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エンジニア派遣の働き方について、メリット・デメリットを解説

更新: 2021.03.03

正社員は勤務時間や日数が固定で働きにくいと感じる人は多いです。
特に、パソコンさえあれば仕事の場所を選ばないエンジニアは、このように感じている人は多くみられます。

正社員ではないエンジニアの働き方として「エンジニア派遣」というが人気を集めています。
この記事にたどり着いたあなたは、エンジニア派遣について興味があり、以下のような疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。

・エンジニア派遣という働き方に興味があるが、具体的にどのようなものかわからない
・正社員としてエンジニアをするのが就業の時間・規則の面から辛く、派遣に切り替えたい
・派遣エンジニアになったら自分の希望した業務内容と案件のミスマッチがなく、途切れることなく仕事を紹介してもらいたいこの記事では園児に派遣という働き方や、働く上でのメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
今後のキャリアを考えるための参考にしてください。

この記事の目次

この記事のまとめ

エンジニア派遣(技術者派遣)とは?

エンジニアを求めている会社に、特定の期間エンジニアを派遣し、技術を提供する働き方が「エンジニア派遣(技術者派遣)」です。

エンジニアは派遣を行っている人材派遣の会社に登録しますが、その会社で働くのではありません。エンジニアを求めて仕事の依頼を出している企業の開発に関わる案件などをこなします。

企業に派遣されるエンジニアは「派遣エンジニア」と呼ばれることが多いです。

IT業界では一つのプロジェクトや事業の単位で組織が動くことが多いです。その際に必要となるエンジニアを、期間を設けて雇用ことで、効率的に人材を確保できます。そのためエンジニア派遣のシステムは、多くの企業で活用されています。
IT業界は人材不足ということもあり、システム開発などを行う企業としては、エンジニアの人数が多いほど助かります。

派遣エンジニアとして働くメリット

派遣エンジニアとして働くメリットとしては、主に以下のようなものがあります。

・ライフスタイルに合わせて働きやすい
・未経験でも働ける案件が多い
・派遣の中では高収入
・様々な環境で働ける
・たくさんの人と出会える
・正社員登用される可能性がある

各項目については、以降の本文で詳しく説明していきます。

派遣エンジニアとして働くデメリット

メリットがある一方で、派遣エンジニアとして働くには以下のようなデメリットもあります。

・非正規雇用という不安定な働き方
・給与・福利厚生で正社員に劣る場合がある
・雇用期間が限定されている
・責任のある重要な業務を任されにくい
・派遣会社に対する帰属意識を持ちにくい

こちらについても詳しく解説していきます。

派遣エンジニアとして働くのは慎重に

派遣エンジニアとして働くことは、正社員として働くよりも自由が効きやすいです。勤務時間や出勤ペースなどをプライベートに合わせて決められる職場も多いです。

しかし、作業する現場が頻繁に変わったり、所属が不明確だったりと、不安に感じることも多いでしょう。安心感や安定感という点は正社員と大きく異なります。
安定感・安心感を求めるならば、やはり正社員として働くことをおすすめします。

派遣エンジニアとして働くべきかどうかは、いまの自身の状態や、今後のキャリアなどと照らし合わせて決めましょう。

 

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エンジニア派遣(技術者派遣)とはどういう働き方?

エンジニア(技術者)を求めている会社に、特定の期間エンジニアを派遣する制度のことです。
エンジニアは派遣を行っている人材派遣の会社に登録しますが、その会社で働くわけではありません。エンジニアを求めて仕事の依頼を出している企業の仕事をこなすことになります。

派遣会社はエンジニアを紹介した際にマージンを得ています。それが派遣会社の主な収入源となっています。
派遣された技術者は、派遣先となる企業で作業をしていくことになります。
働き方は企業によって異なりますが、依頼された仕事をこなした分につき報酬が支払われる方法(一般派遣)と、正社員のように働く方法(特定派遣)などに分かれます。

システムエンジニアだけでなく、ネットワークエンジニアやヘルプデスクなどでも派遣で働く人は増加中です。
多くの企業でIT分野への投資が活発化していることもあり、派遣エンジニアの時給も高騰しています。
これも派遣エンジニアが人気を集めている理由の一つです。

派遣エンジニアを望む人は多い

「派遣」という言葉を聞くと、「毎月仕事があるかもわからない不安定な働き方」だったり、「正社員に比べると収入が低い」だったりと、ネガティブなイメージを抱く人も多くいます。

しかし、イメージとは裏腹に、派遣エンジニアという働き方は人気を集めているのです。

システムエンジニアなどはPCさえあれば会社に出勤しなくても仕事ができます。
そのため、規則が数多く設けられてしまう正社員ではなく、就業時間などの面で自由が利きやすく気軽に働ける派遣社員を選択をする人が増えてきているのです。IT業界では顕著です。
派遣社員は残業が少ない場合もあり、それでいて給与も他業種の派遣よりも高額な傾向があります。その点にメリットを感じて派遣を選ぶ人が急増中です。
2015年時点で、技術者派遣業界で働くエンジニアは、20万人以上いるというデータもあります。

参照:「派遣エンジニアって不安定で儲からない」はウソ? 派遣のメリット・デメリットとは。

エンジニア派遣の種類

エンジニア派遣には大きく分けると「一般派遣(登録型派遣)」「紹介予定派遣」「特定派遣(常用型派遣)」の3つに分かれます。
それぞれの違いについて説明していきます。

一般派遣(登録型派遣)

まず、登録している派遣会社から仕事が紹介されます。派遣社員は仕事を依頼している企業と雇用契約を結び、特定の期間内で仕事を行います。
時給制で働く場合が多いですが、仕事をこなした分だけ報酬が支払われる出来高制の場合もあります。

「派遣」というとこの一般派遣のことを指す場合が多く、派遣労働者の9割ほどが一般派遣(登録型派遣)で働いているとされています。
雇用期間はおおむね1〜3年ほどです。雇用期間が満期になると、その時点で契約も終了します。

仕事内容や企業を選べ、比較的自由に働ける点が一般派遣として働く大きなメリットです。
一方で、雇用期間が決められているため、契約が終われば新しい仕事を探さなければならないというデメリットもあります。
一つの企業での仕事が終わってもすぐに仕事にありつけず、収入が安定しない可能性も考えなければなりません。

紹介予定派遣

紹介予定派遣では、派遣期間は派遣社員として扱われます。しかし、期間終了後に正社員、あるいは契約社員として働くことを前提として雇用する派遣形態です。

派遣の期間は一般派遣のように時給制で働き、その後は月給制・年俸制などその企業の制度に従って雇用条件が変更となります。

派遣期間が終われば正社員になれる可能性もあるため、仕事が安定しやすいです。
しかし、紹介予定派遣の形態を採用している企業は、現状少ないです。そのため仕事の選択肢の幅は狭まってしまいます。

特定派遣(常用型派遣)

特定派遣は、派遣先となる会社に正社員として勤務する働き方です。
就業規則は派遣先の会社に従うことになり、派遣先の正社員とほぼ同じ条件で働くことになります。

特定派遣は、エンジニア派遣などIT技術者の派遣では多く見られる雇用形態です。常用型派遣とも呼ばれます。
待遇は正社員と同じになるため、基本給に加え賞与が支払われたり、有給を使うことも可能です。企業に派遣されていない期間でも給料が支払われるので、次の仕事を探す期間でも収入面で安定します。

ただ、正社員と同じく責任が求められたり、残業なども発生する可能性もあります。
多くの人がイメージする派遣社員とは少し異なる働き方です。

派遣エンジニアになるには

基本的に、エンジニアの人材派遣を行っている会社に登録をすることで派遣エンジニアになれます。以降はあなた自身の能力やキャリアを加味して、仕事の紹介を受けることになります。

登録の際に簡単な面接・面談を行う場合もあります。落とされることは少ないようですが、しっかりと履歴書を書き、自分の長所短所を伝え、志望動機を伝えられるように練習しておきましょう。

登録後も、仕事を獲得するためには自己アピールの機会が設けられることもあります。倍率が高い仕事の場合は、スキルのアピールや、志望動機をしっかり考えて伝えなければなりません。
以下の記事を参考に、面接や履歴書の対策をしておきましょう。

参照:面接や履歴書で自分の長所・短所を上手に伝える方法を解説

派遣エンジニアの主な職種と業務内容

具体的に派遣エンジニアにはどのような職種があるのでしょうか。
主な業務内容とともに解説していきます。

システムエンジニア(SE)

システム開発における要件定義や、プログラムの仕組みを細かく定めてプログラマーに指示を出す仕様書の作成などを行うのがシステムエンジニアの仕事です。
主にソフトウェアの開発を担当します。

プログラミングスキルはもちろんのこと、営業の社員とともに顧客の元へ赴き、要望を引き出したり、ニーズの解決方法を提案したりといったコミュニケーション能力も求められます。

ネットワークエンジニア

無線LANやコンピュータなどのハードウェアをつなぐネットワークを設計するのがネットワークエンジニアの仕事です。
セキュリティの面も考慮して、トラブルが起きないようにネットワークを構築していく責任のある仕事です。

データベースエンジニア

企業で使っているデータベースの保守・点検・管理を行うことが主な仕事隣ます。
膨大なデータを滞りなく運用し、安全に動作するよう常に管理します。
社外のデータベースのみならず、自社内で使っているデータベースの保守なども行います。

Webデザイナー

ホームページなどの製作において、フロントエンドのデザインを担当します。

ユーザーの心理を考え、適切なUI/UXデザインを中心に構築していくのがWebデザイナーの主な仕事です。

HTMLやCSSのスキルに加え、Javascriptのプログラミングスキルを求められることがあります。

ITコンサルタント

営業のように外部の企業に赴き、ITやテクノロジーの知識を用いてコンサルティングを行うのがITコンサルタントです。
顧客の抱える悩みを引き出し、それが自社の製品・サービスでどのように解決できるのかを説明します。
契約を獲得することのみならず、製品やサービスを販売した後のアフターフォローも欠かせません。使ってみての感想や、追加の製品提案をしていきます。

プログラマー

エンジニアがまとめた仕様書に沿って、実際にプログラミングを行うのがプログラマーの仕事です。
システムの仕組みづくりを行う重要な役割を果たします。
製品が完成した後のテスト作業(デバッグ)も行います。

システムエンジニア、あるいはプログラマーがシステム開発の全体を担当することもあるので、肩書きと仕事内容は企業によって異なります。

参照:システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の違いは?仕事内容や収入の差など解説

ヘルプデスク

社内で発生したシステムなどの不具合を解決に導くのがヘルプデスクの主な仕事です。電話などで遠隔で不具合の対応をサポート。社内での作業を滞りなく進めるためにも重要な職種です。

自社の製品やアプリケーションの仕組みなどについて把握しておく必要があり、専門的な知識も求められます。ただ、プログラミングの作業を直接担当することは少ないため、プログラミング未経験者でも採用になる場合が多いです。

英語力を身につければ、外資系の企業でも働け、収入アップも狙えます。

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正社員と派遣社員の雇用形態の違い

エンジニアなどの技術者に限らず、正社員と派遣社員には以下のような雇用形態の違いがあります。
詳しく解説していきます。

無期雇用契約と無期雇用契約

正社員として働く場合、基本的に企業と無期雇用契約を結ぶことになります。
正社員は雇用されている期間の制限がなく、原則として自ら退職を届け出ない限りは雇用が続くという特徴があります(企業の事情によるリストラなどの可能性はある)。

派遣社員の場合、派遣先の会社と有期雇用契約を結びます。
契約が満期になれば、その時点で雇用関係は終了します。
正社員は同じ会社に長い期間働き続けることができますが、派遣社員の場合は、決められた期間以上働くことができません(後述しますが、原則として最長3年とされています)。

一定期間で新しい職場を探さなければならない派遣社員は、正社員ほど安定的に仕事をし続ける事が難しい傾向があります。

派遣社員は雇い主が派遣会社となる

正社員や契約社員などは、企業に直接雇用されています。
しかし、派遣社員の雇用主は、派遣先の企業ではなく、派遣社員が登録した派遣会社となります。

派遣社員でも「特別派遣(常用型派遣)で働いている場合は、待遇などは派遣先の企業の正社員と同様になるものの、自分の雇い主となるのは派遣会社です。

普段働いている上では特に意識する事はないかもしれません。しかし、例えば急な事情で休みを取りたい場合、派遣先の企業と雇い主である派遣会社の両方に連絡を入れなければなりません。
このような時に、雇い主が異なることを意識するでしょう。

立場の違い

派遣先の企業では正社員と派遣社員では立場の違いが生じる事が多いです。
責任のある仕事を任されたり、リーダー職を務め、社員のマネジメントなどを担当するのは正社員になることがほとんどでしょう。
派遣社員の役割としては、正社員の指示に従って業務を行ったり、正社員のサポートをすることが基本です。

会社内での立場として、派遣社員は正社員と比べると弱くなりやすい傾向があります。こ
れは昇格や昇給にも関わってくる問題です。

もし派遣社員の会社内における立場を気にするのであれば、正社員として転職あるいは正社員登用のある企業への転職を考えましょう。

 

社会的信用の差

正社員と派遣社員では社会的な信用にも差が出てきます。
部屋を借りる時やローンを組むとき、クレジットカードを作るときなどは正社員の方が信用もあり、審査に通りやすいです。

派遣社員自体の社会的な地位はそれほど高くないと判断されることが多く、生活の上で困ることもあるかもしれません。
仕事だけでなく生活の面からも正社員になるべきか、派遣社員になるべきか考えたほうが良いでしょう。

エンジニアなど技術者派遣の企業ニーズは高い

IT業界では一つのプロジェクトや事業の単位で組織が動くことが多いです。
その際に必要となるエンジニアを、期間を設けて雇用できる派遣のシステムは効率的に人材を確保でき流ため、IT企業を中心に広く活用されています。

新卒や中途で正社員を採用した場合、原則として企業と無期雇用契約を結ぶことになります。しかし、企業側のニーズとして、一つのプロジェクト達成までの期間内だけ技術者を雇いたいというものもあるのです。
そのため、開発の仕事をアウトソーシングしたり、派遣エンジニアを採用して対応したりしています。
有期雇用契約となる技術者派遣ならば、一時的にエンジニアを採用することができるので、企業のニーズとマッチした人材の確保が可能となるのです。
さらに、エンジニアを社内に確保できれば、外部にアウトソーシングするより意思疎通が図りやすいです。派遣エンジニアを採用する利点となります。

技術者派遣を活用している主な業界

技術者派遣を活用し、派遣エンジニアの派遣先となる企業には以下のようなものがあります。一部紹介いたします。

IT業界

慢性的な人材不足が続くIT業界では、エンジニアやプログラマーは喉から手が出るほどほしい存在です。
正社員としての採用が厳しい中小企業や、受託開発を行っている企業などでは、派遣エンジニアを積極的に採用している場合があります。

ソフトウェア開発を行うシステムエンジニア(SE)の求人も多いが、電子機器のトラブルシューティングやネットワークの解説などハードウェアを対応できるエンジニア(カスタマーエンジニアやネットワークエンジニアなど)の求人も多いです。

製造業(メーカー)

製造業(メーカー)はエンジニアの派遣先となるケースが非常に多いです。
例えば自動車メーカー、家電メーカー、住宅製品メーカーなどは、製品の開発のためにエンジニアを求めています。

システム開発のほかに電気回路の開発や、顧客にトラブルが発生した時の対応などのためのエンジニアも求めています。
プログラミングの知識だけでなく、電子・電気・半導体などの知識・取り扱いのスキルが求められる場合もあります。

必要となるスキルや知識は派遣先となる企業の業種、分野、部門によって異なので、求人の内容などはよくチェックしておきましょう。

宇宙・航空機業界

宇宙開発や航空に関係する機器の開発にも派遣エンジニアが関わる場合があります。
顧客は日本や研究をしている大学などになり、最先端の技術に触れることも可能となるのです。

宇宙開発ともなれば、非常に大規模な作業となるでしょう。
国家単位の仕事ですので関係する人数も多くなります。全体で数百人ものエンジニアが開発に関わることもあるので、一般企業で働くだけではできない経験を積むことになります。

建築業界

建築業界でも派遣エンジニアが求められています。
建築エンジニア(技術者)と呼ばれる職種があ理、建物の構造や建築に使う材料を分析し、設計・施工などを担当します。そして現場での作業進捗を管理し、遅れがないか、問題がないかなどを把握することも仕事に含まれます。

室内でパソコンで作業するだけがエンジニアの仕事ではありません。

エンジニアとしてのプログラミングスキルの他に、建築士の資格も必要となる場合があります。

2018年9月29日の労働者派遣法の改正による影響

平成27年(2015年)に労働者派遣法が改正されました。これにより特定労働者派遣(常用型派遣)が廃止されることとなっています。
現在(2018年5月時点)は3年間の経過措置期間にあたるため、特定派遣でエンジニアを雇っている企業もあります。
しかし、平成30年(2018年)9月29日をもってすべて一般派遣(登録型派遣)に移行する事になっています。

IT系の技術者は特定派遣(常用型派遣)で働いている人も多いため少なからず影響は出るかもしれません。
ただ、派遣契約ではなく準委任契約で仕事を請負っているエンジニアも多いです。準委任契約は労働者派遣法の適用外のため、影響はほとんどないと見られます。

 

また、労働者派遣法の改正により、すべての業務に対して、派遣期間に「派遣先事業所単位」「派遣労働者個人単位」という2種類の制限が設けられました。

「事業者ごとの期間制限」として、派遣労働者が同一の派遣先で働ける期間は3年が上限となりました。もし3年を超えて働く場合、派遣先企業での過半数労働組合等への意見聴取を実施したうえで期間延長の手続きが必要となります。

「個人の期間制限」として、政令26業務と呼ばれる事務用機器操作、秘書、通訳・翻訳、機械設計といった特定の業務と、自由化業務と呼ばれ原則1年、最長でも3年という上限を制限されていた業務の区分がなくなりました。
これにより全ての業務について、同じ派遣先事業所の同一組織で派遣就業できる期間は、派遣労働者ごとに最長3年という期間制限が設けられました。

参照:準委任契約とは?請負契約や派遣契約との違いを解説

派遣エンジニアとして働くメリット

エンジニアの中で人気な働き方として注目されている派遣エンジニア。
派遣エンジニアとして働く上で得られるメリットは様々あります。技術力のアップや収入面など、メリットを紹介します。

ライフスタイルに合わせて働きやすい

派遣エンジニアとして働く大きなメリットとしては、自分のライフスタイルを優先して仕事を選ぶこともできるということでしょう。
派遣先の企業によりますが、プライベートな時間を優先したいという人にとっては働きやすくなるケースが多いです。
育児や介護、引越しといった事情が発生しても、その期間だけ仕事のスケジュールを調整することで、無理なく働くこともできます。

正社員より働き方に自由が利くという点で、派遣エンジニアの雇用形態にメリットを感じている人は多いです。

未経験でも働ける案件が多い

ITの世界は慢性的な人手不足が続いています。そのため、派遣エンジニアについては経験がない人でも募集している案件・企業は多いです。プログラミングの経験がない、実務の経験がない人でも仕事の紹介を受けやすいです。

ただ問題として、もちろんプログラミングスキルがないのにシステムエンジニアなどを務めるのは難しいということがあります。
未経験の場合、まずはヘルプデスクなどからスタートし、徐々に経験を積んでエンジニアやプログラマーとしての仕事をこなしていくことになるでしょう。

派遣エンジニアとして仕事を自由に選ぶためには、プログラミングのスキルを身につけておくことをおすすめします。

 

派遣業界の中では高収入

派遣エンジニアは他の職種の派遣と比較すると収入の相場が高いです。そのため、派遣として働いても、高収入になる傾向があります。
プログラミングスキルや豊富なITの知識など、テクニカルな能力必要となるエンジニアはその分収入も高くなりやすいです。

給与だけで見れば正社員相当の金額になる場合もあります。他の業種の場合、正社員と比較すると給与は下回るのが一般的です。収入の多さも派遣エンジニアが人気な理由の一つです。

様々な環境で働ける

派遣エンジニアは派遣先の企業と雇用期間を設けており、その期間が終われば雇用契約は切れてしまいます。
複数の職場を転々としなければなりませんが、「様々な環境で働ける」というメリットもあります。
環境が変われば業務の内容も変わることでしょう。これまで経験したことのない業務を担当すれば、自身のスキルアップもできるはずです。

様々な現場に身を置くことで、先輩社員からの指導方法も変わります。特定の会社の特定の人から指導を受けるのとは異なり、様々な人の価値観や技術の影響を受ける機会となるでしょう。
経験やスキルの幅が広がることは派遣エンジニアのメリットになります。
契約が終わり、次の仕事を探す上で、選択肢の幅も広がります。

たくさんの人と出会える

また、職場環境が変わるもう1つのメリットとして、たくさんの人と出会えることがあります。
1年から、長くて3年ほどで職場は変わってしまいますが、その都度新しい人と接する機会が生まれます。

派遣として働く中で出会った人々は、会社との契約が切れた後も関係を持ち続けられます。自分が困った時に助けてくれたり、情報を交換し合える存在になったりするかもしません。

頻繁に新しい人間関係を構築しなければならないのはストレスがかかる面もあるでしょう。しかし、1つの会社で働き続けていたのでは得られないメリットにもなります。

人間関係が苦手という人にとっては、短い期間で職場から離れることになるので、無理に人間関係を持たなくて済むというメリットにもつながります。

正社員登用される可能性がある

派遣エンジニアとして優秀だと評価されれば、正社員として引き抜きの話を持ちかけられることもあるでしょう。
場合によっては大手の企業で働いたことをきっかけに、就職の難しい大手に入社できることも考えられます。
安定的に仕事がほしい、収入面で派遣のままでは不安と考える人にとって、正社員登用は非常に嬉しい話となるでしょう。

しかし、必ずしも正社員登用の話があるわけではありません。仕事での成果を残すことはもちろん、社内の付き合いや人間関係なども含めての高い評価があって初めて、正社員登用の話が出る場合が多いです。
大手の企業に正社員となりたいと考えると、それだけ大きな成果を残すことが求められるでしょう。

そもそも社員登用の制度がない会社も多く、正社員になれるかどうかは派遣される企業や部門・部署によって変わります。
派遣として働き続けても正社員登用の可能性が低いのであれば、派遣として培ったキャリアを武器に転職活動をするのが良いでしょう。

以下の記事では、正社員登用されやすい人の特徴についてまとめています。こちらも合わせて読んでみてください。

参照:正社員登用されやすい人の特徴や、その方法について解説

派遣エンジニアとして働くデメリット

働く上で自由が利き、給与面でも高い傾向のある派遣エンジニア。一見すると理想的な働き方に思えますが、もちろんデメリットや問題もあります。
メリットと合わせて理解しておきましょう。

非正規雇用という不安定な働き方

正社員のように就業時間や規則に縛られにくい派遣ですが、「非正規雇用である」というい不安は拭い去れないでしょう。
「派遣切り」という言葉を聞くこともあります。派遣されているエンジニアは会社の都合などによりリストラになるリスクが非常に高いです。
正社員ですらリストラされる可能性がある昨今。派遣社員の働き方は不安視されやすいです。

技術力があったり、成果を残しているのならばリストラになる可能性は下げられるかもしれません。
しかし、派遣という働き方を選んでいる以上、いつリストラになるかわからないものです。
雇用の面での不安はつきものです。その上で派遣エンジニアになるかどうかを慎重に考えましょう。

給与・福利厚生で正社員に劣る場合がある

派遣業界の中では、給与は高くなりやすい派遣エンジニア。しかし、賞与は支払われない契約になっていることも多く、年収を比較すると正社員より低くなるケースは多々あります。
福利厚生の面でも正社員しか適用されないものもあります。収入や待遇面で正社員と差が出ることも理解しておいてください。

雇用期間が限定されている

派遣の場合、雇用期間はおおむね1〜3年程度になることが多いです。また、先ほど説明した、平成27年の派遣法改正により、派遣の雇用期間の上限が3年までに設定されました。
派遣社員が長い期間にわたって、継続して働くことがさらに難しくなりました。

派遣エンジニアも、最高で3年間までしか契約が続かないことになります。新しい職場・現場を探す必要があるのです。
職場や現場が変わることで新しい人とのネットワークが広がったり、経験したことにない仕事についてキャリアアップにつながるかもしれません。
しかし、環境がわかることによるストレスを強く感じる人も多くいるでしょう。新しい仕事に慣れたり、一から人間関係を作るのは一苦労です。

自分に合う仕事や現場が見つかったとしても、やがてその環境をはなれることが余儀なくされます。

責任のある重要な業務を任されにくい

派遣エンジニアは企業や組織の中では弱い立場にあることが多いです。そのため、責任ある重要な業務を任されることは少ない傾向があります。
責任ある大きな仕事を任せられるのは主に正社員となるでしょう。派遣エンジニアは正社員の支援を中心に活動することが多いです。

重要な業務を任され、うまくこなせれば、キャリアの上でも大きな進歩になります。
しかし、派遣エンジニアの状態ではそういった活躍の機会には恵まれにくいです。したがってキャリアアップの狙いにくいでしょう。

キャリアアップが狙えないとなると、収入アップもしにくくなります。
もし自分自身のキャリアを上げたいのならば、派遣エンジニアとして身につけた経験を武器に正社員に転職するのがおすすめです。

派遣会社に対する帰属意識を持ちにくい

派遣エンジニアは、基本的に派遣先となる企業に赴いて作業をすることが多いです。
派遣会社に足を運ぶのは、報告書をまとめるときだったり、新しく仕事を紹介してもらうときだったりと、ごく短い時間のみになります。

すると、自分の所属に対する認識や、雇い主である派遣会社に対する帰属意識が持てず、苦労する人も多くでてきます。

派遣会社に勤めている人たち以上に派遣先の人と仲良くなるケースも多く、自分の居場所となるかもしれません。
しかしその会社との契約が満期になった際、せっかくできた関係が希薄になってしまう可能性も高いです。
そのことを踏まえて人間関係をつくらなければならない心苦しさもあります。

派遣の仕事をすぐに見つけるには

「派遣会社に登録したが、全然仕事を紹介してもらえない。」
そのような事態に陥ってしまうことも考えられます。

派遣会社に登録した後に、できるだけ早く仕事を見つけられるコツについても解説します。

派遣会社とコミュニケーションを取る

派遣元の会社に登録しておしまいではなく、会社とコミュニケーションをとるようにしましょう。その会社の社員の人とコミュニケーションを積極的にとってください。

自分の持っているスキルやこれまでのキャリア、勤務条件の希望をしっかりと伝えることで、自分にあった仕事を早い期間で紹介してもらいやすくなるでしょう。

高いプログラミングスキルを身につける

派遣会社に集められる案件の中でも、高度なプログラミングスキルが求められる仕事は、給与も高い分対応できる人材がいないという状態になりやすいです。
逆にプログラミング初心者や未経験者でも対応できる仕事は、給与も安い分、倍率も高くなりやすい傾向があります。

高いプログラミングスキルを身につけておくことで、人材がいなくて困っている案件にも対応できるようになります。よって仕事も効率よく見つけられるようになるでしょう。

実務や自身で勉強をして、どんどんスキルアップを図っていくべきです。
初めての方におすすめのプログラミング言語としては、汎用的に用いられ、開発用の言語として採用している企業も多い「Ruby」「Python」「Java」「Javascript」などがいいでしょう。

参照:【2018年版】初心者はどの言語が良い?おすすめプログラミング言語ランキングTOP10

資格を多く所有する

資格は、自分の持っているスキルの証明になります。資格を多く所有しているほど、スキルや知識の幅が広いと認められやすくなります。
あらゆる分野に対応できるスキルがあると判断されれば、仕事を紹介してもらいやすくなるでしょう。

以下の記事ではエンジニアやプログラマーに役立つ資格を紹介しているのでぜひ参考にしてください。

参照:IT技術者の年収や必要なスキル・資格を徹底解説

技術者派遣の業界の実態と抱える問題

実際のところ、エンジニアなどの技術者派遣の業界には大きな問題点があります。これは派遣エンジニアになるかどうか考える上で、必ず意識しなければならない事です。
不当な働き方をしないためにも、派遣先となる企業の業務内容や就業のルールには注意を払う必要があります。

年齢の問題を頭に入れておく

エンジニアやプログラマーは年齢によって仕事の量が大きく変わるとされています。
派遣エンジニア全体の時給金額平均は大きく上がっているものの、企業側の気持ちとしてはできる限り人件費を下げたいのが実情です。

すると企業は案件を依頼するエンジニアに年齢制限を設ける事があります。
エンジニア・プログラマーとしてキャリアが長く、報酬単価も高い技術者ではなく、単価の比較的低い若手技術者に仕事を依頼することが多くなるのです。

「プログラマー35歳定年説」というものもあり、プログラマーは35歳頃を境に仕事量や収入面に不満を感じてしまうやすい傾向があります。そして転職したり、キャリアアップを考え始めます。
派遣エンジニアとして働くのならば、年齢の問題が立ちはだかってくる事でしょう。自身の年齢を考えた上で派遣として働くのか、正社員として働くのかを選ぶべきです。

派遣先企業の体制によって働き方はさまざま

派遣エンジニアの働き方は、派遣先となる企業の体制によってさまざまです。必要となるスキルも就業時間も、適用される福利厚生なども異なります。
中には派遣に対して違法な就業時間を強いていたという事例もあるようで、十分な注意が必要です。

派遣先企業がどのような体制なのか、評判はどうなのか、事前に派遣会社に聞いて把握しておくと良いでしょう。

派遣先の企業としてはどこがいいのか?

技術者派遣は、派遣される会社によって業務内容は異なり、多様です。
例えば、ある製品の開発を行う際に、上流工程(要件定義や仕様書作成)の部分のみを行う企業もあれば、下請けや孫請け企業として、下流工程(プログラミングやテスト)を行う企業もあります。

中にはエンジニアが担当するとは思えない、書類作成などの雑務を請け負っている企業を派遣エンジニアに任せる企業もあるとのこと。全くもってプログラミングスキルを使わない仕事についてしまう可能性もあります。
システム開発の受託会社に派遣されたことで、長時間残業したというケースもあるようです。

できれば、開発の上流工程を担当している、あるいは自社でサービスや製品を開発している企業に派遣されることをおすすめします。
実際にエンジニアとして必要なスキルを活かせ、プログラミングの技術も向上さられる環境に身を置けることでしょう。

派遣先の企業としてどこがいいのかと考える時は、上流工程を担当している企業や自社サービスを開発している企業だと、希望に近い働き方をしやすい傾向があります。

一概に言い切ることは難しいですが、派遣先を選ぶときの参考にしてください。

自分はお客様ではないという自覚を持つ

派遣先の企業に赴いたとしても、自分はお客様として出向いているわけではないという自覚を持ちましょう。
就業時間になった瞬間から、自分は周りの社員と同じように働かなければなりません。

つまり手取り足取りわからないことを教えてくれる環境ではないということを認識しておくべきです。わからないことがあれば先輩となる社員に自分から直接質問しに行かなければなりません。

時間をかけた研修などは期待できない場合が多いです。プロとしての意識を持ち、最高のパフォーマンスを出せる様にしておく必要があります。
できることなら派遣として働き始める前に、必要となるスキルは身につけておきたいです。エンジニア派遣ならば技術開発に使うプログラミングスキル、顧客との商談・要件定義に必要なコミュニケーションスキルなどを磨いておきましょう。

派遣エンジニアからキャリアアップを目指すなら

派遣エンジニアからキャリアアップを目指すのであれば、まずは正社員に転職するというのが一番確実な方法です。
正社員ならば昇進・昇給につながる仕事を任せてもらいやすくなるので、キャリアも積み上げやすいです。

キャリアアップが図れれば、収入や待遇もさらに良くなります。派遣エンジニアとして働くことに不安や限界を感じるのであれば、正社員への転職も視野に入れると良いでしょう。

派遣エンジニアとして様々な現場を経験し、多くの仕事に携わってきたという実績は正社員の転職面接でも大きなアピールポイントになります。
むしろたくさんの職場を経験していれば、仕事選択の幅も広がりますので、転職活動において有利に働くでしょう。

派遣エンジニアとして働く前に

未経験でも仕事とが見つかるのが派遣エンジニアの大きな特徴でもあります。

しかし、プログラミング未経験では選べる職種は限られており、希望の仕事を受けられない可能性が高いです。

もし派遣エンジニアになるのだとしても、まずはプログラミングスキルを身につけておくべきでしょう。

ソフトウェアの開発に関わるエンジニアならばプログラミングのスキルは必須となります。派遣登録をする前に、プログラミングスクールで授業を受け、スキルを身につけることをおすすめします。

以下の記事では、社会人、初心者におすすめのプログラミングスクールを紹介しています。こちらをぜひ参考にしてみてください。

さいごに

この記事を受け、派遣エンジニアを目指そうと考えた人も多いでしょう。
しかし、派遣エンジニアとして働くかどうか判断する上で立ちはだかる問題も多いです。特にあなた自身の将来のキャリアに関する問題は、しっかり向き合わなければなりません。

派遣エンジニアは確かに働きやすい形態です。ただ、キャリアの面を考えると、順調に出世していくという道ではないことは確かです。
社会的な立場などを考えると、派遣社員はやや生活面での不便を感じることもあるでしょう。

正社員にはならず、派遣社員を経験後、フリーランスになるということも可能ではあります。
それでもやはり仕事が不安定なことには変わら図、むしろ自分で仕事を見つけなければならす、もっと大変になるかもしれません。
所属が不明確という点で不安に感じることもあります。

派遣エンジニアとして働くかべきかどうかは、慎重に考えましょう。

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新卒でベンチャー企業の営業に就職。残業がほぼない会社だったため、仕事が終わったら趣味のブログを書く毎日を送っていました。3年ほど勤めて退職し、ブログをきっかけにテックキャンプ ブログでライターデビュー。好きなものはマンガ、テニス、イラスト、サメです。

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