9/24(日)、第3回目となるテックキャンプアンバサダー限定イベントを開催しました!
この日のテーマは「最新のAIビジネス事情」。今最もアツいテクノロジーの1つということもあり、おかげさまで参加者は80名を超え、盛況のうちに終えることができました。
今回もTECH::NOTEでは、イベントの内容を一部お届けします。
※2018年4月1日更新 人工知能に関する一部表現を修正いたしました。
この記事の目次
AIとは
出典:http://journal.jp.fujitsu.com/
AI(人工知能)は「人間の思考を模倣するプログラム」の総称です。人の手で、人間の知的振る舞いに近いプログラムを生み出すのを目指すのが人工知能の開発です。
ちなみに人工知能とよく似た言葉には「人工無脳」があります。人工無脳とは端的に言うと「ボット」です。人間の思考や言語を「一見理解しているように見える」プログラムを指す言葉です。実際には人間と人工無脳の間には、会話は成立しません。
ここまではなんとなく理解している方がほとんどかと思います。
それでは、AIはさらに「強いAI」と「弱いAI」にわけて定義されることはご存知でしょうか?
上記の問いに対し、参加者の方同士でシンキングタイムを設けたところ、たいへん盛り上がっていました。このように、アンバサダーイベントの講演は一方的に登壇者が話すのではなく、参加者同士でテーマごとに議論する時間があるもの特徴です。
議論を経て少し会場が温まったところで、再び講演に戻ります。AIの基礎的な話に必ずといっていいほど出てくる「弱いAI」「強いAI」。簡単に説明すると以下のようになります。
弱いAI
「弱いAI」とは囲碁対局や自動運転など、ある領域に特化して知的処理を行うAIのことです。既に日常のあらゆる場面で活躍しています。
強いAI
一方「強いAI」とは、例えばドラえもんのように人間と同様の思考活動ができるAIを指しますが、こちらは現在も実用化に至っていません。
AIの歴史や種類、最新事例について詳しく知りたい方は、コチラの記事がオススメです。
AI(人工知能)とは?AIの歴史と機械学習、ディープラーニングの最新事例を紹介
なぜ今AIが注目されているのか
現在、第3次AIブームが到来していると言われています。
このブームの背景には大きく3つの要因が挙げられます。
まず1つ目が、ビックデータを収集・活用できるようになったことです。
デジタル機器が急速に普及したことで、全世界レベルで膨大なデータを集めることができるようになりました。その量は、2010年から2020年にかけて約40倍増と見込まれています。
2つ目はディープラーニングという手法が確立したことです。
この手法により、集まった大量のデータをこれまで以上の早さと正確さで学習することができるようになりました。
3つ目は計算資源が準備可能になったことです。
高度な計算をこなせるコンピューターがクラウドサービスとしてリリースされ、さらに計算に必要なGPUの性能UPと低価格化が実現したことにより、利用しやすくなりました。
今のAIブームを◯◯に例えると?これが分かる人は AI(人工知能)の専門家レベル…かも
AIのビジネス活用
AIは既に多岐に渡る分野で導入されています。
三井住友銀行のコールセンターで顧客対応をサポートしたり、医学分野では病気の診断や治療法の提案などに役立った例が話題になりました。
しかし、ディープラーニングの手法を使えばAIが何でもこなせるようになる、という考えには少々誤解があります。というのも、ディープラーニングを用いて何を学習し、何を推論させるかは、人間が決める必要があるからです。
また、学習させるデータのチューニングには専門知識を要します。まずは音声や画像認識など、既に効果が実証されている領域で活用するのがオススメです。
さらに、AI活用により普及した「自動運転」や「家庭用AIアシスタント」等のプラットフォームを利用して新たなビジネスを生むというアプローチも良いでしょう。
テックキャンプ プログラミング教養 AIコースについて
テックキャンプ プログラミング教養ではいよいよ10/12(木)からAI(人工知能)コースが開講します。
プログラミング知識はもちろん、初心者にとって難しい数学や統計の知識は不要です。コードを書きながらAIの基本知識を実践的に学ぶことができます。気になる方は、一度テックキャンプの公式サイトをご覧ください。
テックキャンプアンバサダーについて
今回はアンバサダー限定勉強会の一部の内容をお届けしました。
テックキャンプでは、2017年8月よりテックキャンプ プログラミング教養受講生と卒業生の方を対象に「テックキャンプアンバサダー」を開始しています。
制度の概要や申込方法など、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
また、TECH::NOTEでは前回までのイベントレポートも公開しています。
ぜひご参考ください。
仕事の生産性を3倍にするには?|テックキャンプアンバサダー向け限定イベント開始!
AR/VR市場の未来はどうなる?│テックキャンプアンバサダー限定イベントレポート
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