください。

山下:素晴らしいスクールだと思いますよ。独学よりも、はるかにエンジニアになれる可能性が高いカリキュラムを提供していますよね。

僕は高校生の時、プログラミングを独学で学んだので、独学の大変さを肌身に染みてわかっているんですよ…。

――山下さん自身は、プログラミングを本などで学ばれたのですか?

山下:一番最初はオープンソースのプログラムを、わけも分からずいじるところから始めました。コードに「if」とあったら「まあ、これは”もしも”って意味なんだろうな」とぼんやり意味を理解するというレベルで(笑)

――ちなみにその時は、何を作ったんですか?

山下:ゲームの攻略サイトです。オープンソースのプログラムを使って、簡単なウェブサイトを作ったんですよ。ユーザーは同じ高校の同級生でした。

オープンソースの品質自体が高かったので、そのサイト自体は比較的すんなり出来上がったんです。大変だったのは、本格的に勉強し始めてからですね…。

――どんな点が大変だったのでしょう?

山下:知識を得るのが、そもそも大変でした。オープンソースをいじってる間は、プログラミングの知識なんてなくて。なんかよくわからないけど、とりあえず完成はしたという感じだったんです。

そのあと、本を読んで「あ、自分がやっていたのはこういうことだったのか!」と後から知るという(笑)

――(笑)

山下:そんな調子だったので、ちゃんとしたアプリケーションが作れるようになるまでめちゃめちゃ時間がかかりましたよ。教えてくれる人もいないし、当時はネットにも大した情報がなかったので。関数を1つ調べるだけでも大変で。

一通り複雑な処理を書いてから、本で便利な関数を知ることも多かったです。「そんな関数あるなら、最初から言ってよ!」って感じでしたね(笑)

3ヶ月で覚えた知識は3ヶ月で忘れる。プログラミング学習は「基礎」が命

――奈良さんは今後、作ってみたいアプリケーションなどはありますか?

奈良:まずはRuby on Railsを突き詰めたいですね。まだまだエンジニアとして歴が浅いですし、Railsの知識も未熟なので。

ただ将来的にはRailsだけにこだわるのではなく、スキルの幅を広げたいです。アルゴリズムを深く学んでウェブサイトのパフォーマンス改善もしていきたいですし、React Nativeを使ったネイティブアプリ開発もしたいです。

――山下さんは、奈良さんに期待していることはありますか?

山下:ガッツですね!

――(笑)

山下:奈良は最新テクノロジーを学ぶ意欲がめちゃめちゃ高いので、その部分を引き続き期待してます。

あえて言えば、奈良はデータベース設計スキルに課題が残ります。「100人が使うサービス」を綺麗に作ることができても、そのサービスを100万人が使ったらどうなるのか。データベースが「100人が使うサービス」の仕様のままでは、問題が発生します。

奈良には「100万人が使うサービス」も作れるエンジニアになってほしいですね。

――最後に、TECH::EXPERTの受講を検討している方にアドバイスをお願いします。

奈良:TECH::EXPERTを受講すると、最初にRubyを学び、そのあとRuby on Railsを学びます。3ヶ月で両方学ぶので、最初に学ぶRubyの知識が卒業時には若干ぼんやりしてきてしまうかもしれません。

なので、必ず復習しましょう!

山下:Ruby on Railsはあくまでフレームワークに過ぎないです。「Ruby」という言語に向き合うことを忘れないでください。

英会話教室でも同じですが、3ヶ月で詰め込んだ知識は、それと同じくらい短い時間で抜けていきます。3ヶ月英語を勉強したら、その後も話し続けないと意味がないです。

プログラミングもそうです。

3ヶ月プログラミングを勉強したら、3ヶ月後には最初に学んだ内容を忘れてます。3ヶ月で学んだ内容を、自分の知識として定着させられるかは「自分次第」です。

もし学んだ内容を復習せず、忘れてしまうのだとしたらそれは「自分のせい」だと思います。きちんと言語の仕様を理解し、基礎を固めてください。

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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