31歳、転職4回、未経験でエンジニア転職成功

現役の学校教員とTECH::CAMPスタッフ二足のわらじ!プログラミング教育の真の課題と、教える側ができる事とは

作成: 2018.01.26 更新: 2018.03.22

 

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小・中学生の習い事として、人気が高まるプログラミング。子供を対象とするプログラミングスクールの新設が続いているほか、2020年には小学校でのプログラミング必修化が決定しています。

そんな中、子供を持つ親や学校の教員の方々が悩んでいるのは「プログラミングの教え方」では無いでしょうか。

今回はTECH::CAMP梅田校の責任者にして、現役の学校教員でもある渡辺慎也さんに、子供たちがプログラミングを学ぶための環境づくりについて話を聞きました。TECH::CAMPと学校。2つの教育現場で実際にプログラミングを教える渡辺さんが、1番心がけていることとは何なのでしょうか。

こんな疑問を抱えている方は、ぜひ渡辺さんのお話を参考にしてください!

・プログラミングを教えるなら、どういう教科書を用意したら良いのだろう?
・どういう授業をしたら、子供たちは喜んでくれるのだろう?
・そもそもプログラマーになりたいと思っていない子供も多い。プログラミングを教える意義は何なのだろう?

<渡辺慎也さん プロフィール>

28歳。
小学2年から高校3年まで野球。大学4年間はソフトボール部。卒業後に高校の体育教師となる。2016年にTECH::CAMPを受講するまではパソコンとは完全に無縁な生活だった。
趣味はお笑いとスポーツ観戦と食べること。いま1番楽しいのは、TECH::CAMP梅田校で過ごす時間。梅田校の受講生と大晦日に年越しそばを食べたのが最近の1番の思い出。

大学時代に目の当たりにしたガラケーの凋落。テクノロジーが世界を変えるということに気がついた

――現職の仕事内容を教えてください。

TECH::CAMP梅田校の責任者として、教室運営を担当しています。メンター(講師)のシフト調整などが、主な業務です。梅田校のメンターは皆、優秀なので助けられてばかりです(笑)

また梅田校の業務と並行して、大阪府内の高校で非常勤講師としての仕事もしています。メインの担当科目は体育ですが、国語とパソコンの授業もやっています。

そのため、いまは2つの仕事を掛け持っている形ですね。

――TECH::CAMPと府内の高校、2つの仕事を掛け持つキャリアを選んだ理由はなんですか?

本当に偶然の積み重ねでしかないんですよ。

元々、メインの仕事は教員でした。プログラミングは「楽しそうだな~」と思って、TECH::CAMP梅田校で始めました。つまり、単なる趣味だったんです。

ところが教室に通ううちに「TECH::CAMPのメンターにならないか」と誘いを受け、面白そうだったので話を受けてみたんです。そうしてメンターとして働くうちに、本格的にいまの働き方をするようになりました。

――そもそもプログラミングに興味を持ったきっかけは何でしたか?

iPhoneの登場です。僕は2009年4月に大学に入学したのですが、同期生のiPhoneの所有率はゼロに等しかったです。

大学2年の終わり頃になり、4人~5人ほど僕の知り合いがiPhoneを持つようになり「なんだかスマホが普及してきたなあ」と思っていました。その翌年には、同学年の半数近くがiPhoneを使うようになりました。大学4年の卒業式の時点ではAndroidも含め、スマホ率が100%近かったです。

実は僕自身、大学3年までガラケーを使っていました。まさかガラケーのシェアがここまで一瞬で無くなるなんて思っていなかったんですよ。

ほぼ100%だったガラケー率が、たった4年でスマートフォンに置き換わる。これって凄いことですよね。新たなテクノロジーが、世の中を一瞬で変える。その様をまざまざと見せつけられた気がしました。

iPhoneの爆発的な普及を目の当たりにしてからはテクノロジーが、僕の関心事になりました。かっこいいウェブサイトを見たら「これってどういう風に作られてるんだろう」というのが気になるようになり、作り方を調べたりもして。

そしてある時「iPhone」「テクノロジー」「ウェブサイト」という3つのワードに共通する要素はプログラミングだと気づき、学習を始めることにしました。2016年7月にTECH::CAMP梅田校でRuby on Railsのコースを受講し、いまに至ります。

サーバーサイドだけでなくデザインにも興味があるので、デザインコースのカリキュラムもやりましたね。デザインコースでAdobe Photoshopにハマって、いまでも画像を編集してよく遊んでます。

高校のパソコンの授業で、教師は具体的に何を教えているのか

――高校のパソコンの授業ではどんなことを教えていますか?

基本的にはHTMLとCSSです。一応、教科書があるのでそれをベースにカリキュラムを組んでます。

ただ、延々とHTMLとCSSをやるだけではどんな人でも飽きますよね。だから途中でわざと脱線して、皆でLINEスタンプを作って遊んだりもしてます(笑)

Photoshopを使える人はPhotoshopを使ってもいいし、スマホアプリで画像編集したい人はそれもOKです。かなり自由度を持たせてますね。

――授業を受けている学生のスキルは、どれくらいですか?

高校のパソコンコースの授業の一環という位置づけなので「パソコンなんて触ったこともない」という生徒は居ないです。

ただ、本格的なプログラミング経験がある生徒も居ないです。それなりにパソコンの使用経験があって、タイピングは問題なく出来るというくらいのレベルの生徒が集まっています。

ゲームが好きな生徒も多いです。「慣れたら、一気にプログラミングスキルが上達するに違いない」というポテンシャルを秘めた生徒が多いので、教えていて楽しいです。

たとえば授業で「この内容はちょっと難しいかもしれないな・・・」というやや技術的な話をしても皆、分からなかったところは自分でちゃんと調べて追いついてくれるんです。

中には夏休みの間に自主的にWebサイト制作を勉強し、休み明けに成果物を見せてくれた生徒もいました。これは本当に素晴らしいことです。僕が教えている生徒は皆、まだまだスキルが伸びると思います。

プログラミング教育の真の課題は、教員の意識。学びやすい環境作りのため、学校ができること

――2020年にプログラミング教育は必修化されます。学生にプログラミングを教える上で、学校側の課題はどういうものだと思いますか?

「教員の意識」だと思います。

教員がパソコンやプログラミングに苦手意識を持っていたら、授業をしたところで生徒に「プログラミングはこういう風に役に立つよ」「プログラミングって楽しいよ!」ということが伝えられるわけがないですよね。

――確かにそうですね。

パソコンが苦手な教員って、実はとても多いんです。

年代が上の人だけでなく、20代前半の教員でもそうです。僕よりも若い先生が、パソコンを使いこなせず「あ、私はIT系弱いんで!」と覚えることさえ諦める様子を何度も目にしてきました。

実際、教育現場はIT化が遅れていて、パソコンがなくても仕事が出来てしまうんですよね。だから覚える機会が無いのだと思います。

とはいえ、それではプログラミングを必修化したところで「教えられる先生が居ない」という問題は解決しないので・・・。根が深い問題です。

――学生がプログラミングを楽しく学べる環境を作るには、何をすべきなのでしょう。

他の先生の協力が絶対に必要です。先生同士が一致団結しなければ、新しい取り組みはうまくいかないので。これはプログラミングに限ったことでは無いです。

たとえば僕の場合、生徒がパソコンの授業で作品を作ったら、職員室で他の先生に「あの生徒、こんなに面白いもの作ったんですよ!」と必ず情報を共有しています。

こういう情報共有をしておくだけで、他の先生がその生徒に「すごく良い作品をパソコンの授業で作ったと聞いたよ。凄いね!」と声を掛けてくれるようになります。

こういうちょっとした声掛けが、生徒の大きなモチベーションアップになるんです。そもそも褒められて嫌な気分になる人って居ないですしね。それにプログラミングに詳しくない先生でも、パソコンの授業の成果物を見ればどこがどう動いているのかは何となくわかります。だからどんな先生でも、生徒が作った作品を褒めることができます。

つまり、僕はパソコンの授業は「先生が褒める」「褒められた生徒が、学習へのモチベーションを高める」という連鎖が生まれやすい科目だと思っているんです。

こうした連鎖を生む環境づくりには、やはり第一段階として他の先生の協力は欠かせないですね。

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教員はプログラミングができない子を叱らないで欲しい。子供にプログラミングを教える時に大事なこと

――どういう人がプログラミングを学ぶと、スキルが伸びやすい傾向にありますか?

物事にのめり込むタイプの人ですね。周りが手をつけられなくなるくらい、1つのことに熱中する人は伸びます。

TECH::CAMP梅田校でも、説明会を開くとよく「私は文系でプログラミング未経験なんですけど、プログラミングができるようになりますか?」と質問を受けるんです。

そういう時、僕は「まず一度コードを書いてみてください。やってみて”これ好きだな”と思えたら、絶対すぐ身につくので心配要らないです」と言ってますね。

――プログラミングが必修化されると、子供達はプログラミングが好きか否かに関わらず絶対にコードを書くことになります。自ら好きなことを学ぶのと、授業で強制的に習うのでは学習効率に大きな差が出ますよね。

僕が懸念しているのは、まさにその点です。今回のプログラミング必修化の取り組みが本当に価値があるものになるかどうか、まだなんとも言えないなあ・・・というのが正直な気持ちです。

ただ、あえて言うなら2020年から小学校で始まるプログラミングの授業が、素質のある子がスキルを楽しく伸ばせる機会になればいいと思っています。

クラスには、プログラミングが苦手な子供も必ずいます。必修化が始まっても、どうかそういう子供を叱らないでほしいです。

プログラミングは「苦手なのに、絶対にやらなくてはいけないもの」では無いです。どんな人にも向き・不向きはあります。先生方にはプログラミングが苦手な子供を叱り、無理やりスキルを伸ばすのではなく、素質のある子供を育てることを大事にしてほしいです。

小学校で褒められる機会が多いのは勉強ができる子と運動ができる子、人前で発表するのが得意な子です。ですがプログラミングが得意な子は、この3つのいずれにも該当しないことがあります。

せっかく素晴らしい才能があるのに、褒めてもらえない子供が小学校には沢山います。そういう子供が輝く機会になればいいですね。

エンジニアになった兄と、プログラミングを辞めた弟。2人の明暗を分けたものとは

――梅田校で教える中で、特に印象に残っている受講生はいますか?

ある兄弟の受講生が、強烈に印象に残っています。一足先に受講を始めた兄の紹介で、弟が後から入ってきました。

兄はTECH::CAMP梅田校の受講開始から毎日10時間休むことなくずっとプログラミングを続け、未経験から1ヶ月半でオリジナルのWebアプリを完成させました。これはとてつもないハイペースです。

受講終了後もプログラミングを続け、大学卒業後はある企業にエンジニアとして就職。その後、転職に成功して2社目に移りました。2社目に入った時点で、プログラミング学習を始めてからまだ1年半です。たった1年半で、ここまで急速なステップアップを遂げる人なんて中々居ないです。

弟は京大生で、めちゃめちゃ優秀でした。梅田校に入ってからちょうど1ヶ月でカリキュラムを終えてあっという間にレベルの高いコードを書けるようになりました。

ところが弟はカリキュラムを一通り最後までやったら満足したのか、スキルを伸ばすことを止めたんです。兄のようにオリジナルアプリを作ることもせず、梅田校のメンター採用試験も受けるだけ受けて、落ちました。いまではもうプログラミングに関することは、何もやっていないと聞きます。

2人とも優秀ながら、学習の継続力の有無だけでここまでエンジニアとして差が開く・・・というのは衝撃的でした。短期の学習だけでなく「継続すること」の大切さを学びました。

一度コードを書いて、楽しかったら続ければ良い。楽しいことを仕事にできるかもしれないのだから

――TECH::CAMPは2017年8月にコースを全面的にリニューアル。非エンジニアの社会人も対象に、広い層が学習しやすいカリキュラムへと生まれ変わりましたね。このことの意義はなんだと考えていますか?

プログラミングの重要性は「英語」と比較すると分かりやすいです。英語力はあるに越したことは無いし、今後より重要性が増すものです。外国人と話すのが楽しいのも間違いないです。でも、無くても普通に仕事はできますよね。

プログラミングも、英語と似ています。プログラミングを学べば自分でWebサービスが作れるようになるのはもちろん、エンジニアとのコミュニケーションが円滑になります。プログラミングスキルは業務改善にも役立ちます。

ただ、プログラミングを学んだ全ての人がエンジニアになる必要は無いですよね。同様に全てのビジネスパーソンが開発スキルを身につける必要も無いです。

では、何故プログラミングを学ぶべきなのか。その答えは、難しく考える必要なんて無いです。一回試しにやってみて、楽しかったらもっとやった方が良い。ただそれだけです。

やってみて楽しければ、やめる理由なんて無いですよね。しかも、社会的にエンジニアは不足しています。楽しいことをそのまま仕事にできる可能性が十分にある。こんな最高なことって、他に無いですよ。

――TECH::CAMPの受講を考えている方に、アドバイスをお願いします。

受講すべきかどうか・・・と迷うくらいなら、まずは飛び込んでしまった方が良いです!迷っている時間がもったい無いです。何はともあれ無料体験会に行き、実際にプログラミングをやってみてください。

そして、実際にプログラミングを始めるからには1日30分でも良いので毎日学習を続けてください。毎日地道に続ければ、必ずスキルが身につきます。

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この記事を書いた人

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Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。