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創業90年目の老舗石鹸メーカーにITイノベーションを起こすまで

更新: 2020.07.07

「アナログな中小企業だからこそ、マーケティングテクノロジーを駆使して大きなイノベーションを起こせる」という思いで、大手外資系消費財メーカーから社員30名の老舗石鹸メーカーに転職された峰松さん。

「創業90年目の老舗石鹸メーカーにITイノベーションを起こすまで」というテーマで、お話をお伺いしました。

プロフィール   峰松加奈 さん

1990年生まれ、25歳。外資系消費財メーカのユニリーバに新卒で入社。

2015年夏より大阪・八尾にある社員30名の創業90年目の老舗石鹸会社、木村石鹸工業に転職。商品企画部門がなかったため、マーケティング室を立ち上げ、自社ブランドの開発に取り組んでいる。

共通言語としての「デザイン」「マーケティング」「プログラミング」の習得を通して、ビジネスと作り手の架け橋になりたい、会社と商品の魅力を、ITを駆使しもっとうまく伝えられるようになりたい、という思いからテックキャンプを受講。

そこでの学びを活かし、現在は、デジタルコーポレートブランディング・新規商品戦略企画・PRなどのブランドマーケティングから、メディア運営・ウェブ広告活用などのウェブマーケティングまでの職務を一人で担当。

世界最大級の消費財メーカーから転身、地方の石鹸会社へ

──何がきっかけ/魅力で今の仕事についたのですか?

ひよっこの私が、こんなこと言うとマーケッターの先輩方に怒られちゃいますが、前の会社では大きな新製品開発プロジェクトを2つ経験させてもらい、大きな会社が行っている「マーケティング」の一連のプロセスが、どんなものか大体理解することが出来ました。

グローバルカンパニーの中でダイナミックに働く面白さもありましたが、自分のブランドをゼロから立ち上げ、またそれを大きくスケールさせたいという思いが段々と強くなり、今の会社への転職を決意しました。

木村石鹸は大正創業のいわゆる町工場、中小企業です。今まではお客さんのご依頼で製品を作るOEMがメインでしたが、これから自社ブランドを立ち上げて大きく育てて行きたいということで、ちょうど私のやりたいことと会社の目指す方向性がマッチしました。

──具体的な仕事内容としてはどのようなことをするのですか?

転職のタイミングで新しい部署を立ち上げたので、会社から決められた仕事はないのですが、自社ブランドの確立という大きな中長期目標を達成するために、思いつくことは何でも提案して実行しています。

例えば、新規ブランドの立案であったり、既存ブランドの売上を伸ばすための販促活動・ブログ・SNSの運営などによる外部への発信などを行っています。

これをやれという明確な指示はないので、自分で戦略を立てて実行まで行えます。それを自由にやらせてくれる所が一番の魅力です。なにもないからこそ、自分の仕事の如何で大きく成長させることができるところが良いですね。

プログラミングはエンジニア以外の職種でも習得すべきスキル、分業体制の価値観は時代遅れ

──木村石鹸でのIT活用はどのような状況なのでしょうか?

これはわたしも入社して大変驚いたことですが、「LINEは使えるけどメールは苦手」とか「未だにネットで何か購入することに、恐怖心がある人が沢山いる」だとか、ITといって良いのか分かりませんが、インターネットやテクノロジーに対する意識が想像のはるか向こう側でした笑。

もちろん社内のコミュニケーション手段も紙や電話が主で、メールを導入した時も結構反発があったとかなかったとか笑。実際に30名しか社員がいないのに社内の情報共有も上手くできていないように見受けられました。

東京にいると分からないですが、実は地方の小さな会社では、意外にそんな所もまだ沢山あるのかもしれませんね。

──アナログな会社にIT要素が盛り込まれると、どんなイノベーションが生まれると思いますか?

ITが何を指すかにもよると思いますが、会社はさきほどお話したような状況なので、ブログやSNS運用できる人間がひとりいるだけで革命的ですよね笑。

またイノベーションという意味では、リアルプロダクトを作っているようなメーカーは、会社の規模に関わらずIT・テクノロジーに疎いところがあるので、活用すればするだけメリットがあります。

だって、社員30名の地方の町工場からIoT石鹸とか出てきたら、めちゃくちゃ面白いじゃないですか!IoT石鹸を開発するかは別として、うちは掃除や家事に関する洗剤や石鹸を作っているので、「家事」を楽にしたり、面白くするウェブサービスなんかを作ってもいいと思っています。

そういう意味では、早くエンジニアを採用していきたいという密かな野望もあります。こういう取り組みは、むしろうちのような小さい会社こそ、活用しない手はありません。

中小企業の中では「マーケティング」や「テクノロジー」の重要性に気付いている会社はほとんどないので、パイオニアになれる可能性が十分にあります。

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──エンジニア以外の職種の人がプログラミングを習得することに、どんなメリットがあると思いますか?

正直、マーケッターを仕事にしている人は、プログラミングの基礎的な事は基礎知識として学んでおくべきだという認識は元からありました。

マーケッターは「各分野のプロ、例えばデザイナーとかエンジニアとか色んな人を上手く使って最適なアウトプットを出す」ことが自分たちの仕事、というように教えられます。

なので新人は徹底的に、要件をまとめるスキルやFBのスキルがどれだけ大事かという事を叩き込まれ、そのクオリティーの如何でプロジェクトの成否が決まるという考えの元、働いています。

しかし、正直デザインもプログラムも全く分からないど素人ですから、コミュニケーションがうまくいく訳ないんです。

もちろん、マーケッターが実際に手を動かす必要はないと思うんですけど、デザイナーはデザイナーの仕事、プログラミングはプログラマーの仕事だからマーケターは関与しないという完全に分業体制志向の価値観は、時代遅れかなと思ってました。

ですから、特に大きな会社でいわゆる「マーケティング職」についている人にとっては、プログラミングやデザインを習得することで、彼らとの共通言語ができ、日々の外部のエージェンシーとのやりとりが円滑になり、プロジェクトの質も上がるのではないかと思っています。

非エンジニアにとってプログラミングは高すぎる壁ではない

──非エンジニアがプログラミングを学ぶことはハードルが高いものではありませんでしたか?

実を言うとエンジニアの友人も沢山いるし、ググればなんとかなるだろうと最初は独学でやろうと思ったんです。しかし、いざ調べてみると、全然情報がまとまっていないと言うか、そもそも何を調べればいいのか分からず、途方にくれました。

それでTECH:CAMPに通うことにしたのですが、スキルを身につけるという以上にプログラミングを純粋に楽しんでいる自分がいました。自分は文系なので結構大変かなと不安もあったのですが、プログラミングも「言語」です。

まさに外国語を学んでいる時の感覚と似ていて、実は文系の人にも親しみやすいのでは?と思っています。いま振り返ってみると、説明で終わらず、作る過程で覚えるカリキュラム、教室に通うスタイルなどが自分に合っていたのかなと思います。

特にわたしの場合は、どれだけ自分の意思が弱いか、怠け者かと自分の特性を把握していたので、とにかく「教室に行く」ことを自分に課せば、なんとかカリキュラムを終わらせることが出来るだろうと思いました笑。

実際に、その効果はあったし、教室で出会えたメンターの方や他の受講生との交流が励みになり無事にカリキュラムを終えプログラミングを身につけることができました。

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今こそプログラミングを学ぶチャンス

──プログラミング学習に興味のある同世代の方々に向けてメッセージをください

わたしの場合は、プログラミングに興味のある人よりも、興味のない人達にむけて声を大にして言いたいです笑。

自分はマーケッターだからという理由でデザインやプログラミングのことを知らなくて良いという時代ではなくなってきています。英語と同じように、これからはプログラミングへの理解が仕事を主体的にする上で、必須のスキルになってくるのではと感じます。

仕事で直接プログラミングを書くことがない人も、あと数年以内には必ず必要で役立つ知識になります。プログラマーとコミュニケーションをとる機会は、仕事をする上で今後ますます増えていく一方、プログラミングの基礎を知った上でコミュニケーションをとれる人間はまだまだ少ないです。

そんな中、プログラマーと円滑にやり取りできる人間は大きな差別化になります。是非とも、普段仕事で直接触れることのない方、むしろそういう方こそ、プログラミングを一度勉強してみると良いのではと思います。

また、テックキャンプでも、大学生はもちろん、高校生まで普通に結構な人数が生徒として受講しています。同世代のみなさん、いつまでも若いと思っていたら大間違いです。あっという間に、下の世代に置いて行かれてしまいますよ笑!

 

峰松さん、貴重なお話ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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