【テックキャンプ×プロゲートCEO対談】 初心者からテクノロジー人材になるために必要なこと

テックキャンプ 、テックキャンプ エンジニア転職(旧TECH::EXPERT)を運営する株式会社div 代表取締役 真子 就有(まこ ゆきなり)が、テクノロジー時代のキーパーソンに話を聞く連載、TECH::LEADERS(テックリーダーズ)。 今回の対談ゲストは、株式会社Progate CEOの加藤 將倫(かとう まさのり)さんです。プログラミングが自動化される未来が来ても、仕事をし続けられるエンジニアになるために必要なこととは何でしょうか?また、そうなるために初心者からどのように学習をすれば良いのか。 テックキャンプとProgate(プロゲート)のCEOが「初心者からテクノロジー人材になるために必要なこと」を語り合います。 この記事の目次1 テクノロジー人材になるために「まずはサービスを1つ作り上げる」2 独学の挫折率が高いのは学習の最初 そこを乗り越えることが鍵3 モチベーション維持に最も大切なことは環境4 共に頑張る仲間を見つけよう5 プログラミングも自動化される時代、クリエイターとしてのエンジニアであれば生き残れる テクノロジー人材になるために「まずはサービスを1つ作り上げる」 加藤:さきほど真子さんが「テクノロジー人材」という言葉を使っていましたが、これからの世の中は、あらゆるものがよりIT化されていき、テクノロジーを理解する人とそうでない人のギャップがどんどんどんどん広がっていくと思うんですよ。 そうなったときに、テクノロジーを理解する側の立場に、なりたくてもなれない人が増えてしまうようでは嫌だなと。誰でもテクノロジーに興味を持ったら、少なくとも最初の一歩を踏み出せる状態であるべきだと思います。 真子:テクノロジーを使いこなして社会の問題を解決できる人材と、そうでない人材。この間には、明確に大きな差がありますよね。何か新しいことをしようという時に、テクノロジーを使わないという選択肢はもはやありえないです。 真子:テクノロジー人材になるためには、どれぐらい勉強すればいいと思いますか? というのも、プログラミングを学ぶ全ての人がエンジニアになりたいと思っているわけではないですよね。ただしプログラミングの重要性は理解していて、学習しようという意欲もある。 そういった人はどれくらいの学習量をこなせば「テクノロジー人材」と呼べると、加藤さんは考えていますか。 加藤:個人的な意見では、プログラミングは「ほんのさわりだけ」をやったところであまり意味がないと思ってます。そうした意味ではProgateのコンテンツは、まだまだ量的な課題があります。いまアップされているコンテンツは「さわりだけ」に近い初歩のものが多いですからね。 やはり簡単なもので構わないので、まずは自分の手でサイトを作り、公開してみることが大事だと思います。自分のポートフォリオサイト的なシンプルなもので十分なので、まずは公開するところまでやってほしいですね。 エンジニア職でない人であっても、1つのものを創り上げる経験をすればエンジニアがどういう気持ちでどんな仕事をしているのか細かいところまで理解できますし、今後コミュニケーションをとって仕事をする時に話せる内容が全然変わってきますから。 真子:全く同感です。僕もやはりテクノロジー人材になる上で大事なことは、サービスを作り上げてみることだと思います。プロトタイプレベルで構わないし、1回でもいいのでとにかくやること。 最低でもそのレベルまで体験しないことには、そもそもプログラミングを勉強したところで、プログラミングにどんな意義があり、何が楽しいことなのか理解出来ずじまいになる可能性があります。 加藤:確かにそうですね! 真子:もちろん、たまに未経験で少しコードを書くだけでも「うわ、めちゃめちゃ楽しい!」と言う人もいますけど、ほとんどの人はそうではありません。 自分で一個のサイトやサービスを作り上げることで何倍も学ぶ意義や喜びを感じられるんじゃないでしょうか。そこまでは1回、必ずやったほうがいい。 はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」 そんな方へ、読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料でプレゼント中! 独学の挫折率が高いのは学習の最初 そこを乗り越えることが鍵 真子:Progateのわかりやすさって、本当に素晴らしいと個人的に思うんです。それでも学習に挫折してしまう人は少なからずいますよね。 加藤:もちろん全員が挫折しないのが理想ですが、何十万人もユーザーがいると中には挫折してしまう人はいますね。 真子:そういう人ってどこで詰まって挫折しているんでしょう。例えばRubyであれば、Rubyはわかるけど、Ruby on Railsで詰まるという感じですか? 加藤:いえ。そこまで行けた人はむしろ修了率が高いですよ。 修了率が低いのは、本当に最初の方のカリキュラムですね。Rubyの一番最初のカリキュラムだったり、HTMLだったり。それらのコンテンツって、Progateにきた人が一番最初に触れるものですし、他のカリキュラムよりアクセスも多いので。 真子:1回とりあえず見に来たけど、別に「今日はやるつもりなかった」ってこともあるでしょうしね。一回アクセスして、カリキュラム進めるのは別の日にしようとか。 加藤:そうですね。最初のレッスンの場合、温度感があまり高くないユーザーもとりあえず見に来てくれたりするので、後の方のレッスンと比べて離脱率が高いのは仕方ない部分はあるかなと思っています。 真子:Progateのコンテンツって、初級編であれば1カリキュラム30分もあれば終わりますよね。個人的にはせっかくアクセスしたなら「やっぱ今度にしよう」「別の日でいいや」と後延ばしにするんじゃなくて、30分だけ時間を使って欲しい…。最初を乗り越えられるかどうかが鍵なので。 モチベーション維持に最も大切なことは環境 真子:加藤さんは「モチベーション維持」ってどうやったらできると考えてますか? 加藤:モチベーションの維持ですか。 僕個人の原体験では、作るのものが決まっていて、期限もあったというのは大きかったですね。当時は受託開発をしていたので「やらざるを得ない」という状態でした。それを作るために必要だから、必死にプログラミングを学ぶうちにどんどん楽しくなるというフロー状態に入ってました。 真子:プログラミングを学び始めて、すぐに受託開発を始めたのですね。 加藤:そうです。受託開発は大変でしたけど、楽しかったです。必要な技術を勉強するのも楽しかったし、その時期はプログラミング以外のことなんて一切やりたくないというレベルで没頭してました。 この記事のハッシュタグ#起業家インタビュー#プログラミング教育#起業#プログラミング#TECH::LEADERS共に頑張る仲間を見つけよう 加藤:僕は受託を受ける前、プログラミングを始めた本当の初期に、自分でゲームやアプリを作ろうとしました。でもそれは全部途中で投げ出してしまって。何事も中途半端だったんです。 その点、仕事だったらやるしかないじゃないですか。絶対に投げ出せないので。そういうマインドでプログラミングに没頭できたことで、本当に成長しましたね。 … Continue reading 【テックキャンプ×プロゲートCEO対談】 初心者からテクノロジー人材になるために必要なこと