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【テックキャンプ1期生の起業】Oisixグループ入り「食のシェアリングサービス」で実現したい社会とは

更新: 2020.06.25

毎日当たり前のように行われる”食べる”という行為。

特に主婦の方は晩御飯や子供のお弁当など、日々悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、テックキャンプ卒業生であり、主婦などの空き時間を利用した家庭料理のシェアリングサービスを手がけ、2017年4月にOisixグループ入りをした株式会社ふらりーと代表の齋藤 大斗さんにお話を伺いました。

<プロフィール>
齋藤 大斗さん
株式会社ふらりーと代表取締役
2015年テックキャンプ(第1期生)を受講後、株式会社ふらりーとを起業

家庭の中だけで完結する子育てではなく「シェアする」ことで根本的な課題解決を

ーー「食」という領域で起業をしようと思ったきっかけを教えてください。

元々大学2年生の終わりに起業したいと思ったきっかけがあって。そして起業するのであれば、一番興味のある「食」の分野でビジネスを立ち上げたいと考えました。

「食」という市場の中で今、どんなところにニーズがあるのだろうと考えたところ、子育て中のお母さんの課題に目が留まりました。よく言われていますが、お母さんを取り巻く現状は根が深い領域です。

僕のような子育てをしていない人は「食」について、たくさんの選択肢があります。安いコンビニ弁当を買ってきてもいいし、気軽に外食に行くこともできます。しかし子供がいるとそうもいきませんし、取れる選択肢が少なくなってしまうんです。

そこで「お母さんと食」という観点でアプローチをしていこうと思ったのが出発点です。

 

ーー特にどのようなことに課題を感じていますか?

今、世の中には「家庭の中で子育てを完結させること」を最適化するサービスが多いんです。それは、現状に沿った課題解決策です。

それはそれでとても価値があると思うのですが、僕たちはそもそも論のアプローチ、つまり「子育てや家庭料理をシェアする」という文脈の中から課題解決をしても良いのではないかと考えました。

「子育て」というものを家庭の中だけで完結させようとするのは、無理があるのではないかと思っているんです。

1年半くらい前にとあるTV番組で「今、母親に起きている危機」についての特集がありました。もともと「子育て」は地域の共同体や村で行なっていたけれど、今は特に都心部では人と人との繋がりが少なく、家庭の中で完結するものになってしまっていることを問題とする内容でした。

母親の脳や身体のつくりは、昔からそれほど変わっているわけではありません。しかし現代社会の環境は、共同体で「子育て」をしていた頃から大きく変わっています。そのズレが大きいために、育て方に悩む人や、苦しさのあまり虐待をしてしまう人、自己肯定感が低くなってしまう人など、様々な課題が出てきています。

プログラミングの仕組みを理解していることは多くの場面で役立っている

ーーテックキャンプで学んだプログラミングの知識やスキルは、起業・サービス開発に際してどのように役立っていますか?

WebアプリケーションやWebサイトの仕組み・概念の理解はもちろんのこと、開発の流れを一通り理解していることは起業に際してとても役に立っていると思います。

僕は、アプリケーションの全てを設計・開発することは自分ではできません。しかし、ちょっとした変更はできるなど小回りがききます。

例えばデザイナーにWebページを一枚作ってもらったとして、それと同じようなレイアウトのものをもう一つ作りたいとします。知識が全くなければもう一度そのデザイナーさんに制作をお願いしなければならないですが、ある程度の知識があれば「ここをコピー&ペーストして作ればできそうだな」と考えることができます。

やっている作業としては些細なことなのですが、ある程度の理解がないとできないこと、プログラミングの理解ができているのといないのとでは差が生まれるところだと思います。

エンジニアと会話する時や、機能開発における見積もりの内容をみる時など、様々な場面で役に立っています。

ーーこれから起業したいと考えている方や、プログラミングの学習を考えている方にアドバイスはありますか?

プログラミングを学ぶと世の中が面白く見えてきます。

普段目にしているHTMLやCSSでできた簡単なWebサイトがどうやって表示されているかということが理解できるだけで、世界が広がって楽しいという感覚がありました。

また、起業するのであれば経営者の理解の有無で、エンジニアや社内でのコミュニケーションの取り方が違ってくると思います。エンジニアの手が足りない時などに緊急対応ができるかどうかとか、一見地味ですが開発のスピード感が違ってくるだろうなと思います。

特にサービスの立ち上げ時は、経営者自らプログラミングをして開発を担当するというやり方もあります。

自己肯定感を高めるサービスで、寛容で優しい社会を作る

ーー起業した当初から今まで、どんなことを大切にしてきましたか?

僕は、人の生活を気持ちの部分で豊かにしたいと思っていて。人の幸せに直接貢献できるようなサービスを作るということを大切にしています。

何かしらの課題に対して明確に困っているという人がいて、そこに対してサービスを提供して、「このサービスがあって本当に良かった」と思ってもらえるようものを作りたいです。

最初からそういうことを考えてやっていたわけではないのですが、サービス開発や運営を行なっていく中で、ユーザーさんや様々な経営者の方と触れ合い、自分の考え方が磨かれていきました。

 

ーー現在開発されているサービスや、ふらりーとの事業を通して、どんな社会を実現したいですか?

人の幸せと密接に関係する「自己肯定感」を高めていくサービスを作っていきたいと思っています。結局幸せはどこからくるかというと「自己肯定感」が高いか低いかによると思うんです。どれだけお金を持っていたとしても、自己肯定感が低かったら幸せではありません。

世の中の大きな文脈から見ても、そのようなサービスは必要だと思っていて。

経済的な格差は今後ますます広がっていくと思いますが、経済的な格差が幸福の格差につながってはいけない。そう考えた時にハード(仕組み)とソフト(感情)2つの面で課題を捉えることが必要です。僕たちは、ソフト面で人の幸せや自己肯定感を高めるようなサービスを作っていきたいと思っています。

個人的には、朝の満員電車がとても悲しいんですよね。誰かにキレたり、余裕のない人が多いなと感じます。

適度に助け合ってやりがいを持ちながら生活したり、誰かに必要とされていることを確かに感じられたりすることで、寛容な社会になっていくのではないかと考えています。

僕たちのサービスを通じて、寛容で優しい社会を実現したいです。

――齋藤さん、ありがとうございました!

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テックキャンプ大阪1期(2015年9月受講)卒業生の早川晋平さんは、テックキャンプ受講後に起業。「ドキュメントの整理整頓」と「ペーパーレス化」に重きを置いた、クラウドストレージサービスを運営しています。早川さんにお話を聞きました。

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